Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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北海道ブルーここにあり

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蕎麦屋に到着。

その名も「羊蹄山」。

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裏が池?沼?

店内からもこんな景色が眺められるだなんて、優雅だわ。

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維水志オーダーの鴨南蛮大盛。

地元で鴨南蛮を食べるとたいていはつゆが濃く、直接飲むことはない。

蕎麦を食べ終わったら蕎麦湯を入れて飲むわけだが、ここのはそのままでもいただける。

それで付けつゆとして薄いのか?というとそんなこともない。

ちょうどいいんだろう。

美味しい。蕎麦湯が来る前に全部飲んじゃった。

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一方、マイハニーオーダーの、ごまだれ蕎麦。

これは謎のネーミングだった。

ごまだれっつったら普通冷やし中華のあれを想像するわけだが、出されたのはこれと普通のつゆ。

要するに、胡麻を擦ってそれを付けつゆに入れるわけだが、それをごまだれと呼ぶ、ってことなんだろうか。

だがむしろこっちのほうが蕎麦本来の風味を楽しめるんじゃないかな。

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こんなふうに真っ白い蕎麦はあまり食べたことがない。

美味しいし、大盛りでも100円増しという良心的な価格もいい。

これならちょっと立ち寄って蕎麦でも食べよう、と気軽に食べられるだろう。

こっちでお蕎麦を食べると、たいていは二人で三千円を超えてしまうし、それで大盛りかというととんでもない話で、ほとんどは3回箸ですくったらなくなる程度の量しかないという、とてもしみったれた店ばかりが目立つのである。

幸い、維水志家ご用達のお蕎麦屋さんは量的にはそんなことはないのだけれど、ここよりかは全然高いのだ。

いいねぇ。北海道は。

いやー、今回はホントに食が充実した旅となった。

ジンギスカン、寿司、ウニ丼、蕎麦・・・。

豚と牛がないってのは珍しいかも。

さて、空港まで残すところあと100キロ程度となった。

ナビを再設定すると、札幌へ戻って高速を使うように指示してくるのだが、いまさらまた札幌へ戻りたくない。

一般道路優先で再設定。

そうそう。支笏湖畔を走りながら帰りたいのだ。

積丹ブルーはアウトだったんで、せめて最後に支笏湖ブルーぐらい拝みたいじゃないか。

で、単調な100キロを運転するのはさすがにもううんざりである。

レンタカー屋に事故の連絡を・・・ああ、現実に戻ってしまった・・・連絡をしないといけないということもあり、ここは40キロほどマイハニーに運転を代わってもらうことにした。

連絡をすると、担当者が素人なのか、「少々お待ちください」が多い。

で、話がかみ合わない。

最初に事故状況を説明し、自走できる状態なので警察には連絡せずもうそちらに向かっている、と伝えたはずなのに、その重複した内容を聞いてくるのである。

う~む。

で、やはりワイド補償なのに入らなかったので実費を支払うんだそうだが、それがどうやら2万で済むらしい。

現地に着いたら話を詳しく聞かせてもらう、と言っていた。

こんなんじゃ実際は向こうに着いてみないとわからんな。

2万円で済んだ、とここで喜んでしまうとこれまた後で違った際にぬか喜びになるからここは冷静にしておこう。

に、しても2万かあ・・・・。

否、忘れるんだ、もう忘れんだ。

その件はもうこれで終わり!

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隊長がブログで紹介していたきのこ王国があったので寄ってみる。

