あいやいましばらくお待ちくだせー
試乗あらし第二章は始まった途端、終焉を迎えてしまった。
だってもう乗りたいバイクがないんだもん。
維水志の場合、購入対象は新車である。
何故新車なのかと言うと、大型バイクを買うなら最新電脳デバイスを装備した車体が欲しいからなのだ。
電子制御サスまでは不要だが、トラコン、ABSの二つはどーしても欲しい。
これから衰えて行くであろうライディングテクニックを、こういった機器に少しでも助けてもらえたら有難い。
安全に乗るためにも。
で、それらが装備されたモデルも中古で出回りつつあるが、新車とそんなに価格が変わらないわけで・・・・。
ならばせっかく買うんだし、できるだけ新しいほうがいいんだ。
科学は先へ進めば進むほど優れているのだから。
買った瞬間、過去のものとなるが、それはそれでよい。
英語のlatestは最新。
late「遅い」の最上級なのに何故最新?
一度世の中に出れば過去のもの。だが新たな製品が次に出るまではそれが現在に一番近いものとなるからである。
それでまあ各社の現行モデルを眺めていても、今一つ「これだ!」と思えるものがない。
妥協は許されんのだ。
それにもうすぐ次期Ninja1000が出るって噂もある。
その他、各社のニューモデルがこぞって発表される可能性もある。
だとするならばここは我慢だろう。
まあそんなことを言い続けてもうかれこれ5年が経とうとしているのだ。
いくらネタを引っ張るのが好きだからと言って、これは別に意図的にそうしているわけではないのである。
自分だって、できればピリオドを打ってしまいたいのだ。
実はBMWの100周年モデルを狙っていた。
というかもうそれにすると心に決めていた。
けれどその価格に見合う収入が自分にはないことを悟った。
無理すれば買えないこともなかったが、無理をしてまで購入するモノなのか?と思うと二の足を踏んでしまった。
マイハニーの助言もあり、そこまでしなくても本当に自分に合うモノがあるんじゃなかろうか?と冷静になれた。
そう。喜びも大きいいだろうが、同時に後ろめたさを併発させてしまう価格なのだ。バイクにしては。
もちろん、そうなるのはバイクが悪いんじゃなくて、自分の財力が乏しいのがいけないからなのだが。
結論から言うと、それで正解だったろう。
なにかこう、煮え切らない思いまでして買ったところで、心の底から楽しめる保証があるかと言うと、イマイチ微妙じゃないか。
大金を払って、そんな邪念を抱いて楽しめないんじゃ意味がなかろう。
楽しくツーリングしたい。楽しくタンデムしたい。楽しくライディングしたい。楽しくこれからのバイク生活を送りたい。
それを実現できるのなら、待つことに何を憚ることがあろうか。
なので新モデルが出るまで、試乗あらしは凍結するのである。
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