決定打に欠ける内装

内装のシミュレーションをしに斬新のオフィスを訪れる。

それまでいろいろと話し合ってみても、具体的なイメージがないのでなかなか先へ進めないのだった。

メインは床の色とドアの色をどうするか、である。

その前に、まずは日曜日に訪れたTakaraとLIXILのオプション等の見積りがきていたからそれを拝見する。

調子いい割に大して安くなかったTakaraには少々がっかりさせられたものだ。

結構おまけしてもらっているのにそう感じないのは、まあ見せ方にも問題があるのだろう。

で、CG担当のお姉さんがノーパソを持ってきていろいろと見せてくれる。

内装の前にサイディングを施した外装を見せてくれた。

始めは横張りのサイディングを縦に変更してもらうと・・・・、

おお。やっぱ縦張りがいい感じじゃないか。

こりゃなかなかいい。

原口さんの話だと、実際にニチハでやってもらえばもっと綺麗にやってもらえるんだそうだ。

それは是非利用させていただきたいものだ。

じゃあ、内装をお願いします。

が、データが重いのか、パソコンのスペックが低いのか、色の変更を指定してそれが画面に反映されるまでにやたら時間がかかるのだった。

い、イラつく・・・。

どうにかならんのか。

問題は1階の建具の色なのだ。

天井まで届くカミヤのハイトドアを収納扉に採用すると、それはもう扉というより壁、みたいな感じになる。

なので維水志的にはそれはもう真っ白でいーんじゃないか、と思うのだがマイハニーのイメージは違っているのだった。

特にホールはシューズ用収納がデカいから色次第でだいぶ印象が変わってしまうから慎重に選ばないといけない。

「ここの色を変えてみて、今度はこっちを、それとこっちも・・・・・」

なんてことをやるたんびにコンピュータがもさい。もさすぎる。

で、どーにも決めかねていると、原口さんが「床の色を白系にしてみては？」と提案。

ほう。

維水志の中に白系は元々なかった。

何故かと言うと、初めて訪れた絡むホームの内覧会で見た家の床が白だったのだけれど、なんか随分と違和感を感じたからなのだ。

違和感、というか落ち着かない。

たぶん、建具も全部白だったから目がクラクラしたのかもしれない。

が、床を白系にして建具のほとんどを濃いめの色にしてイメージを見ると、そんなに奇をてらった感じはしないのだった。

むしろなんかオシャレな感じになった。

おお！これでいーんじゃね？

いや、これで行こうじゃないか。

と、維水志はそう思ったのだが、マイハニーはそうではないようだった。

理由は、

「白だと落ちた髪の毛が目立つ」

ということだった。

む～ん。

確かに。

ルンバに活躍してもらえば解決できなくもないだろうが、確かに目につくだろうなあ。

気にしなくていいことを気にしなければならなくなるのは面倒だ。

む～ん。ならやっぱ茶系に戻すか・・・・。

まあそんなこんなで考えが二転三転し、結局結論には至らないのだった。

そしてペットドアの問題もまだ解決していないのだった。

あややややややや・・・・。

今月末にはもう着工するというのに・・・。

問題が山積みだ。

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