カーテン選びの憂鬱
カーテンは大塚家具で選ぶことにしたが、これがまたある意味自虐的なのだった。
それというのも数があまりにも多いからである。
この日、大桟橋あたりで大正家具のフェアもやっているので、実はそちらへダイニングテーブルも見に行く予定があったのだが、カーテン選びに時間がかかり、おじゃんとなった。
ちゃんと接客を受け、買う姿勢があれば、最後に駐車場の利用券を発行してもらえるのだが、帰りに時間を見たら、なんと4時間近くも悪戦苦闘していたのだった。
リビングのカーテンとレースそれぞれ一つを決めるのに、だ。
他の部屋の分は元々持っているものを使用するので今回は選ばなかったが、これがもし全部をここで決めるとしたらきっと1日では足りなかったろう。
で、まずはドレープカーテンのほうから決めるが、こっちが大変だった。
今もうほぼ全貌が見えるようになった我が家の19畳のLDKだが、フロアや壁紙、サッシの窓枠、キッチンの化粧板等の色を考慮し、部屋全体の雰囲気をイメージしながら選んでいくのである。
シンプルなあの空間に合うのは、果たして模様が入っているものか無地のものか?それともライン入りのものか?
模様が入っているならそれはどんな模様がいいのか?ペイズリー柄か、植物柄か?ラインは縦か横か?
あまりに決まらないので、途中でどーでもよくなってしまい、もうどれでもいーんじゃないか?と思うほどに投げやりな気持ちになるのを、再三気合いを入れ直して頑張るのだ。
これはもう拷問に近い。
で、やっぱり、これかな?と思うものはすぐさま自分たちに用意されているテーブルまで持って行っちゃうのが良い。
そこにいくつか溜まってくると、「う~ん、これとこれじゃやっぱこっちだろう」、と比較することで候補を簡単に絞っていけるのだ。
そんで、最終的にマイハニーの一押しのものと、維水志の一押しのもの、二つに絞られた。
だがまあセンスで言ったらマイハニーに任せるべきだろうから、ここはもう維水志は退いた。
んー。でもあのなんかこう風が流れるような、細い雲が流れるような、あのデザイン、良かったなあ・・・。
キラキラしてるんだ。きっとリビング全体に高級感があふれる感じになるのは請け負いだったんだが・・・。
で、次はレース。
ここでもう維水志は白旗をあげさせてもらった。
マイハニーに任せた。
で、ようやくそれぞれが決まり、ここで改めて選んだカーテンを入れての見積りを待つことにした。
以前出してもらった見積りは他社との比較のために出してもらったもので、施工費や出張費等を含めどこも同じカーテンを選んだとしたらどこが一番安くやってもらえるかを知るためであったから、もう一度金額を算出してもらわないといけない。
それ次第でロールカーテンを今設置するか、それとも後にするか、また、書斎のブラインドはウッドブラインドにするか安い普通のタイプでいいかなどをまた考えないといけない。
暫くかかる、というのでその時間を利用して今度はダイニングテーブルを物色する。
やがて出された見積もりの総額を見てびっくり。
5万ほど足が出ていた。
カーテン売り場の主任級と思える担当者のドビーさんが、
「問題はですねー。レースなんです」
と神妙な顔つきでおっしゃる。
マイハニーが選んだレースをみると2軒分、つまり4枚で8万円、となっていた。
げげ・・・(*´Д`)
さ、さすが目が肥えていらっしゃる。
実は6割引きなのは一部で、「IDC大塚家具」のタグ付きのものは触ってはいけなかったエリアだったのだ。
なななな・・・。
それなら最初から「こっち側は割引はほとんどありません」とか言っておいてくれればよかったのに・・・・。
そしたらこんなに時間もかからなかったろうに・・・・。
そう思わず担当の梅角さんにグチってしまった。
そんで改めてレースを選び直すことになった。
だが、ここはカーテン主任のドビーさんが、すでに確定したドレープに合うものを積極的にアドバイスしてくれたおかげでスムーズに決まったのだった。
で、そしたら今度はレースが2万円程度なのだった。
おいおい・・・・。
す、すごい差だわね。
ドビーさんの説明では、8万円のほうは使用している糸にキンキラなものが入っていて、高級な作りになっているんだそうだ。
まあそうだわね。
確かに2万円のものとは違うわ。
けどこっちもドレープに合う、とても素敵なレースだからこれはこれでいいじゃないか。
よし決まった!
6万も下がったことで、ロールカーテンの設置も決めた。
そしてウッドブラインドだが、設置する窓の高さが30センチほどしかないし、普通のタイプでもウッド調に見えるものがあったのでそっちにすることにした。
そしたらさらに総額が下がって予算より5万円低くなったのだった。
で、設置予定日は2週間後だそうだ。
ああ・・・。
これもまた住み始めてからになっちゃうんだ。
暫くはカーテンなしだわね。
で、維水志は自分が気に入ったドレープカーテンがどーしても気になっていたので、清算前に、ドビーさんに、
「ちなみにこれを選んでいたらいくらでしたか?」
と、尋ねたところ、
「あ、それは京都の老舗の着物を作っている会社が気合いを入れて作っている作品ですから、12万円ぐらいになりますね」
だ、そうだ。
なんだあ( ;∀;)
最初っから選択肢に入らんじゃないかあ・・・。
悩んで損したじゃんかあ・・・。
それにしても我々夫婦の目は確かなのだわ。
目が肥えている。
が、これまた返って自虐的じゃないか。
だって、目は肥えているのに、それを購入する財力はないのだから。
「えー、これで妥協かよ~」って常に我慢を強いられるってことになりそう。
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