maximizer と minimizer
人間の性格の分類の仕方でmaximizer、minimizerという分け方がある、と英語の文献で読んだことがある。
にほんブログ村←「要するに今日は読む必要がないのね・・・?」と思っても・・・
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それによると、前者は何でも最善の策を常に追求するタイプ、後者はある程度のところで妥協することを良しとするタイプ、と言えるだろうか。
要は買い物をする際のことを考えてみるとよくわかるのだが、マキシマイザーは購入前の目当ての商品の下調べがやたら長い。
カタログスペックをどこまでも追及し、あーでもない、こーでもないと吟味するのである。
結果、散々迷った挙句に買った品に対する満足感は暫くは続くものの、その効果は長続きしない。
そしてその気持ちが切れると、次は買ったモノに対する後悔の念が顔を出してくる。
「あっちにすれば良かった」とか「こんなの買うんじゃなかった」とかである。
従ってトータル的に満足を得られることがなく、精神的にはいつも不幸であることが多い。
一方、ミニマイザーはその逆で、下調べも特にすることがなく、ある程度の基準を満たしていれば他は眼中にない。
従って買ったモノに対する満足度は高く、同じものを長く大切に扱えるのである。
これ読んだ時はショックだった。
維水志自身、どう考えてもマキシマイザーでしかないのである。
「いや、自分は違うよな?」と何度自問自答しても、当てはまる要素は断然マキシマイザーのほうが多い。
実際、買ったモノに対しての後悔の念はいつもあり、それより新しいタイプが出れば、常にそっちが気になり買い替えを模索する自分がいるのだった。
いやだ。
いやだ、いやだ、いやだ、いやだぁぁぁあああっ!
自分がマキシマイザーなんて!
だって、なんかこれじゃいつまでたっても幸せが得られないような気がするんだもの。
まあグッズに限ったことならまだ自分だけの問題だろうけども、こと人間関係でこれだとそりゃもう最悪である。
常に人を値踏みし、自分にとって有益な人だけを選んで付き合って行くってことになるような気がする。
人に対してそれなら結婚はすべきではない。そいつぁ常に浮気をするはずである。
人に対してもそうだが、ペットに対してもダメだよね。
イヌ派、とか言っておきながら、ネコが流行り出したらネコ派とか言い出して、買ってた犬を放りだすのだろうか?
ちょっと考えただけでも恐ろしい。
これを読んだのはもう15年ぐらい前になるだろうか。
そんときゃ、事実を認めざるを得ず、できれば将来的にはミニマイザーになりたい、と思ったものである。
それで今はどうだろうか?
自分のことは一番良くわからんかもしれんので他人に判断を任せるしかないが、自分のブログを客観的に読み返してみると、どーもまだマキシマイザー臭がプンプンするのである。
だ、ダメだ・・・。
やっと建てた維水志邸に対してですら思う時がある。
あーしときゃ良かった、こーしときゃ良かった、と。
けどなあ、家を持てたことだけでもどんだけ有難いことなのか?
って、この前、庭を見ていてそう思った。
「ああ、庭付きの家に住んでいるだなんて、結構幸せなんじゃね?」と思った。
そう思えたことを考慮すると、ミニマイザー的な部分もだいぶ増えたような気がしないでもない。
究極的にはミニマイザーを目指したいところだが、自分の性分だからか、マキシマイザーだって別に全部悪いってわけじゃない、とも思う。
むろん、人間関係でマキシマイザーにゃ絶対になりたくはないが、こと買い物、という点に関しては、である。
だって、せっかくお金を出して買うのだもの、自分にとって一番いいものが欲しい、と思うのは人の性なんじゃなかろうか。
まあそれが行き過ぎるのはよくないんだろうな、きっと。
要はバランスが大事なんだろう。
これから先、大きな買い物をすることはほぼないに等しい。
人間関係もそうそう増えていくこともなかろう。
なので、これまで得たものを大切にしていけば、自ずとミニマイザーへの道は見えてくるだろう。
まああと数年もすれば・・・かな?
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