ちゅーた 恐怖の一日
ネコは、伝染病にかからないように年に一度ワクチンを打ってあげないといけない。
うちのちゅーたももちろん毎年ワクチンを接種しているが、その時期が今年もやってきた。
が、ビビりーのちゅーたにとって、この日は一年のうちでもっとも恐ろしい日になっている。
そもそもネコ用バスケットに入って車で出かけるのが嫌い。
これはホント不思議だが、我々が車で連れ出そうとすると、きゃつはどーゆーわけかそれを察知し、姿を隠そうとするのである。
それでも我々の手が届かないような隠れ場所がないため、簡単に捕捉され抱きあげられてしまうと、「ニ˝ャ~」という何とも情けない声を上げ、あえなくパスケットへと入れられてしまうのだ。
濁点の付いた「二」の字をなんと読むのかは知らないが、要するに、そーゆー感じである。
で、またこれも条件反射なのか、バスケットへ後ろ足を入れると抵抗することもなく素直に身をかがめてくれるので簡単に蓋が閉められるのだ。
車が発進すると同時に「にゃあ、にゃあ・・・・・」と、「やめろー、やめろー・・・」と訴えているようにしか聞こえない声で鳴き始めるのである。
マイハニーがなだめようが何をしようが暫くそれは止まることはない。
で、ようやく大人しくなったかと思ってバスケットの中を覗くと、微妙にプルプル震えているのだ。
震えは動物病院に着いても止まらない。
やがて診察の番がやってきて診察台へと上がると、「シャーッ」という、普段は絶対に見せないような威嚇を獣医さんに対して行うのである。
毎度こんなんで、か、かわいそうだが仕方がないのだがやむを得ない。
ところで毎年打っているのは三種混合ワクチンである。
打ったあと、結構ぐったりして24時間後ぐらいにゲロをしてしまうことが常なので、アレルギー対策の薬も打ってもらう。
これはただ寝てるだけだが。
今年はついでに耳の中を掃除してもらったら、外耳炎にかかっている、と言われさらに薬を処方された。
う~む。ちゅーたに薬類を与えることほど大変なことはないのだ。
暫くまた戦いだな。
また最近よく食べるので体重が増えただろうと思っていたが、5.1キロで去年とあまり変わらなかった。
歯石やうんこ汁?が溜まっていないか肛門も見てもらったがそれらは問題なかった。
ドタバタしながらも診察は無事に済んで帰路に着いた。
これまた終わったということがわかるのか、帰り道はとても静かになる。
が、
「こらー、おまえらなんでボクをあんなところへ連れて行くんだあ・・・・」
とでも言いそうな、なんともまあ恨み顔、というか哀愁漂う顔になっている。
そんな表情豊かなちゅーたを、以前からマイハニーがイラストにしている。
なんだろな、妙に雰囲気を捉えていて思わず笑っちゃうんだ。
彼女自身、これをだいぶ気に入っていて「ステッカーにしてほしい」と言っている。
いやあ、まったく彼にはどれほど癒しを与えてもらっているだろうか。
できるだけ長い間元気でいてもらわないとね。
そーいや動物病院で待っていたら、「飼い犬が倒れた」と言って飼い主に運びこまれてきた犬がいたが、診断の結果、熱が40度以上あり熱中症にかかったそうだ。
なんでも飼い主曰く、エアコンを付けるのを忘れて出かけてしまったそうだが、そんな飼い主に飼われているペットはとてもかわいそうである。
うちのちゅーたは幸せを感じてくれているといいのだけれど。
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