寿司食べ放題
家具選びに没頭している間に横浜の夜はすっかり更けていた。
こんだけ歩き回った、となれば、昼間ガッツリ食べたカレーライスもすっかり消化されたわけだ。
腹減ってるもん。
こうなりゃ昼間食べ逃したハンバーガーに再チャレンジか、と思いきや、我々が選んだのはもう一つのお昼候補だった寿司の食べ放題なのである。
ダイエット中にもかかわらず。
懲りないねぇ。
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目指す場所は横浜ルミネ。
7階レストランフロアにある「築地玉寿司」の系列店「すし玉」である。
さすがにそこまで歩いて帰る気力は我々には残っていなかった。
ワールドポーターズからルミネのある横浜駅東口に戻るには、クイーンズスクエアに戻って地下鉄みなとみらい駅か、JR桜木町駅を利用するかなのだが、スマホ地図で確認するとどちらも同距離に見える。
ならば断然JRを選択だ。
横浜駅に着いてからルミネまでの距離がJRのほうが激近だからね。
到着。
時間は間もなく7時半だ。
また行列ができていたら・・・と心配したが、並んでいる人がいたものの、2番目ぐらいには名前を呼ばれた。
だがここでミスを犯したことに気がついた。
入店前、店員に食べ放題だと伝えると、「これらのネタは終わっていますがよろしいですか?」と紙を見せられたのだが、ツブ貝を始め、おいしそうな貝類が軒並み終わっていたのである。
ああ・・・・。
そうだった。今日は日曜だし・・・・。
廻り寿司等、夜遅く行くのは厳禁だった。
これは帰り際に撮った写真だが、その頃には品切れネタが続出して食べ放題コースは終わってた。
貝が大好きなマイハニーにとっては死活問題だった。
が、だからといって今更ハンバーガーに変更する気力もなく、口の中はすっかり寿司めしになっていたからもう後戻りはできない。そのままカウンター席へと進んだ。
寿司職人が3名並んでいる前でいただくのはちょっと気が引ける。
馴染みの店なら会話も弾むんだろうけど。
すると大将の一人から食べ放題のルールの説明を受ける。
一、注文は紙で行う。リストに載っているネタの欄に食べたい数を記入する。
一、一度に注文できるのは20貫まで。巻き物は1つずつでいいが、その他は必ず2つずつじゃないといけない。
一、「特上ネタ」と書かれたカードが人数分配布され、それはいつでも注文できる。その日は炙りぶりおろしだった。
だそうだ。
さあ、端から食いつくしてやろうではないか。
貝がなくなっちゃうといけないから優先的に注文だね。
最初、控えめに10貫だけ書いて紙を提出したら、
「カウンターと座席のほうとで交互に食べ放題の注文を握るもんですから、できれば20貫ずつオーダーしたほうがいいですよ」
と言われた。
そうすか。
ならば遠慮なく。
ひゃあ(*´▽`*)
目の前に大将がいるからちゃんと許可を撮って撮影したよ。
次の注文時には赤貝は終了してたさ。
その後、くじらのたたきなど、高そうなネタはどんどん品切れになっていった。
途中、無くなっているにもかかわらず、下っ端の店員がオーダーを入れてしまったようで、大将から「次、やったら死刑だよ」と勧告されていた。
時間的に食べ放題はギリギリのラインだったのだ。
2回目オーダー時には巻き物、ロール物にもチャレンジ。
海苔がパリパリで美味い。
お椀も貝汁は終了してたので青のり汁を選択。やはり出汁が違うわな。
カリフォルニアロールといくらロール。
美味い。が、4つはちと多いな。2つでよかったのだが・・・。
廻り寿司と違ってネタに外れがない。
ウニだって昔食べたような変なクセがまるでないさ。ちゃんとしている。
鯵一つとったって柔らかくて甘くて・・・・。アナゴもふわっふわだ。
まあ当たり前っちゃ当たり前なんだろうけども。「築地~」を名乗ってここで長年やってんだもの。
昔、焼津で食べたシマアジが抜群に美味かったんで、回転寿司にそれがあるたびに注文するのだがいつも裏切られるのだった。が、ここのはその時のに近い、と言えた。
おや?よく見ると注文したイカがないで。
オーライ。
うむ。確かに細々注文されたらやってらんないだろう。
けどカウンター席ならいちいちこうして台?に乗っける必要もないし、目の前にいるわけだからいつでも注文OKにしてくれてもいいような・・・・。
食べ放題とは言え、客は客なんだけどなあ。
まあ紙に書いてもこーして忘れられるネタがあるくらいだからねぇ。
きっと維水志のように面倒くさい客が多いんで対処すんのが大変なのだろうて。
美味いからいーや。
そんなんだから「毎度20貫ずつ注文しないといけないんじゃないか?」と根拠のない理由を勝手に掲げ、よせばいーのに最後もまたしっかり20貫注文したのだった。
( ̄д ̄)
実はこの時点ですでにピークを迎えていたのに、だ。
そーいや、本日の特上ネタカードもまだ一枚残ってたんだった。
はて?これが特上?なのかな?
