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免許更新 受付の神

免許更新の期限が近づいてきた。

維水志の誕生日は年末。本来なら年末の慌ただしい時に時間を作らなければならながいが、最近は融通が利くようになって、誕生日の前後1か月の間に更新を済ませればいいことになっている。

職業上、これはとても有難い。

年内はとてもじゃないけど無理だったが、ようやく時間に余裕が出てきたので昨日行ってきた。

更新、と言っても今回は書類を提出し、受けなければいけない講習の日程を決めるだけである。

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本来はVTRで行きたかったのだが、ついでに灯油を買ってこなければいけないので車で出かける。

これが失敗だった。

まず警察署の駐車場がむちゃくちゃ混雑している。

警察署に面した道路から渋滞が始まっているにも関わらず、パトカーは悠然と横を通って中に入り「パトカー」と書いてあるところに停め、その後交通整理をするのかと思いきや、とっととの署内に入っていってしまうのだ。

おいおい、この状況を何とかせいよ。

何台か出て行く車があるのに、なんで先に進まないのか?

維水志の位置からでは先がどうなってるのか見えない。短気な維水志は、いったん車から降りて駐車場内を確認しにいく。

ああ、奥にもう一つゲートがあって警察関係の車両が出入りしてるんだ。一般の駐車場は満杯だ。

そして車に戻ろうとすると、列をすり抜けてこちら側に向かってくるやからがいるので思わず、「横入りすんの?」と文句を言ってやったらその警察の車両だった。

で、仕方なく待っているのだが、午前の受付時間12時まであと30分ほどしかない。

これって、講習を受けに来ている人たちの車だとしたら、それが終わる時間にならないと空かないんじゃないだろうか?という不安が募って来た。

しょーがないんで機転を利かして別の方法で対処し、なんとかピンチを乗り切った。

で、まずは隣りにある交通安全協会で印紙を購入。

「違反運転者」というレイベルが気に入らんが自分が悪いので仕方ない。4千円を支払う。

続いて本署に行くとこちらもすごい混雑。

まずは先ほどデパートの前にある撮影機械で撮ってきた写真をカットしないといかん。

神奈川では市によって警察署で写真を撮ってくれるところとそうじゃないところがある。ここは自分で持ち込む。

尋ねると、そちらで切ってくれるのだと言う。あら、有難い。

じゃあ・・・。

免許更新の受付は・・・・、と。

おお、あった、あった。

すでに4人ぐらい並んでいる列の後ろに立つ。

そこに、

受付の神

がいた。

ものすごいスピードでしゃべり、一切の感情の起伏がない。これをビジネスライクというのだが、冷たさを感じない。

自分の番がやってきたので更新手続きに書いてあった、運転免許証、更新連絡書(お知らせのはがき)、申請用写真、証書を堂々と並べると、神が語った。

「受付の書類は自分で書くタイプのものと機械で処理するものとございますがどうされますか?機械でなさる場合はそこに機械がありますのでそちらで作成をお願いします。同じタイプのものが反対側にもございます」

