What A Fabulous Experience!
昨日の続き。
結論から言うと、杞憂であった。
これは現実だ。
いよいよインターナショナル・ツーリングが始まるのだ。
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こんな経験ができるチャンスってそうはないと思うんだ。
まず第一に彼らの勇敢さを称えたい。
だって、異国の地をレンタルバイクで旅をしようという、彼らの大胆な決断がなければこのツーリングは実現しなかっただろうから。
確か在日期間は3週間ぐらいだったと思うのだが、その間の移動はすべてバイクってことは、レンタル代だけで一体いくらになってしまうのか?
そもそも経済力がなければ絶対にムリな話だろう。
外国人が自転車で日本各地を旅する、というのはよく聞く話だが、レンタルバイクで、ってのは珍しいと思う。
実はそうでもないのかしら?
なんか、珍しいから成田空港で「Youは何しに・・・」とかのテレビスタッフに捕まってしまいそうなぐらいレアな感じがする。
いやあ、彼らがそんなんに捕まらないで良かったよ。
でなければ維水志の出番がなくなっていたところだ。
そして自分の言語能力も褒めてあげたい。
英語ができなければこの出会いもなかったろう。
なんか、仕事だけに使ってんのがもったいないなぁ、って思った。
もっといろいろとSNSを通じて世界の人々と知り合いになるべきなんじゃなかろうか。
そういった、いろんな条件が重なりあってこそ実現する、貴重な体験だったと言える。
さて、前置きはこれぐらいにして、レポートを始めようとしよう。
来日してからのやり取りでわかった彼らの予定。
日曜に成田入り。
日月はそのまま東京観光をするらしい。
そんで火曜の10時にバイクをレンタルし、そのまま河口湖近くの新倉山浅間公園というところにある忠霊塔を見に行く(そんなんあるの知らなかったんですけど)。
と、いった内容。
ということは箱根入りは火曜。
であればツーリングの話はご破算だ。
火曜の維水志の始業は早い。
10時レンタル開始なら、彼らの富士吉田着が午後になるのは明白で、時間的にアウトだ。
確か次の目的地は名古屋。
なら翌日までいる可能性は低いか。
あらまあ残念だこと・・・。
一応、水曜の予定を聞いてみると、
なんと、火曜は箱根に一泊し、翌水曜は箱根観光をするという。
あらまあラッキーだこと・・・。
水曜の維水志の始業は遅い。
ランチぐらいまでは余裕でお付き合いできそうじゃないか。
しかも朝8時から行動が可能だと言っている。
朝食をどこかで取りたい、とも。
それを受けていよいよ本格的に企画を練ることに。
で、問題はそんな早い時間から朝食をやってるとこがあるかどうかだったが、見つけた。
ベーカリー&テーブル。芦ノ湖湖畔にある。
ちょうど8時半オープンだ。
8時半にそこで待ち合わせ。
彼らの宿泊地もこれまた偶然箱根で、芦ノ湖から近いようだ。
で、当日。
維水志がほぼ時間通りに待ち合わせ場所に行くと、すでに彼らは到着していたのだった。
見ると、有料駐車場にバイクを停めている。
ゲートのバーをバイクなら通ることができるからだろう。
早速、ロデムを路上に停め、挨拶に向かう。
満面の笑みで挨拶をする維水志。
彼らは、というと若干緊張気味か。
ムリもない。
「やあ、ラースとエレナ、初めまして(*´▽`*)、維水志でーす!」(英語)
いや、イケメンと美女だわー。
金髪だわー。
背が高いわー。
まあそーいった外見に付いていきなり触れるような無粋な真似はしないけどね。
一応、異文化コミュニケーションを学んでたし。
もしかしたら同文化コミュニケーションより得意かもしれん。
挨拶もそこそこに、とりあえずバイクを無料駐車場へ移動するように先導する。
見て、CB1100がまるでモンキーのように見えるじゃないか。
「足つき不安」などという言葉は彼には無縁。彼らの辞書にはないのだ。
ベーカリー&テーブルの2階からの眺め。
うーむ。この日の予報は晴れだが、いまんとこは雲が多いようだ。
ちょうど窓際に三人掛けのテーブルがあるからそちらへ座る。
緊張気味だったラースだが、英語が通じることに安心したのか、ここからはわりと会話が弾むようになってきた。
一方、奥様のエレナは英語は片言なのか、たまに英語で会話に参加する感じ。
なので夫婦の会話はドイツ語で行われている。
維水志はさっぱりわかんないのだ。
けど必要な時はラースがちゃんと英語で通訳してくれる。
ここではドイツの朝食について語ってくれた。
なんでもコーンがいっぱい詰まった黒色のパンが定番らしく、結構お腹にたまるんだそう。
このような白いパンじゃないらしい。
黒パンは他のどの国に行ってもなかなか食べる機会がないそうだ。
じゃ、ドイツに行く機会があったら是非とも食べてみたい、と思った。
ここで最初に朝食を取ったのは正解だった。
これでだいぶ距離が近づいたと思う。
以前、ここの鳥居に外国人旅行客がいっぱい押し寄せていたのを見たことがあるのでまずはここにお連れした。
景色をとても気に入ってくれていたようだ。
見事に逆光だし。
こ、このスタイルの差は・・・、一体・・・・?
続いて箱根に来たらライダーならお約束の場所へ向かう。
大観山ラウンジさー。
若干霞みがかっているが、富士山が顔を出してくれた。
ラッキー。そしてサンキュー、富士山。
ドイツのお客様を歓迎してくれたんだね。
この霞加減でも、ものすごく感銘を受けているようだった。
維水志的にはもっとクリアな富士山を見せてあげたかったが、秋以降でもなきゃなかなか難しいのかも。
お茶をしたい、というリクエストにお応えして2階のティーラウンジへ。
ここではお代わり無料のドリンクが飲める。
ドイツじゃ一番安い飲み物はビールだそうだ。
食べ物より飲物に金がかかるそうな。
水一杯を無料で飲める日本は素晴らしい、と言っていた。
そして出立前にトイレを勧めることはもちろん忘れなかったさー。
ここの2階のトイレ、全自動なんだぜー。
予想通りの二人の反応が楽しかった。
すんごい驚いていたよ。特にエレナの反応が面白かった。
ロボットトイレ、だってさ。
こんなん日本ならでは、だもんねー。
そんでラースはここへ来るまでの道が「パーフェクト」だと言って大変喜んでいた。
カーブがいーんだそうだ。
ドイツの道は直線が多いそうで、飽きるんだとか。
北海道みたいな感じなのかしら、と思ったら道幅はそんなに広いわけじゃないらしい。
カーブが好き?
任せてもらおう。
次はこんなもんじゃないですぜ、だんな。
じゃあいよいよ、「ライダーの聖地」に向かいますよ。
つづく。
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