試乗あらし第二章vol.4 BMW R1200RS(2)
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
この際、価格設定について四の五の言うのはよそう。
それがこのバイクを選ばない理由だ、と言うのなら、単なるいちゃもんになってしまう。
価格に関しては「こうだったらいいのにな」という消費者の希望であって、要はこのバイクに乗りたいかどうかが一番大事だと思う。
ここからはそーゆー視点で感想を書こう。
さて、じゃあまず電子デバイスについて。
ちなみにハンドルの根元にあるのがナビを操作するダイヤル。なのでナビを純正にしないなら、これもゴミ、否、飾りと化す。
上部にあるのがクルーズコントロールだ。
これが優れものである。
なんと、30キロ以上で設定できるんだそうだ。
30キロぐらいで設定して何の意味があるのかと思いきや、左側にあるレバーを向こう側に押すと2,3キロ加速し、手前に引くと減速するので速度設定の微調整がすぐにできるという。
そのためノロノロ運転時や団子状態の走行でもレバー一つで流れに合わせて走行でき、その上レバー操作ならクルーズコントロールが解除されないので、そのノロノロや団子の速度が一定になればそのままでまたクルーズしてくれるらしい。
つまり右手を使わずに済むというわけだ。
・・・・という、説明だったと思うのだが、維水志の解釈が間違っているかもしれん。合ってるかどうかはわからないんで興味のある方はご自分で確認してちょーだいな。
手前の二つは左側がメーター表示をいじくるため、右側はABSや乗車人数や荷物等によるサスの設定用らしい。
メーターに関しては昨日の記事で記した通りである。
右側。
上部がグリップヒーター。
この日はずっと曇りで3シーズングローブでは少々手が冷たくなったのだが、途中でグリップヒーターがあることを思い出しスイッチを入れてみたらいい具合に効いていて有難かった。
確か2段階調整だったと思う。
ムルティの試乗の時は、イカれていて使えなかったが、これって有難いなあ。
その下が走行モードの切り替えボタンだ。担当のお兄ちゃん(以後、藤浪くん)に聞くと、長押しの必要はないと言う。
ムルティの場合、長押しをした後、「アクセルを元に戻せ」という英語がパネルに表示されるので「アクセルを戻す必要はありますか?」と聞いたら「その必要はない」と言われたのだが、走ってみてわかったがアクセルは戻さないとダメなんじゃないの?
まあとにかく電子デバイスはフル装備と言っても過言ではない。
ムルティに負けてないどころかオートシフターを含め、操作性を考慮すると、こちらのほうが全然優れているように思えた。
で、トラクションコントロールなのだが、これはちょっと過信してしまったようなのだ。
以前、ZX-14Rを試乗した際、お店の人に「雨の日に横断歩道等のペイントの上を走っていても全然滑らないくらい上手くパワーを間引いてくれるから安心」と言っていたのを聞いて、トラコンとはそんなに凄いものなのか!と強い印象を持ったのだ。
Ninja400Rで雨の日にマンホールの上を走ろうもんなら大変なことになるのを知っている維水志は、それ以来、トラコン信者となってしまったのだ。
それでこの日の走行モードは「レイン」でなく「ロード」で走っていたわけだが、もちろんトラコンは効いている・・・・はずの車両に乗っている維水志は大船に乗ったつもりでいたわけだ。
ところが・・・・・(/ω\)
これは平塚方面から西湘バイパスに向かう途中の道。
花水川にかかる橋を渡って左折し、海沿いへ出るコースである。
結構な鋭角で曲がらないといけない。
また勾配もあるのでバイクだと割と慎重に走らないといけないところである。
ディーラーから出てまだ間もない維水志は、2速だと怖いので1速でここを曲がろうとした。
が、
!!
つるっ!とケツが滑った!
ケツが滑ってコースが変わっちゃった!
幸い、滑っただけで車体はすぐにまっすぐになったので事なきを得たが、左折先に停車中の車の前に近づくほどコースが変わってしまったのだった。
お、驚いた。
と、トラコンは????(;゚Д゚)/
トラコンはどーしたんだあ~っ!!
振り返ると、
どーやらこの鉄製?の格子の上をバンクしながら乗ってしまったようである。
び、ビビった、ビビった。
路面も濡れてないのに、トラコンなんか信じられんじゃんかあ(;゚Д゚)
否、むしろ走り始めてまだ序盤でその怖さを知ったのは良かったのかもしれない。
その後、金属のつなぎ目等の上を走る時はかなり慎重になってしまったのだった。
帰った後、そのことを藤浪くんに伝えると、
「車重があるのでどうしてもすべってしまいます。けど、滑るだけでもその後のフォローがありますので転んだりはしませんよ」
と、言うことだったのだけれど、じゃあ維水志がカワサキで聞いたあのトラコンマジックは一体何だったのだろう?
それと藤浪くんが言う、その「フォロー」とは何のことなのだろう?
一体、どーゆーシステムが効いてそのフォローになっていたのだろう?
そしてそれがあったから滑った後でもすぐに車体がまっすに起こされ、維水志は転倒せずに済んだのだろうか?
今となってはもうわからんが、電子デバイスに頼り過ぎるのもよろしくないようだ、ということは学んだ。
あ、
今日は電子デバイスのみのレポートになっちゃったよ。はは・・・。
つづく。
にほんブログ村←いつも応援ありがとうございます。
ポチっ、とひとつ、よろしくお願いします。