お馬さんを生で見る
今日は中学時代からの親友との恒例の飲み会に行ってきた。
メンバーはいつも通りの三人で、家が近所だった同学年のサケウチと新聞部の後輩ちんである。
倶楽部活動では企画担当の維水志も、この集まりの時はもっぱらサケウチの企画に乗っかるだけである。
で、そのサケウチの企画ときたら毎回、落語観賞やら大道芸見物やらと、バラエティに富んでいて我々を飽きさせることがなかった。
だが、その奇想天外なアイデアがしっぺ返しとなったのか、今回はネタが尽きて「何かないか？」と聞いてきた。
まあ普通に会って飲むだけでも全然構わないのだけれど、毎回知恵を振り絞って考えてくれている彼のこの会にかける意気込みに対して「別に何でもいーんじゃ・・・」とはさすがに言えない。
ここは何でもいいから案を出すべきだろうと思って、その場で思いついたのが「競馬観戦」だった。
で、「俺も頭を絞って考えているぞ」感をアピールをするだけのつもりで言った「競馬」が、あろうことか満場一致で可決されてしまったのである。
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で、やってきたのが、ここ、東京競馬場だ。
もう20年ぶりぐらいじゃないかしら。
いー眺めだなあ。
♪中央フリーウェイ～ 右に見える競馬場～
まさにそれだ。
維水志自身、競馬場に来るのは人生で5回目のような気がする。
大井が2回、新潟が1回、そしてここが2回目、だったと思う。
一方、他の二人はサケウチは人生初、ちんは仕事の同僚に連れられて1回だけ地方競馬に行ったことがあるそうだ。
ならばここは維水志が競馬新聞のデータの見方などを指導しないといかんだろう。
そう思って前日にコンビニで東スポを3部購入。百均でサインペンも。
競馬専門紙はやたら高いが、エロスポなら一部140円だからね。
全員教える立場の人間だからか、教え方がうまいのもちろんであるが、聞く側に立っても理解力が高いわな。
すぐに自分たちで情報を整理してそれを巧みに扱っている。
さすがだわ。
馬券購入用のこのカードも、維水志が20年前に使ってたそれとは形も違うし種類も増えていた。
そりゃそーだ。馬単も三連単・複もなかったかもしれん。否、馬単はあったかなぁ・・・。
というわけで、これに関しては維水志も一緒にお勉強だ。
んでまあ、サケウチのほうは賭け事にあまり興味がないらしく、2レースほど体験して全部外した途端、あと1回やったらもう飲み会場へ移ろうと言う。
一方、ちんの方は熱くなっていて結局全部で4レースやることになったのだが。
お昼休みを利用して馬場内へと移動。
馬場内へ来ました。
記念撮影。
このレース、維水志、2頭を軸に7点掛けで3連複を仕留めたんだけど、正面から見たかったなあ・・・。
しかもここまでこのレースが唯一の芝だったんで、すげー間近で興奮できたはずなのだが。
まあいい。
こっち側から見るスタンドだが、あれがG1レース開催日なんかにゃほぼ満員になっちゃうってんだから凄いよなあ。
最後に1レース追加し、正面ゴール前で観戦し終了。
サケウチ、4レースをすべて300円ずつ購入。しかもそのうち3つは枠連。
堅実だねぇ。職業柄？
そしてすべて外す。
ちん、最初の3レースを外し、どうしても払い戻しを体験するまで帰らない、と駄々をこねる。
維水志の「単勝で買ってみれば？」というアドバイスを素直に受け入れ、最終レース、人気上位3頭を単勝で3点購入し見事的中させる。
これまた堅実だなあ。1点ぐらい穴を狙ってもいいと思うのだが。
きっとどうしても当てたかったんだろうて。
こちらも300円ずつ4レースを購入し、最後に払い戻し金400円をゲット。
もう満面の笑みで大満足のようだった。
全部外したサケウチをいじり倒せるのも快感だったようだ。
維水志も4レース、掛け金は全部で2400円、入場料200円、2レース的中で払い戻し金2920円。プラス320円也。
最後、買い方を間違えなければ最初のみんなの飲み会分ぐらい稼げたんだけど、まあそりゃ結果論だし、それがギャンブルだわな。
でもこれでほぼ一日遊べるんだから、競馬場ってのは健全で楽しいところだねぇ。
飲食店も充実してそうだし、一日中いるのもいーかもしれん。
さてさて、では二次会へと参りましょうか。
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