すでに暗雲が・・・
予定とはあくまで予定であり、予定以外の何物でもなく、予定通りにいったら儲けもの、ぐらいに思っていたほうが良いのである。
ということが実感できるキャンプツーリングとなった。
さて、じゃあいつものように、朝、起きるところから始めましょう。
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仕込み記事では5時20分起床、5時50分出立の予定だったが、実際は5時起床、5時25分出立となった。
だがこれで良かった。
30分遅くしていたらたぶん集合時間に間に合わなかったろう。
で、珍しく、ちゅーたの「朝から何してんの???」というお見送りがないが、最終準備に取り掛かる。
冷蔵庫からお土産とドリンクを取り出す。
前者は発泡スチロールの箱に入れパニアに突っ込み、ドリンクは水筒に入れ替えてホルダーにセットする。
が、ここですでに問題発生。
ドリンクホルダーが何故か傾くのだった。
取り付けているバーが丸型ではなく、変な形をしているため、足が触れたりすると斜めになっちゃうことがこれまでもなくはなかった。
でも手で押し戻せばすぐに元に戻るので、気にせずそのままにしておいた。
静かに家を出る。
あら、なるほど。隊長の言う通り、夜明け前の出立だわ。
あれほど心配した寒さは何だったんだ?
そんなに寒くはないが、グリップヒーターの恩恵にあずかる。
快調に走るが、ふと左下のドリンクホルダーに目をやると、
あれ?また傾いてんじゃん。
手で戻してもすぐにへたれ、水筒が飛び出しそうになっているではないか。
横道に入ったときに停車して確認すると、なんと、バーとホルダーの間のゴムが欠落している。
これではどーにもならん。
工具は重たい荷物の下のシート下だし・・・。
しょーがないんで、水筒はモンベルバッグのてっぺんに配置。ネットがかかっているのでたぶんだいじょぶ。
ぶらついている役に立たなくなったドリンクホルダーはネットのフックをひっかける新たなリングとなった。
ば、バカ野郎。このハゲ!いや、クソ役立たずがっ!
で、50分ほどで相模原インターに到着。
当初、高尾山インターまで行く予定だったが、150円ぐらいしか変わらんのでこっちにした。
ここでもすでに予定変更をしている。
朝の交通量の少ない40キロほどの行程だし、宮ケ瀬あたりを快調に走れる素晴らしいコースだ。
これからもこのコースがいーかも。
ゲートを通った後、すぐに停車して高速走行前の最後の荷物のチェック。
ベルトが緩んでいるところはない。
ネオ維水志ローダー、完璧。
暫く快調に進むが、中央道との分岐点で渋滞発生。
まあなあ・・・。
三連休の中日だしなあ。
高速道路上はヤフーナビを利用する。
途中のICやSA・PA情報が出るのが便利だからなのだが、次のポイントまでの表示が時間単位なのがなあ・・・。
JCT等、進路変更ポイントまではちゃんと距離で表示されんのに何で他は時間なのだ?
鶴ヶ島JCTで4キロの渋滞という情報が入るが、それはその先の関越道までのことらしく、本線には何の影響もなかった。
この辺りもグーグルナビのほうが情報がちゃんとしている気がする。
だから下道ではもっぱらグーグルナビを利用している。
渋滞がリアルタイムで見られるのもいい。
途端、再び渋滞発生。
す、すごい車の数だ。
こりゃ連休最終日の帰りは地獄だべ。
良かったぁ、変則日程で。
帰るのは平日だもんねー。
出立した際、まだ暗闇だったので、携帯の明かりを暗めに設定したままになっていてヤフーナビが見えない。
待ち合わせ場所の上河内SAまでの時間がわからん。
もう2時間半ぐらい走っているので、どこかで一度休憩を挟もうとしていたら高速道路の掲示板が教えてくれた。
あと25キロぐらいだったか。
ならもう一気に行ってしまおう。
8時ちょいすぎ、待ち合わせ場所に到着。
2輪の駐車場へ停めようとすると、前から何やら声がする。
「おお!隊長!もう着いてたんだ」
ちょうど喫煙所の前だった。
反対側に停めたとのこと。
どーやら8時15分前には着いていたらしい。
やあ!ヒヨコさん。初対面だね。
ロデムだよ。よろしくね。
「ピヨ?」
あ、しゃべれないんだった。
そりゃそーだ。ある意味、まだちゃんと産まれていない、と言っていいだろう。
めでたく再会できたということで。
じゃあ早速朝飯と行きましょう。
維水志、ここで失態を犯す。
オーダーのかき揚げ蕎麦があがったので、取りに行ったら店員さんが、
「お釣りをお忘れになりましたか?次の方が届けてくださいました」
と、千円札を4枚広げてらっしゃる。
ええっ!!
なんと、自販機にお釣りを取り忘れてしまったのだ。
それまで全然、気がつかなかった!
えーーっ!?
やっちまった!
が、助かった。
あ、危なかった。
なんて素敵で親切な人がいらっしゃったんでしょう。
どなたかはご存知ありませんが、本当にありがとうございました!
