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ユーモアのセンス

ユーモアとはコミュニケーションをスムーズにする潤滑油である。

と、何かの教材で読んだ。

確かにそうだ。

だが、維水志、ことユーモアに関してはまるでセンスがないのである。

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前々回ぐらいの記事にある、中高と同じ学校だったサケウチの取り計らいで、中学時代の後輩「ちん」と何十年ぶりかに再会できた、という話の中のことである。

飲み会のアレンジでサケウチとちんの間でメールのやり取りがあった。

ちんは、「(サケウチ先輩や維水志先輩に)会うのがもう何十年ぶりかになるからお互いの顔がわからなかったらどうしましょう?」という不安をサケウチに漏らした。

飲み会の席でちん本人に聞いたのだが、この数か月前にちんが自身の中学の同級生に久しぶりに再会したとき、最初、誰だか全くわかんなかったそうだ。

自分の同級生でさえそれならば、たった一年ではあれど、先輩である我々はなおさら分かりづらいであろうことは容易に想像がつく。不安になるのはもっともだ。

それに対するサケウチの返しがこうだ。

「俺は身長が2メートル50センチで体重が135キロまで成長した」

と言うのである。

これ自体は面白くないし、嘘であることは容易に判断できよう。

だからこそ、「そんなわけないでしょう?」と軽くかわせるし、メールでのやり取りとは言え、和みにはなる。

だが、サケウチにしてみればこれは次への伏線だったのだ。

飲み会の数日前、再び確認のメールをする。

ちんは、ひょっとして自分も本人だとわかってもらえないかもしれないという不安を払拭できずに、目印として自分のかけているメガネの特徴を知らせたんだそうだ。

それに対してサケウチは、

「わかるからだいじょぶだろ。だけど俺は体重が100キロを超えたし、維水志は顔は変わらないんだけど、頭はだいぶいっちゃったよ。それについては触れちゃダメだからな」

と、返したそうだ。

さすがに返事に困ったのか、それに対するちんの返信は、

「はい」

だけだったそうである。

笑う。

もちろん維水志の頭は禿げあがってない。

その返信を見たサケウチは「してやったり」と思ったそうだ。

ちんのやつ、これで一気にテンションが下がったろうと。

久しぶりに再会する先輩が、デブと禿に化してんじゃなあ・・・。

当日、待ち合わせ場所に一番最後に行ったのは維水志だった。

当然そんなやり取りがあったことはつゆ知らずの維水志は、二人が自分を見た時の明るい笑顔の反応が、もちろん久しぶりの再会に喜ぶ姿だったろうと疑わなかった。

が、「ほら、髪の毛、引っ張ってみ」というサケウチのちんへの声がけは意味がわかんなかった。

そんないきさつもあったのか、とわかったのは飲み会の席に入って事情を知ってからである。

飲み会ではその話で随分と盛り上がった。

「テンション下がったろ!」と攻めまくるサケウチに、ちんも「そんなことありませーん!外見は関係ないです」と返すのがやっとだが、「サケウチ先輩の100キロ越えは嘘だと思いましたけど、維水志先輩の(禿の)ほうは『もしかして本当かも』と半分信じちゃいました」と最後には告白した。

そして酔った勢いでか、後輩のちんに髪の毛を引っ張られた。

他愛のないことだけれど、こんなジョーク一つで随分と久しぶりの再会が和まされたのである。

あるなー。

ユーモアのセンス。

さすが我が同胞、サケウチである。機知に富んでいる。

羨ましい。

維水志に、こういったユーモアのセンスは無い。

流行りの言葉なら「真面目か」と言ったところか。

第一印象としては丁寧なのだろうけれど、

硬い。

コミュニケーションがしにくい。

ここ最近、新しい出会いと言えば、倶楽部員を始め、ブログで知り合った人たちとの初対面の場面か。

そのどれを思い出してみても硬い印象だったと思われる。

そんな時に機知の富んだユーモアの一つでもかませれば随分と違った印象になるのだろう。

原因としては構えてしまう、ということがある。小心者なのだ。

少々の事ならど~んと受け入れられる器がないのかも。

そして実際、変な奴なのに、「変な奴だと思われたらどうしよう・・・」という不安も抱えている点もダメな点である。

ザンネン( ̄д ̄)。

だから飲み屋の姉ちゃんの類とのやり取りなんか大の苦手である。

そういった場で、下ネタを言ってもセンスのある人だといやらしく聞こえない。それどころかお姉ちゃんの緊張も解いてくれるに役立ち、その後のやり取りも楽にしてくれる。

一方、低いスキルで下手に下ネタなんか言ったら、単にスケベじじいというレッテルを貼られ、デリカシーのない人という印象で終わるのは請け負いだ。

まあそのせいでフィリピンバーのお姉ちゃんに金をつぎ込むといった、愚かな習性がなかったのは功を奏しているとは言え、もうちっとこう、人生を楽しめる術を持っていても良かったかな、と、この歳になって思うのだ。

でもねえ。

この歳になると、よっぽど人生に困ることでもない限り、今更自分の性格をどーにかしようとも思わないのもこれまた事実。

「自分は自分だからなあ・・」と諦めてしまいがちだ。

だが一方で、一応努力はしてみたいとも思う。

というのも、バイクとブログを通じて素敵な出会いがあり、それらを大切にしたいからである。

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↑「ユーモアがるのとデリカシーがないのは紙一重だから難しい」と、思われたら・・・

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