野菜や果物なんかも売っているようだ。

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きのこ汁をオーダー。108円。

これかあ。

隊長の推奨は「一味と天かすを山ほど入れるのだ」、だったが、一味はあるのだが、どこを見ても天かすが見当たらない。

う~ん。

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キノコはたっぷり入っている。

だが天かすでも入れなきゃホントなんの変哲もない味噌汁である。

で、きのこ王国って他にもたくさんあることがわかった。

隊長が寄っているのはたぶんここじゃないのだろう。

マイハニーも来る前にネットでここを見ていたが、もっと大きいところがあるんだと言っている。

じゃあそっちにも寄ってみるか。

着いた。こっちは恐竜がいるようなもっとでっかいきのこ王国だった。

ここでマイハニーがお土産を購入することに決めた。

メロンにするそうだ。

小樽のガラス屋が並んでいるところでもそういったお店がたくさんあって、一度メロンを買おうか迷ったがそのときは見送った。

で、そこのおじさんが「富良野、って名前が付くだけで高いけど、他にも糖度が高いメロンはある」と言っていた。

確かにここにあるメロンもブランド名はないようだが、同じ北海道産。しかも網目がいっぱいあって形もいい。

きっと美味しいんじゃないかな。

箱代150円×2をおまけしてもらった。というより忘れてたんだろうか。

トウモロコシも3本490円で売っていたので自分ちように買って帰る。

その後、もう暫くマイハニーに運転してもらった。

人に運転してもらっている40キロはあっという間である。

これがバイクだとそうは思わないのが不思議だ。

結局、80キロぐらい運転してもらった。

ホント、精神的にも厳しかったので随分と助けられた。

それでまあ助手席で景色でも眺めたいと思ったのだが、先ほどから羊蹄山はどこにあるんだ?

裾が見えているあれがそうか?

まあここでこうなら支笏湖もそうだろう。

案の定、ナビ上では湖に沿って走っているのがわかるが、湖面がまるで見えない。

支笏湖ホワイトである。

なんだろうなあ・・・・。

街中に入りそうな手前、残り20キロほどで運転を交代。

レンタカー屋に教えてもらった近くのガソリンスタンドへ。

ヴィッツ、恐るべし。

あの走りでリッター18は走っている。

450キロほど走ったが、給油はこの1回のみだなんて。

ああ、うちの軽より断然燃費がいーじゃんか。

そんで走りも昔の1300とは比べ物にならないぐらい安定している。

「え?これ、なんかインチアップして太いタイヤでも履いてんのかな?」と停車時、タイヤを確認してしまうくらい高速安定性もよかったのだ。

割と高速でカーブを曲がってもタイヤが鳴った音を一度も聞かなかったぐらいである。

室内も別に狭さを感じることはない。

このヴィッツをフル装備で買ってもたぶんうちの軽のほうが高いだろう。

うー。

これなら軽じゃなくても良かったかも・・・と思わせるぐらい今のコンパクトカーは良くなったんだねぇ。

たぶんこの1,2年の進化じゃなかろうか。

5年前、九州旅行で借りたマーチは全然走らなかったもの。

レンタカー屋に無事に到着。

これから審判が下される。

従業員のお姉さん、車を一通り見て、

「はい、じゃあ結構です。空港行きのバスにお乗りくださーい」

へ?

あ、あの・・・・。

黙ってそのままバスに乗り込むこともできたが、後で面倒くさいことになるのもなんだから自己申告をした。

そしたら返却スペースの柱に、でかでかと維水志が借りたヴィッツのナンバーと「事故」と書かれた張り紙がしてあった。

お姉さん、それ、チェック業務としてどうなのだ?

でまあ別の男性社員がやってきて改めてチェックが行われる。

ネクタイを汚しながらバンパーの下をも確認中。

すると・・・・・、

「これならだいじょぶです。修理には及びませんので」

へ?

え?

えーーーーーーーっ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

も、もしや、御咎めなし、とおっしゃってくださっているんですか?

い、いや、そう言ってくれているのだ。

た、確かにリベットが破損しただけなのはわかっていたが、それを御咎めなしで良い、と?

人生、

バラ色。

天使だ。

ここに天使がいたのだ。

その後、まだなんか確認があるのかと思いきや、我々のことなどまるで構うことなく、彼らは返却作業に没頭しているのだった。

い、いーんですね。帰っちゃって。

何事もなく、空港行きのバスへと乗り込む。

ホントにだいじょぶなんだ。

2万円、払わずに済んだ・・・・・。

リベット代すら請求されず。

こんな世知辛い世の中で、こんな有難い話があるんだねぇ。

あ、ありがとうございました!

今後、北海道に来る際は、絶対にあなたがたのレンタカーを利用させていただきますっ!

いやー、それにしてもラッキーである。

奈落の底から這いあがることなんて、できるんだ・・・。

それぐらい、北海道ってのはレンタカー屋はすごい繁盛してるってことなのかなあ。

もしかして「わ」だけじゃなく「れ」ナンバーもレンタカーかしら?

「わ」だけじゃ足りないくらいなのかな。

いやー、

積丹グレーや支笏湖ホワイトがなんだってんだ。

目の前に北海道ブルーが一気に広がった気分である。

そして、維水志はもう少し慎重にならないといけない、という大切なレッスンを学んだ。

さあ、じゃあ後は空港でゆったり過ごして帰ろうじゃないか。

つづく。

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