さんざん高速代を節約するために策を練っていたのが、これで一切パーになるところだったのを救われたのだ。
隊長は「お釣り要らないだなんて太っ腹だ」とおっしゃるが、ホント、事なきを得て良かった。
それにしてもこーいったところに老いを感じてしまう。嫌だなあ・・・。
そーいや、バイクにスマホも置いてきちまった。
嫌だなあ・・・。
バイクに戻ってスマホをチェックすると8時前に隊長と単身さんからのメールが入っていたのがわかった。
単身さん、どっかで待ち合わせしてるかなあ。
そのためにこちらからも逐一報告をしておかないとね。
本線に戻ったらすぐに別々に走行だ。
維水志は100キロ巡行で、それ以下の団子ができると追い越し車線巡行に変えて走る。
だがこの交通量では追い越し車線が100キロ前後となるので常に右車線を走ることになる。
隊長はおそらく左車線を巡行するのだろう。
そんなんで待ち合わせする意味があんのか?って?
あるんだわ。これが。
一緒に食事できるじゃん。
距離が長いから何かあった場合、二人いたほうが安心じゃん。
そーいや、隊長、給油するって言ってなかったか?
すまん、配慮がなかった。
ガソリンスタンドがあるところにすればよかった。
待ち合わせ場所のファミマがあるのは国見インターを出てすぐのところ。
国見インターまではあと100キロ弱だ。
次はその中間地点の安達太良SAで休憩。
隊長はこの間にどこかのSAで給油を済ませたようで、これまた随分と時間がかかった。
10時10分、安達太良SA到着。
いいペースだ。
残りは50キロちょっと。
待ち合わせ時間11時に余裕をもって到着できるだろう。
先行した維水志だが、最後は二人揃って高速を降りないと単身さんの待ち伏せ作戦がパーになってしまうんで、15キロほど手前の最終PA我妻で隊長を待つことにする。
が、隊長がいくら待っても来ない。
う~む。
遅い。遅すぎる。
もしかしてそんなに離れてなくて、維水志がここのPAに入る間に抜かされたか?
だとしたらもう時間がないぞ。
限界を超えたのでソロで出口へ向かう。
期待したが、高速道路上に単身ライダーは現れなかった。
そりゃそうだ。
じゃあまあ高速を出てからに期待しよう。
けどなあ、ファミマがインターチェンジを出てすぐのところなんだよなあ。
これじゃ待ち伏せするって言っても…。
維水志、かっとぶが隊長の姿は見えず。
そのままゲートへ。
待ち合わせ5分前である。
だが、ゲート先の道路へ出る信号がいつまで経っても変わらない。
もしかして感応式?
げっ、そーだ。
後ろに着いた車が車間を詰めてくるのはそのせいだ。
維水志、前へ出る。
ああ、11時になっちゃった・・・。
また最後の最後に・・・・。
ようやく信号が青に変わる。
隊長、もう着いてんのかなあ。
ファミマまであっという間だ。
が・・・、
だ、誰もいない。
な、なんでやねんっ!
つづく。
否、その前に給油を済ませる。
ここまで370キロ。
まだあと20~30キロは行けたはずなので、Ninja1000の航続距離はやっぱ高速道路中心なら400キロは行けそうだ。
バカ加速とか、暫くの130キロ巡行とかやらなければもう少し伸びるかもしれん。
ファミマのすぐ先が国道4号だ。
昭和シェル石油のスタンドがあり、そこへ入ろうとするが、その先にJAのスタンドが見える。
確かJAって安かった記憶があるからそっちにしようっと。
・・・・。
止めときゃ良かった。
スタンド入り口の先の信号がちょうど赤で、車がいて入れない。
前の車がもうちっと前に出てくれりゃ行けるんだが・・・。
急いでいるのに・・・。
ガードレールと車の間、通ろうと思えば通れる隙間。
しょーがない、突破すべし。
が、その刹那、背後で「ガツンっ」と音がする!
「イケねっ!パニアが!」
車体が右側に傾きかける!
あわわ・・・・。
すんでのところで耐える。
あ、あぶな!
車に寄っかかっちまうところだった。
否、車に倒れていたかもしれない。
い、いかん。
パニアがあるのをすっかり忘れていた。
高い部分がミラーは通過できても低い部分はミラーの幅がなければパニアはぶつかるというのを江の島で体験済みじゃないかあ!
維水志のバカあ!
で、パニアの左頭部分に傷が付いた。
ちゃんと開け閉めもできるからこれまた事なきを得たようだが。
ある意味、カバーが薄っぺらでこーゆー形をしているのはそーいった衝撃の瞬間、少し変形してくれる分、割れにくいように工夫されてできているのかもしれない。
もう懲りた。
立ちゴケもそうだが、どーも2回はやらかさないと学習できなくなってしまったのかしら?
嫌だなあ・・・。
もう・・・。
そしてそのガソリンスタンド、帰り際昭和シェルを見たら、そこよりも3円も高かった。
ハイオク151円って・・・。
福島って安かったというイメージがあるのだが、気のせいかもしれない。
それで給油量、19リットルって、ホント?
Ninja1000のタンクが19リットルなんですけど。
それでもたいていそこまで入らないよなあ。
なんかなあ・・・。
全てが悪く思えてくるわ。
まあいい。
集合場所に戻ろう。
あやつら、いったい、どーしちまったってんだぁ?
今度こそ、
つづく。
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