ちゃんと人がやってた
翌日、マイハニーが立ち寄ってみると・・・・、
ついに発見した。
宇宙人、いや、職人。
あ、やっぱりちゃんと人間がやっていたんだ。
マイハニーの報告では現場にいた人数は二人。
え・・・・?
二人?
こんだけの作業をたった二人、で?
いや、一人は現場監督で、作業をしているのは若い衆一人だったらしい。
力を入れながら顔を真っ赤にして頑張っていたそうだ。
う~む。すごいなあ・・・。
本日は内側に仕切りを作る作業をしているようだ。
コンクリートの海が海っぽく見えなくなっている。
これは木枠だろうか。
すでに設置されているものには数値が記されている。
定型だ。
なるほど、だから間取りを変更する際、常に「2畳から2.5○.○畳に」といったように、決まった大きさで変えるわけだ。
「○畳とかじゃなくて、もうちっと、こう、○センチ、とか微調整で変えられないもんかな」
と思ったが、これじゃあそんな細かい変更はできないのも無理はない。
そんなことしていたらそれ用にいちいち新しい型を作らなきゃならないもん。
・・・・。
そんなの当たり前、なのだろうけど、どれも初めて見ることだから維水志にとってはかなり新鮮な驚きなのだ。
外側に築いた壁の内側に木枠を設置し、新たな枠を作っている。
迷路みたいだ。
マイハニーの聞いた話だと、午後からコンクリートを流し込む、と言っていたそうだ。
「え?またコンクリート?」
と思ったが、
ああ、上にはみ出ていた鉄筋を木枠で囲ってて、今度はそれをコンクリで埋めるんだ。
それで固まったら木枠を外し、鉄筋コンクリートの完成ってわけだ。
いやー、知らないってことは浅はかで愚かだけど、知るときはその分パッと何かが明るくなったようで楽しいねえ。
それにしてもなんか特別な工具を使って計測しているようには見えないが、どーしてこんなに正確に組み立てられるのだろう?
ややっ?
糸が見える。
糸を使って計測してんのかあ。
外枠のさらに外にある一見雑に見える木枠を利用して糸を張っているんだ。
伸びちゃっちゃまずいから、きっと専用のものなのだろうか。
色分けもしてある。
ただの凧糸だったりして。
型崩れしないように新たな工具が使われている。
いろいろと謎が解明されていくが、なんにせよ、これらを一人でやってしまうなんて本当にすごいと思う。
維水志的には外枠から作ってんのに、後から設置する内側の木枠がピッタリと寸分の狂いもなくピッタリはまるところが感動を覚えるのだ。
やはりその道のプロ、というのは伊達ではない。
尊敬の念をもって接しないといけないのだ。
自分はプロとして誇りをもって仕事をしているかな?と思うとちょっと恥ずかしい気持ちになる。
そして着実に進んでいる。
基礎がもうすぐ完成するのだ。
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