炙りもので最高だったのは千葉で食べた太刀魚の炙り寿司だったか。それにはとても叶わない気がした。
マイハニー所望のウニ巻き、梅キュウ巻き。
ここまで維水志とほぼ同じペースで食べているマイハニー。大活躍である。
やがて最後のオーダーがやってきた。
うまそーなんだけど、ヤバい。マジでやばい。
3回目のオーダー時、マイハニーが「食べれるの?」と心配してくれたのだが、これを見て心の中では「助けてー」と叫んでいた。
が、「巻き物は食べれるけど後はお願いね。頑張ってね」と応援された。
ここで大将が先ほどの人と替わっていたのだが、写真を撮っていたら「向きが違う」と指摘された。
ちゃんと向きがあるのだそうだ。
写真は正しい向きだが、最初逆にして撮っていた。
じゃあさっきまでのは大将はちゃんと正しい向きで渡してくれていたってこと?
まあそんなことはどーでもいーのだ。
それよりも目の前の素敵なお寿司をどーにかしないと。
ちなみにマイハニー曰く、食べた中では写真右下の鯖が一番美味しかったそうだ。
一方の維水志、美味しくいただけたのはこの中ので最初にいただいた玉子までだったか。
数の子も昆布出汁が効いてて美味かったんだが・・・・。
それまでの快調なペースが一気にダウンし、減るのがやたらと遅くなっていくのだった。
寿司に申し訳ない気がした。
今日一日歩き回って見てきたことについて会話をしながら間隔を開けてなんとか一貫一貫減らしていった。
途中、シマアジに一つだけ変なネタがあってきつかった。時間が経ってネタが乾いたからか?否、明らかに他のとは違った。やっぱ食べ放題だからこんなネタが入ってたのかな?
最後のオーダーはさっぱり系でまとめるべきだったろう。
それでも気合いとマイハニーのさらなるアシストでなんとか最後の一つを食べきった。
巻き物を二貫と数えれば、全部で64貫である。
( ̄д ̄)
廻り寿司だってそんなに食べたことないんですけど・・・。
そのうち半分以上は維水志が食べているはずだ。
けど彼女も相当食べていた気がする・・・。実はそんなに差がないと思うが・・・・。
だいじょうぶだろうか?
ダイエットによって、最近、割と少ない量でも満足できるようになっているから、こうなることは最初からわかってはいたのだ。
要するに、美味しい寿司の食べ放題を一度でいいからやってみたかったのさあ。
なのでこれでもう気が済んだ。
次回からは同じ予算なら、ちゃんとしたコースでゆったりとお寿司を堪能することにしよう。
そりゃそうだ。
人生の中で食べた寿司のベスト3を挙げろ、と言われたら、
千葉の寿司屋での上握り、焼津の寿司屋でのカウンターお任せ握り、
だろう。
まだベスト2しかないのだ。
いずれも今日より費用は安いのにとっても満足できたのだから。
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