最初っからケチがついていた
かなりザンネンな維水志邸のガレージ。
実は、アプローチができる前から、この先の悪夢を予感させるような嫌な予兆があったのだ。
それがこれである。
え?
何かって?
コンクリが固まる前に、何者かによって傷を付けられてしまったのである。
近所に徘徊するクソネコにも駐車場のコンクリが固まる前にゲロをされ、そこにシミができてしまうという、自分の家がダメージを受けているにもかかわらず、なぜか笑いが出てしまうような嫌がらせもされたが、このガレージの傷は明らかにネコの手によるものではない。
ネコに悪意はないと信じたいが、これは明らかに人の悪意の印である。
まったくさあ・・・・。
土地はいい土地だったけれど、一番心配していたのが、近所に住まう者の素行だよ。
案の定、程度が低い、というか、低能というか・・・・。
まあひがみなのかなんか知らんが、呆れ果てて何も言えん。
なんか、アホらし過ぎて怒りを通り越してしまったらしく、悔しくて寝られない、なんてことにはならなかったぐらいである。
否、もしかしたら脳がこの事実を受け入れるのを拒否したのかもしれない。
あるいは、最初からこのエリアの素行の悪さを予見し、ある程度の嫌がらせをされることが覚悟できていたからかもしれない。
そーいや建築中に「夜遅くまでうるさい」とかいう匿名のクレーム電話が斬新の本社にあったらしい。
そいつか?犯人は?
だれ、とは言わないが、犯人の目星は大かたついている。
だがまあ、もうよい。
こんなところの土地を選んだ自分が悪いし、ここしか選べなかった自分を責めよう。
きっと次はいいことあるさ。
まあそれはそれで、現場監督にこれを訴えたら、すぐに塗り直してくれたのだった。
それで今のガレージの状況がこれだ。
塗り直す前のほうが全然綺麗な処理だったのでちょっと残念だったけれど、仕方があるまい。嫌がらせをしたやつの勝ちだ。
無抵抗主義だ。ガンジーなのだ。
そんなことより、バイクの出し入れをどうするか悩んでいたある日、また次の新たな悲劇が訪れた。
それがこれ。
今度はヒビが入りました、とさ。
もう別にどーでもいいです、って言いたくなってしまう。
ガンジーにも我慢の限界はあったろうか?
もうこれぐらい、どーでもいっか、と思っていた矢先、タボウ工業の親方がエクステリアの工事が終わった際にこのひび割れを指摘したのである。
彼がハンマーの柄でこの部分を叩くと、空洞化したような音がするのだ。
「これ、浮いちゃってますよ。バイクのような重いものが出入りするならそのうち剥がれてきますし、水が入ったら絶対に中に染み込みます」
と、おっしゃる。
そおかあ・・・・。
じゃあやっぱ現場監督に連絡して直してもらうよりほかはなさそうだ。
それで止めてくれりゃあいいのに、タボウ工業の親方は、斬新が処理したタイルのほうもハンマーの柄で叩くのだった。
そしたらなんと、そこも軽い音がするのだった。
彼曰く、「ちゃんと全面にボンドを塗ってないとこうなります」だそうだ。
一方、タボウ工業が呼んだ左官屋さんが担当した追加のステップのほうのタイルは全然そんな音がしないのだった。
彼は積水ハウスの下請けをやっているのだが、「積水でこんな仕事やったら一発でクビですから」とおっしゃる。
へえへえ。
さすが積水さんですわ。高額な施工料だけのことはありますな。
ウチは地方の工務店、斬新ですから。
もうびっくりぽんだす。
なんか、今更ながら、自分の決断が間違っていたかのようにも思えてくる出来事であった。
それでまあ、本日、現場監督が来て状況をみてもらった。
で、どうやらモルタルが乾いて縮んだのが原因らしい。
なので、結局傷を隠すために上塗りした部分をもう一度全部引っぺがすんだそうだ。
そして今度は伸び縮みが起こらないように、十字に目地を入れた処理をするのだそうだ。
その処理が終了し、バイクを再び入れられるようになるのが来週の木曜あたりだそうで・・・・。
このガレージ、否、納戸は、いつまで経っても納戸のままなのではないのだろうか?
そうだ、窓もないことだし、いっそここに畳を敷いて茶室にしてしまう、ってのはどうだろうか?
茶トラえもん:「いやいや・・・・。維水志くん、ここは僕専用の砂浴び場にしてくれたまえよ」
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