焼き牡蠣を堪能せよ
石川県の旅、二日目のランチは七尾市にある「かき処 海(かい)」。
輪島から無料の高速道路でおよそ45分ぐらいで到着。
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これも今回の旅の目玉の一つ。
まさに海鮮づくしの旅と言えよう。
店横の駐車場は数台しか停められないが、道路を挟んだ向かい側も利用できるようである。
七尾西湾の河港から中に入ったところにある。
どっかで養殖してるのをそのまま店に陸揚げしてるのかしら。
新鮮な牡蠣がいただけそうで期待が高まる。
11時から営業のはずなんだけど、もう客が結構入っていてほぼ満杯状態。しかもすでに食べ始めてるし。
ホントは一体何時からなんだ?
で、予約をしてあるので名前を告げると、長いテーブルの真ん中あたりに通された。
二人組で来た場合、ここの席のみが対面で座れるようでとってもラッキー。
横並びだと知らない人の前で、しかも火床を共有しないといけなくなる。
それにしても火床の熱が半端ない。
もの凄い熱さだ。
対面のマイハニーにモノを手渡しすんのに火床の上を避けないといかんぐらい。
ネットで調べた限りでは、三千円の波コースというのがお勧めだった。
焼き牡蠣10個、カキフライ5個、酢の物、牡蠣の釜めし・・・、とボリューム満点なのでマイハニーは食べきれないかも、と不安を口にしていたが、食べきれない場合はお持ち帰りにしてくれるらしいという情報もあったので、二人ともそれをオーダー。
で、そっからが、えれぇ忙しかった。
お通しが出たかと思うと、
即、バケツに入った牡蠣が運ばれてきて、
こんな風に写真を撮っている間もなく、
(ちなみにこれは後で余裕ができた時に撮ったもの)
店員のおばちゃんが片言の日本語で牡蠣の焼き方の説明をし始める。
細い方を火の中心に向け交互に並べ、
銀紙で覆って3~4分放置する。
実はこの3~4分ってのが、火力を考えると長すぎるんだ・・・。
で、牡蠣が口を開けたら上側の殻を剝がし、身をひっくり返してさらに火にかける、という・・・。
なんともまあ手の込んだやり方をしないと食べれない。
そこまでしてやっと食べられるわけだ。
で、それもそのはず。
どーやらこの店で、中途半端な焼き具合で牡蠣を食べたアホな客がノロにかかってしまった、というのが原因のようだ。
実際、食べる前に、「私は良く焼いてから食べます」という書面にサインさせられたし、壁にも張り紙がしてあった。
3~4分という、長すぎる焼き時間を指定されるのもそのせいであろう。
だがここまでやるのはどうか?
行き過ぎている面もあると思うのだ。
そのせいかどうかはわからんが、カキフライがいかん。
揚げ過ぎだ。
さらにこれ、作り置きなのだろう、衣がごわごわで牡蠣は縮んじまってる感じでまるで美味くない。
タルタルソースもタルっとしてなく、まるでコールスローサラダのよう。
この酢の物にしても同様のことが言える。
揚げ物担当の調理人がいかんのかしら。
それもこれもノロにかかったぱーぷーのせいである。
しっかし、信じられないくらいバカだよねぇ。
救いはこれだ。
牡蠣の釜めし。
これは抜群。
牡蠣もぷっくらとしている。
元々大きいサイズであろう牡蠣のぷりぷり感もちゃんと味わえる。
ただでさえ、出汁が効いているところに、この焼き牡蠣の汁を加えて食べるとさらに美味い。
食べきれるかどうか心配していたマイハニーだが、カキフライ以外はぺろりと完食。
よほど美味かったようだ。
カキフライ好きの維水志としては少し残念だったが、全体的には満足できた。
なんたって牡蠣を焼きながら食べるという、エンターテインメント性が良かった。
火床の上の牡蠣がポンポン音を立てて破裂するので、服が汚れるとは聞いていたが、実際食べ終わった後のテーブルは大変なことになっていた。
ってか、横の席の奴が銀紙で覆わないせいで、そいつらのが破裂してこっちまで飛び火してくるのがイラつくのだった。
そんで破裂する度に「おお!」とかびくついてんでやんの。
アホか。店員さんに言われた通りにやれ。
「あちーーーっ!」とか、大袈裟にリアクションしたらどうだったろうか。
どーにもならんな。そもそも鈍感野郎だもの。
それにしても、ま、満腹や・・・。
当分何も食えん。
この後は能登島へ行くことに。
橋を渡りたいのと、道の駅があるのでもしかしたらお土産も見つかるかも。
結論かいら言うと、市場的な店はなかったんで早々に退散。
来た時とは別の橋を渡ってすぐのところにちゃんとした市場があるのを発見したのでそちらへ移動することに。
それにしても、この能登島、いーわあ。
何がいいかって、キャンプ場もあるみたいだし、道が最高に気持ちいい。
キャンプライダーもたくさんいた。
いやあ、ここ、絶対にキャンプに来てみたい。
能登島、輪島の連泊がいいなあ。
この後、訪れる市場で食材を買って、なんて想像するとワクワクしてくるー。
もう間もなく旅も終わりだねぇ。
でも、後2回は続くのである。
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