と一気にまくし立てるのだった。

そーいや普通、記入すべき書類があるわな。はは・・・。

で、機械を見ると、あーこれ、免許証を入れて暗証番号を2回入れるやつだ、とわかった。

その通りにやるとすぐに必要事項が記入された申込書が出てきた。すごい便利。

それでも自筆でないといけない部分もあるので記入してまた列に並ぶ。

書類が受理されると、受付のすぐ横にある機械で目の検査も行うのだ。

維水志の番だ。

申込書を堂々と出してやった。すると、

神:「クリアファイルに入れて出していただきますか?」

維:「へ?」

神:「クリアファイルに入れて出していただきますか?」

維:「どこにあるんですか、それ?」

神:「すぐ後ろにございます」

維:「ああ」

神:「○○さーん!」

おいおい・・・。すぐ手を伸ばせば届く位置にあんのに、その一瞬の間に他の人の順番にしちゃうのかい。

仕方あるまい。

ファイルに書類を挟み、たった今呼ばれた人の後ろに並ぶ。

今度こそ。

神:「ではお掛けになってお待ちください」

だが、すぐまた名前を呼ばれた。

何かと思ったら、

神:「こちら裏側に必要事項が何も記入されていないのでもう一度書いて提出していただきますか?」

維:「へ?」

よくわからんかったので、当然「その手順てどこに書いてあるんですか?」と問う。

神:「そちらに全部書いてあります」

と、差し出す手のひらの方向を見ると、なるほど全部書いてあった。

はは・・・・。

指示通り全部書いて再び列に並ぶ。3回目にしてようやく受理されたのだった。

席に座って大人しく待ちながら、神の見事な裁きを見ていると、そこにじいさんが現れた。

相手が誰であろうと神の話すスピードは変わらない。

一定である。そして速い。

神:「では目の検査をしますからそこにある機械を覗いてください」

じ:「メガネを忘れてもうた」

神:「メガネがないなら裸眼でやっていただくしかありませんが見えないなら更新はできません」

じ:「持ってきたはずなんだが・・・」

神:「メガネが見つかったらまたおいでください」

それでもじいさんは粘り、裸眼でトライしようとする。

神:「では中に映っている輪の空いている部分が上下左右のどこかをおっしゃってください。では始めますどうぞ」

じ:「・・・・・・・」

神:「メガネが見つかってから来てください。○○さーん」

と、維水志の対応の時のように、間髪入れず次の人の名前を呼ぶ。が、

じ:「ああ、ここにあったんだ」

と、じいさんは踵を返しながら胸ポケットからメガネを取り出し再び機械に向かう。

そのような執拗なじいさんの粘り攻撃に神は怯むことはない。

神:「ではどうぞ」

最初の二つをクリアしたじいさんだったが三つ目になった途端黙ってしまった。まずいっ!

間髪入れず、

神:「ではメガネを替えてからまたお越しください」

じ:「代わりのメガネはないんだが」

神:「それはこちらでは分かりかねますが。○○さーん」

決して「ああ、そうおっしゃられてもねぇ、ちゃんと見えるメガネを使わなきゃダメなんですよ」とかではない。

「それはこちらでは分かりかねますが」

なのだ。

だが、まったく嫌味を感じないのは神のなせる業だからだろうか。

とにかく、そういった調子で粘るじいさんもあえなく撃退されてしまったのである。

見ていて滑稽極まりない。

あ~あ、じいさん、そりゃダメだろー。神の手を煩わせちゃってぇ・・・・。

「はっ!」

気づいた。

お、俺もそんな感じだった?もしかして?

受理されるまで3回も並んだのは誰だ!?

う~・・・・。将来、ああはなりたくないのだけれど、すでにその兆候が見られるんじゃ・・・。

そんなふうにショックを受けていると、神が維水志のフルネームを呼んでいる。

行くと、先ほどの写真を切り取り、写真の切れ端をゴミ箱に捨て、写真を証書に貼って、いろんなところにハンコを押していくのだが、その動きに一切の無駄がない。

まさに神業!

気がついたが、これも対象者の名前を呼んでから、そいつが受付に来るまでのまごついたりする時間を想定しているのだ。つまり、先に名前を呼んでおいてから処理に入る。

維水志の場合、速攻で受付まで行ったが、それでもその手際の良さを見ているとちっとも待たされた気がしないのである。

もしかして午前9時から受付終了の12時までの3時間、このテンションで作業をしているとしたら、それはやはり神!

この集中力はすごい!

維水志なら3日やったら絶対に痩せられると思う。

そして一通り講習日程の説明をよどみのない流ちょうな速さで説明し、最後に、

神:「はい、今日はこれまででーす。お疲れさまでした」

の、一言も忘れない。

感動したわ。

維水志の住んでいる市の警察署には「受付の神」がいる!

・・・・・・。

え?講習会、3月?

じゃあ12月中に受付だけしておいてもよかったかな?

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↑「その受付の人をそんな風に観察してるやつもいないだろう」と、思われたら・・・

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