慣らし運転とは自分がバイクに慣れるための期間である
イエーイ。いつもの見晴台まで行って来たぞー。
本格的な梅雨空になる前にできるだけ慣らし運転を済ませておこうと、昨日は一般道を70キロ弱ほど走ってきたのだ。
うむ。こうしてみると、ロデムのほうはコケた傷跡はすっかり癒えたようで、痛いのは維水志の腰だけである。
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いや、いまだに痛いんだけど、晴れてるうちに乗っておかないと・・・。
「クルマは慣らしが不要」と言われて以来、Ninja400Rを新車で買うまで「慣らし運転」には縁がなかった。
自分のブログを振り返ってみても、ちゃんと慣らしをしたのかどーかすら不明なほど重要視していなかったと見える。
そしてバイクに関して素人同然だったあの頃のことを考えると、ちゃんと慣らしをやっていたとしても、その前と後の微妙な差などは知る由もなかっただろう。
けど今はクルマのN-WAGONですらその違いがわかったのだから、今回は慣らし後の差をしっかりと知覚できると信じている。
神奈川と言っても西の果て。
そこはちょっと走ればそれなりのワインディングを楽しめるのがいいところでもある。
とにかくいっぱい乗って、早くロデムの性格に慣れないとタンデムすらできぬ。
交差点を曲がる度に、いろいろとやってみてまた新たな発見があった。
ファーストインプレッションでは「1速で楽に曲がれる」と書いたのだが、実はそーでもなかった。
前に車がいて一定の速度で曲がれないとやはりギクシャクするし、時には大きく膨らむこともあった。
なので怖いが2速で曲がってみた。
もちろんアクセルは開け気味にし、リアブレーキでひきずりながら。
こーして見ると、基本、この手のバイクはこーゆー曲がり方が正しいのかもしれん。
そうそう。
一時停止の後、ゆーったりと2速で行こうとしたらエンストしそうになったさ。
直線だったし、今回はエンストを予測できているから事なきを得たが、そもそもこーなるとわかってりゃ対処はできるのである。
後は、コメントを頂いた方の、「いずれエンジンに粘りが出てくる」という言葉に希望を持ちたい。
そーなるまでは相当な注意が必要である。
減速時のシフトダウンだが、クラッチを切って一気にさげようとするとギアがちゃんと入らず、時にはシフトインジケータも反応しなくなる旨は書いたが、これも手抜きをせず、こまめにクラッチをつないでやれば問題ないということは学習済みである。
手抜きをしてしまう癖だが、それはクラッチを切るときのクラッチレバー操作に原因があるようだ。
Ninja400Rがレバー軽かったせいか、ぎゅっと全部握っちゃう癖が抜けてなかった。
Ninja1000の場合は、クラッチをちょっと手前に引けばすぐに切れてることを改めて認識した。
スリッパ―クラッチが採用されたからと言ってもさすがは大排気量バイクのクラッチである。重いことは重いのだ。
全部ぎゅっと握る癖のため疲れるのか、4~6速からのシフトダウンは一気にやろうと手抜きをしてしまっていたのである。
でもこれでたぶんだいじょぶ。
こまめにやるしかない。
が、この手抜きシフトダウンも慣らしが済めば可能になるやもしれん。
ニュートラルへ入れる際の微妙な力加減もだいぶ慣れつつある。
2速から、つまり上から入れるのも3回に1回はできるようになった。
一方、低速じゃない時はなんら問題はない。
タイヤの皮むきも少しずつだが進んでいる。
カーブはネイキドのバイクほどとはいかないが、Ninja400Rよりは確実に曲がりやすいと言える。
昔、どっかのおっちゃんが車に乗って出かけることを「四つ輪を転がして・・・」という表現をしていたが、その言葉がぴったり当てはまる感じで、まさに「転がしてる」気がするのである。
コーナーからの立ち上がりも、恐らくはトラクションコントロールの恩恵だろうか、アクセルをガバ開けしても大きく膨らむなどということはまるでない。
KTRC最大関与レベル3、パワーモード「ロー」で走行しているからきっとそうなんだろうけども、全く不安なく走れる。
なるほど、なんかの動画で「トラコンのせいでライディングテクが下手になる」と言っていたが、そもそも維水志に腕なんかないので全く関係ない。
そーゆー腕自慢をしたけりゃサーキットやりゃいーんで。
それよりも一般道でこうして安全に気分よくコーナーを曲がれるだなんてバイク乗りにとっちゃ夢のような装備でしょう。
トラコンだけでなく、他にもIMU(慣性計測装置)やら、KCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)やら、KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)などの難しい装備が満載されていて、それの恩恵もいっぱいありそうである。
以下、カワサキのHPからの引用:
IMUからのフィードバックによりコーナリング中にブレーキキングを行っても車体が急激に起き上がらないコーナーブレーキコントロール機能を獲得。コーナーの途中で突然の障害物を回避する際にも車体の姿勢を安定させてオーバーランを抑制し、狙った通りの走行ラインを維持することが可能となります。
カワプラの店員さんの説明では「このスピードなら車体が起きるほどのブレーキングは必要ないんじゃないか、とコンピューターが判断し、若干ブレーキを抜く」と言っていたが、見にくいコーナーで対向車が来たときに「はっ」としてブレーキをかける場面なんかで活躍してくれるんだろう。
だが、これらって結局は大パワーを制御するための装置だけに、ある意味、矛盾を感じざるを得ないわけだ。
リッタークラスのハイパワーエンジンのバイクに乗る必要がないんじゃないか、と。
実際、「パワーフルモード&トラコン1あるいは無」なんてプロ仕様だとカワプラの人が言っていたから維水志が使うことはないかもしれない。
が、600~800クラスが大パワーじゃないのか?っていうと答えはノーである。
だから、維水志的には800であってもこーした装備は欲しい、と思ったわけだ。
そして残念なことに、今んとこ600~800クラスでトラコンは別としてこんだけの電脳装備がある大パワーで廉価なバイクはNinja1000をおいて日本車には他にないのである(2017年6月現在、維水志調べによる)。
実際、維水志はずっとNinja800の登場を待ち望んでいたわけだが、それが叶わなぬのなら今はNinja1000が正解、ということで良い。
まあいろいろと付属しているが、とにかくABSは絶対条件だった。
これがあることの安心感と言ったらない。
まだ優しくブレーキングしたいんであまり試してないが。
そんな「ローモード&トラコン3」で走ってて不満足か?というとまるでそんなことないのだ。
4千回転縛りがあっても2~4速からの加速と言ったらそりゃもうしびれる。
「2,3千回転からの加速でこれ!?」
と、今は感じるのほどだ。
Ninja400Rを高回転で回すと、
「パラパラ・・・」とか「トコトコ・・・」から「クォォォ~~~っ」って感じの小気味良いサウンドに変わるのだが、
Ninja1000の印象は、
「ブイブイ・・・」から「ギュイーン」とか「キューーーん」ってな感じのモーター音的なサウンド、かな?
幼児みたいに擬音語ばかりになってしまったが、これが日本語の美しさでもあるのでご容赦いただきたい。
で、これが4気筒かあ、と思うし、ずっとツインしか乗ってなかったんでちょっと違和感があるのは否めない。
けれどきっと慣れれば好きになるだろう。
まだまだ語り尽くせん。
まだ200キロも走っていない。
これからまたさらなる印象の変化もあるだろう。
本日の慣らしトレーニング、66キロ。
慣らし運転第一段階終了まで、あと627キロ也。
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