蒲田行進
カワサキプラザで6か月点検を受けた日、一台先約があり、待ち時間がマックス3時間になりそうだと言うので、辺りをぶらつくことにした。
その空白の3時間の記事。
にほんブログ村←「そ、それだけで・・・?」と思ったら・・・
ポチっ、とひとつ、よろしくお願いします。
カワプラには11時前に到着。
受付を済ました後、どこに行こうかグーグルマップでこの辺りを検索すると、蒲田駅が歩いて20分弱の距離にあることが判明。
そこでスタッフに、
「鎌田駅へ行くにはどっちに歩いて行ったらいいですか?」
と問うと、
「鎌田は遠いんで、すぐそこにある最寄り駅を利用してください。鎌田はその隣りの駅ですよ」
と、全否定されてしまった。
ああ・・・。
都会の人はそうだった。
歩いて20分なんて、彼らにとってはあり得ない概念なのだった。
かつては横浜在住の維水志自身もそうだったのを思い出した。
歩いて15分を近いと感じてしまうだなんて、ああ・・、すっかり自分も田舎もんになったんだわ。
ということを実感し店を出、グーグルマップを片手に早速歩き始めるが、このアプリの歩くバージョンがまたえれぇわかりにくいのである。
歩き出さないと地図上のどっちに向かってんのかがよくわからない。
これなんとかなんないのかなあ。
車等で利用する時もそうだが、出発の際、指示されている方向がどちらなのかがいつもわからんのだ。
きっとナビも、スマホを持っている人が一体どっちを向いているのかが動き出さないと判断できないのだろう。
「東へ進みます」とかアナウンスはあるものの、どっちが東なのかがわからん。
そもそもそれができりゃナビなんか使わないがな。
で、何故だろう?たいてい指示された方向の反対側へ進んじゃうのだ。
次回から「こっちだ!」と思った方と逆に進むことにしたい。
で、この日も例にたがわず暫く進んでから方向修正をする。
実は帰りに気付いたのだが、カワプラの裏の道をずーーーっとまっすぐ歩いていけば普通に蒲田駅に着けるのに、わざわざ環八を渡って最寄りの駅へ近づいてしまった。
なので20分弱で着くはずが、20分以上かかってしまったのだった。
方向音痴パワー全開である。
それにしても蒲田駅だなんて、なんて懐かしい・・・。
その昔、あれは高校生だったころか?今はメークアップアーティストの叔父が、鎌田のある美容室にヘルプで勤務していたことがあった。
叔父に担当してもらうと随分と安く上がるので、当時維水志が住んでいた新子安からわざわざ鎌田まで出向いたのだ。
「わざわざ・・・」と言ってもたった三つ隣の駅である。
だから「わざわざ」と言うほどの距離ではないが、たぶん当時は遠いと感じていたはず。
それが今では近いと感じるとは・・・。ああ・・・。
で、美容室へ行ったついでに確かどっかの店で何かを食べた。
そしてどっかの映画館で「魔界転生」を観た。
ほとんど映画を見ないのに、なんでそれを観たくなったのかよく覚えていない。
だってそりゃもう30年以上前のことだし。
そんなことを考えながら歩いていると、ようやく駅が見えてきた。
そしてやたらでかいアーケード街に入った。
こんなんあったんだ・・・。
30年前にもあったのかしら?
あったんだろう。
建物が古いもの。昭和の香りがするもの。
きっとあんときゃこっち側には来てなかったんだ。
さて、どこで時間をつぶすか、ドトールで自分会議でもしよう。
鎌田でランチ、ランチ・・・。
う~。
さすが東京。
選択肢が多すぎる・・・。
とてもじゃないが選べそうもない。
自分が何を食べたいかを絞らないといかん。
そーだ、とんかつでも食べようか。
東京で営業できる店なら、どこへ行ってもきっとクオリティが高いに違いない。
おお、ここが良さそうだ。
ここにしよう。
なになに?いつも行列が絶えない?
時間はたくさんあるから問題ない。
しかもまだ11時半ぐらいだし。
お昼前ならそんなに待たずに済むだろう。
じゃ、さっそく行ってみよう。
ナビに従い駅の反対側へ。
目指す店舗は駅からさらに5分ほどの距離があるようだ。
げっ・・・・。
す、すでに行列が・・・。
そ、そんなに人気?
並んでいる間にスマホで再度この「とんかつ丸一」という店の情報収集をする。
平日でも行列ができるそうな。
う~む。
だが東京に来ることなんてめったにないし、せっかくだ。ここは我慢して並ぶとしよう。
しかも東京で人気のお店に入ることなんてこともなかなかないから是非とも体験しようぞ。
並んでいると、中から店員さんの一人が外へ出てくる。
メニューを客に見せ、オーダーを取る。
効率がいいね。
で、維水志の3人前となったところで中へ呼び戻されてしまった。
あら、ホント忙しいのね。
・・・・。
で、その3人前の男がメニューを決められなかったのか、そのまま渡されたままの状態になったわけだが、その後そいつはそれをずーっと持ち続けるのだった。
気が利かねーなぁ・・・。
最近、機転の利かない連中によく出くわす。
まあいい。
待つことおよそ40分。
列の先頭になりようやくメニューを取ってもらえた。
どーやらランチタイム用のメニューみたい。
webでは1200円、となっていたロースかつ定食が1100円となっている。
迷わずそれにする。
中へ入ると全てがカウンター席で十数席しかない。
なるほど混むわけだ。
それにしてもそのカウンターの内側には店主と思しき男性以外には5,6人のスタッフがいて全てが女性である。
す、すごい人口密度だ。
マスターがかつを揚げながらおばちゃんたちにあれこれと的確に指示を出す。
素晴らしいチームワーク。
とんかつ屋でも、女性で一人で来ている客もいる。
期待できるねー。
やがて維水志の前に味噌汁、ごはん、お漬物がカウンターからの手渡しで並ぶ。
ほう。ご飯は半ライス一杯までが無料でそれ以外は有料だと壁に貼られた紙に書いてある。
まあお代わりしないけどね。
さあ、都会のとんかつはどんな?
ひょー!(≧▽≦)
めっちゃうまそー!
なんとかって言うアルファベットの名前の豚だそうだ。
レモンをかけ、まずはそのままいただく。
なにこれ、めっちゃうんまーーーーい!( *´艸`)
油が甘ーい。
とけるーーー!
肉が柔らか~い。
とんかつ?これ、とんかつ?
こんなの食べたことないかも。
こ、これが1100円?
このクオリティの食事が1100円で食べられる、って・・・。
恐るべし東京。
ちょっとだけソースをかけ、そこに塩をふって食べるとこれまた絶妙な旨さ。
いやあ・・・。
至福のひと時だねぇ。
カワプラに点検に来た時は是非また来たい。
けど、きっと目移りしちゃうほどいいとこが他にもいっぱいあるんだろうなあ。
い、いいなあ・・・。
都会は。
けど美味しい店がたくさんある、という意味で、だけだな。
やっぱ住むのは遠慮したい。
人が多すぎるもん。
にほんブログ村
↑いつも応援ありがとうございます。
ポチっ、とひとつ、よろしくお願いします =*^-^*=