日独同盟ツーリング

それは突然の出会いだった。

何気に始めたInstagram、自ら積極的にフォローしにいくわけでもないので当然フォロワーも少ない。

基本、人に興味がないからなんだけど、じゃあなんでSNSなんか始めたのかとうと、自分でも謎である。

まあノリだな。顧客に勧められて。

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「〇〇さんがフォローしています」と言ったメッセージがたまに来ても、たいていはなんかの商売関係だったりするので、うっかりフォローバックしちゃうと毎度それのアピール画像がアップされてくるので、正直ウザいのである。

その傾向はTwitterになるとさらに酷く、「ネットで商売しませんか？」的なウザさマックスのやつにしか知り合いを除いてフォローされることがないのである。

あ、もちろん興味を持ってフォローしてくださる方々もいて、その人たちには感謝しています。そのあたりは誤解のないようにお願いします。

で、「めんどくせーなあ。やっぱブログのほうがいいなあ」と思い始めたその矢先、Ninja1000つながりでフォローしてくれた人がInstagramにいた。

なんと、それがドイツ人なのだった。

それで「そーか、こりゃ全世界と繋がってんだった」ということを初めて実感したのだった。

そーいやTwitterじゃ、トランプのフォロワーにもなろうと思えばなれるんだった、と。

絶対にならんけど。

それでまあその外国人のInstagramを見てみると、片言の日本語が書いてあった。

ってことは日本在住？と思ったのだが、今度日本に来る、とも書いてあるのを見る限り、そうではないようだ。

じゃあ何？日本語のフォントが入っているスマホを持ってるってことなのかしら？

そんなの外国で手に入るんだ？

そしてよっぽど日本が好きなのか、日本人をフォローしまくっていて、日本での旅行日程まで載せてあるのだった。

しかも「日本で会おうぜ！メッセージ待ってるぜ！」と言っている。

ところでいつも思うのだけれど、スポーツ選手に限らず外国人がしゃべったことを日本語に翻訳すると、たいていこんなふうに態度がデカい感じになっちゃうのは何故だろう？

これだって、「日本でお会いしましょう。メッセージ、是非くださいね」とも訳せるわけで。

まあ日本語ってのはこの辺りの表現方法がそれだけ多いってことなんだろう。

で、話しを元に戻すと、

「こりゃ面白そう！」と正直思った。

フォロワー同士だと個人的にメッセージのやり取りもできるので早速フォローしてもらったお礼を言ってみた。

そしたらすぐに反応があり、とんとん拍子に話が進んでいって「日本で会いましょう」ということになった、

というところまでは以前、当ブログの記事で書いたことである。

その時の記事↓　↓

http://ninja400kagemaru.blog89.fc2.com/blog-entry-1838.html

まあそこにあるように、こりゃ勢いだけの話かも、と思ったわけだ。

つまり、異国の人と意思相通が出来た喜びに、お互いに盛り上がってしまっただけ、その場限り、みたいな。

実際、この話が出たのが2か月前で、その後、個人的なやり取りは一切ない中、彼の訪日予定が近づいていた。

もはやありゃ完全に勢いだけだったと確信しつつある中、彼のインスタに「これからドイツを経つが、日本で行くナイスな場所で（地図上に）漏れているところはないか？日本のお友達のみんな、助けて」というフライト前の最後の日本地図とメッセージが発信されていた。

で、ここは個人ではなく、公のほうにアドバイスのメッセージを送ったが、それには「いいね」マークがついただけで返信コメントすらなかったのだった。

ってことはやっぱフラれたんだ。

そう。

この感覚が否であんまりこっちからは知らない人には積極的にコメントしないのである。

普段の維水志のブログの内容からしたら、「近づきがたい感が半端ない」と、たいていの日本人なら感じるだろう。

それはわかる。

が、何故今回外国人にフラれてしまったのだろうか？

う～ん、流ちょうな英語がかえって怪しまれたのかしら？

なんてね（笑）。

まあ出会いがなければないで別にそれで構わんか。

なんて思っていたら違っていた。

実はフラれてなかった。

「今、日本行きの飛行機に乗っています」と、個人のほうでメッセージが来た。

もしかして控え目な性格で、これまで遠慮してたのかしら？

こりゃ無視するわけにはいかん。

いきなりのアンバサダーや。

そこからの数日、ちょくちょくメッセージのやり取りをし、あっという間に箱根ツーリングの約束をするところまで来たのだった。

それが二日前。

昨日の彼のInstagramによると、本当に現在東京にいて、しかもレンタルバイクを借りている様子がわかった。

いやいや、当日、会うまではわからんぞー。

待ち合わせ場所は芦ノ湖湖畔のカフェに朝8時半である。

で、今日がその日だったのだ。

果たして結果は？

つづく。

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