絶望
甲子園、決勝。
得点は3対3のイーブン。
9回裏、最終回の守り。ツーアウト、ランナー3塁。
我がチームは9回表、それまで完全に抑え込まれていた相手チームのエースを打ち込み、土壇場で3点差を追いつくというミラクルをやってのけ、なんとか試合を振り出しに戻したばかりだ。
この9回裏も、先頭バッターを不運なエラーで出塁させてしまったが、相手の拙攻もあり、クリーンアップを抑えてツーアウトまでこぎつけた。
相手バッターは6番。あっという間にワンボール、ツーストライクに追い込んだ。
さあ、この回を乗り切れば、後はもうこっちのものだ。
9回の表同様、勢いはこちら側にある!
気合いの1球を投げ込むだけだ!
セットに入る。
が、その瞬間、
「ボーク、ボーク!!」
え?
え?
え?
ウソ、でしょ?
まさかの試合終了である。
悔やんでも悔やみきれないこの状況。
後戻りをしようにも決して時間を元に戻すことはできない状況。
これからどうしよう?の、「これから」すらない。
他に代替の手段がない。
「なぜ、あのとき?」
と、同じシーンが走馬灯のように何度も何度も繰り返される。
寝ても覚めても、である。
絶望。
維水志邸のバイクガレージは、そんな絶望で幕を閉じることとなりました。
まだ、ガレージへのアプローチができる前、
アプローチがこのように作れれば、
このように切り返して、
このようにバイクが2台収まると、思い描いていたわけですが、
実際は、
ガレージ前のアプローチの奥行きがこの程度しかなく、
切り返すなんてとんでもないことが判明しました。
それでもVTRのほうは、バイクがガレージに入っていない状態で、何度も何度も切り返して前を向くようにしましたが、結局、真っ直ぐには入らないことが判明し、こうして斜めにせざるを得なくなりました
きゃしゃなVTRでやっとですから、カウル付の影丸で切り返すことは不可能でした。
バイクがすでに一台ガレージに入っていればなおさら無理でした。
結局、影丸は前から突っ込む以外に策はありませんでした。
取り返しがつきません。
それが昨日のこの写真です。
小さいVTRを手前側に入れてみても、影丸の切り返しが不可能ですからどーにもなりません。
たとえVTRを切り返すことができたとしても、毎度毎度そんなことで苦労するのはナンセンスです。
まさに四面楚歌です。
絶望でしかないのです。
まあ、そうは言っても、どーにかするしかないのだ。
結局、2台とも前から突っ込み、出る時は後ろ向きに下がるしかない。
か、カッコ悪い・・・・。
幸いなことにスロープがそんなにきつくなく、怖がることなくバイクを下げられることがせめてもの救いだろうか。
タボウ工業さんのおかげである。
で、玄関のアプローチを削って、向う側にもバイクが通行できるようにしない限り、切り返すことは不可能だということを悟った。
そしてどうしてもバイクを前から出庫したければ、センタースタンド付きのバイクに買い替え、バイク専用のターンテーブルを購入するしかなさそうだ。
そしてバイクはガレージに1台のみ、ということになるだろう。
しっかし、こんなことになるなんて・・・・。
設計の段階で施工会社のほうからアドバイスはできなかったのだろうか?
それともこんなことも予測できなかった自分がやはり無能で、それを責めるしかないのだろうか?
サヨナラ決勝ボークを犯してしまった投手と同じように、暫くはうなだれるしかないのだろう。
それでも彼はその失敗を糧に、また人間として大きく成長できるという希望がある。
維水志は、ここのどこに希望を見出せばいいのだろうか?
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