二重サッシ
7月10日。
上棟式から10日を過ぎたころ、現場を訪ねてみると窓やドアが設置されていた。
LIXILのジエスタというシリーズだ。
採光ならぬ採風という名の、風通しをよくするためのシステムだ。
玄関ドアを全部開けないでも済む。
当初ドアを選ぶ際、やれ親子ドアがいいかも、とか、電動ロック式がいいかも、等いろいろと悩んだが、そこは所詮資金不足。有無を言わさず普通のものになった。
だが、こうして見るとこれで必要十分である。
本当に必要なものだけを選りすぐる。
家づくりの基本である。
上を見ればキリがない。
室内からガレージへ行き来するためのドアだ。
一段降りるのだな。
ここにバイクブーツやら、ちょっと作業するためのサンダルとかを置くんだ。
こっちはお勝手口だな。
あれ?なんか鉄格子が付くはずだが・・・・。後付けかしら。
リビングのサッシ。
憧れの二重サッシである。
今じゃ普通に思えるが、家造りに取り組むようになった当初はそれこそ魔法のサッシに思えた。
Low-E 複層ガラスという二重で特殊な構造になっている。
さらに内側は樹脂製で外の熱を中に伝えにくく、断熱効果は従来のモノに比べると数倍あるのだという。
そんなの寒冷地方にしかないものだと思っていた。
なにせ、今まで住んだ家やアパートときたら、そりゃあひどいもんだった。
冬の朝、目覚めるとくっそ寒い。
室内であるにも関わらず、布団内部と外の温度差といったらない。
「おいおい・・・。俺、昨夜、外で寝てんじゃないよな?」と思うのだ。
それこそ暖房機器のスイッチを入れ、部屋が暖まるまで布団から出られない。
そして大量の結露というおまけがついてくる。
もちろん夏は逆だ。
くっそ暑い。
どんなに疲れていても暑さが「おーい、いつまでも寝てんじゃねー」と、頼まずとも丁重にたたき起こしてくれるのである。
明け方、夢うつつの中、エアコンのスイッチを入れ、ようやく快眠が許されるのだ。
そんな劣悪な目覚めと完全におさらばできる、とまでは行かないが、だいぶ緩和されるかもしれないのだから、二重サッシの存在を知ったとき、維水志にとってこれはもう魔法の道具にしか思えなかったのだ。
だから理想の家造りのポイントとして、断熱効果は絶対に外せなかった。
実際の効果のほどは住んでみないとわからないだろうが、実はここが新居に一番期待している部分の一つであもある。
洗面所の窓。
こちら側に洗濯機を一列に配置せず、広々とした空間を確保した。
横いっぱいの明かりが最上部から差し込んでくれるので、よりいっそう広く感じられるだろう。
左は風呂場の窓だ。
ユニットバスの関係で、洗面所と窓の高さを揃えられなかったが、まあ問題ない。
1階の窓・サッシは、内側は白で統一。
外側がこの色。確かシャイングレー。
1階トイレと玄関ホールの小窓。
1階のこうした窓のガラスは、ギリで防火仕様にならなくて済んだおかげで、ほとんど全部がフロストと呼ばれる曇りタイプのものになった。
一方、防火仕様の2階は型ガラスと呼ばれるタイプになる。
キッチンの窓。
あれ?透明だったっけか。
もうちっと縦長のタイプかと思ったが。
窓が付いてだいぶ家っぽくなってきた。
しっかしここんとこずーっと雨が続いていたので、棟梁に「こんなに濡れた部分があってだいじょぶなんでしょうか?」と聞いたら、濡れたまま処理するわけではないのでだいじょぶだと言っていた。
うーむ。
バルコニーになる部分の木が濡れて色が変わっているのが気になるのだが・・・・。
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