Ninjaよ!私は帰ってきた!!

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昨日の続き。

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伊豆スカツーを終え、次の予定地へ。

この後、芦ノ湖スカイラインを堪能しようかと思っていたのだが、伊豆スカに入る前に彼らからのリクエストがあったので予定を変更することにした。

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リクエストは二つあり、一つはCBの給油、もう一つは箱根のお土産が買いたい、だった。

給油に関してはこの辺りにゃスタンドがない。

航続距離を尋ねると、あと80~100キロぐらいはだいじょぶらしい。

ならスタンドのある芦ノ湖湖畔までは余裕で行けるから問題ないだろう。

帰り道に寄ることにしよう。

お土産だが、聞かれたのは冷蔵庫用の富士山型マグネットが売っているところはないか、ということだった。

そーいったアイテムを外国の方が欲するというイメージが湧いてこずに、聞き取れているのに一瞬何を言っているのかわからなかった。

これは維水志の悪い癖で、自分が予想できない内容を言われると、日本語ですら聞き取れずに「えっ?」って聞き返してしまうことが多々ある。

あれだね、精神的な問題だと思うんだ。ちゃんと確認しないといけないんじゃないか、という不安が絶えずあるからかもしれない。

で、十国峠のケーブルカーレストハウスが途中にあるのを知っていたので、伊豆スカの帰りにそこへ寄ることに。

そこならたぶんそれらしいもんが売っているだろう。

行くと、駐車場係のおっちゃんが「ウェルカム to ジャパン」と陽気に話しかけてきた。

ここ数年、圧倒的に外国人旅行客が増えた日本だが、それでもまだ珍しいんだろうねぇ。

ラースは日本語が少しできるので、おっちゃんの質問に日本語で答えている。

おっちゃんの、「カントリー?」という、必殺の「そりゃ絶対にわかんないよね」と思われるおそらくは「どこの国から来たの?」という意味の質問に、

「ドイツです」と日本語で答えるラース。

す、すごいな。

おっちゃんが聞き取れない部分は維水志を介してやり取りをする。

ちょっと長くなりそうだったんで途中で失礼させていただいた。

中に入るとお土産コーナーもあり、目当てのマグネットも売っていた。

へー。そーいったものがちゃんとあるんだねぇ。

これを使って冷蔵庫にメモとかレシピとかをいっぱい貼りまくるのかしら?

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その他、ぬいぐるみ等を見て子供のようにはしゃぎまくるエレナ。

こーいった女子の反応はほぼ世界共通なんだねぇ。

エレナは目当ての桜満開付きの富士山型マグネットと、何故だかでんでん太鼓を買っていた。

さて、もう昼時となった。

今日中に名古屋へ向かうということは、彼らの箱根滞在時間も限界が近づいているだろう。

お昼までご一緒するのが憚れたので、ここでは聞かなかった。

そこから20キロほど離れた湖尻のガソリンスタンドまで移動。

給油時に日本ではガソリンがレギュラーとハイオクの2種類あるから気を付けるように説明。

レンタルバイクなので給油口に「レギュラー」と書いてあり、カタカナが読めるラースは、これでこの後の旅でも間違えることはないだろう。

で、ここで何か食べたいもんはあるかどうか聞いてみると、維水志に任せる、と一任された。

で、蕎麦かとんかつのどっちがいいか尋ねても、「地の物であればそれでいいから任せる」と言う。

じゃあとんかつだね。

「え?箱根なんだから蕎麦じゃね?」って思われるかもしれないが、蕎麦なんざこれから彼らが訪れる予定の地であればどこでも食べられるわけで。

けど、同じどこでも食べられるものとして、とんかつを勧められることってあんまりないと思うんだ。

名古屋に行けば鶏手羽、もしかしたら味噌カツもあるかもしれんが。

大阪ならタコ焼き、お好み焼き等の粉もの中心。

広島でもお好み焼きか?

日本海側に回れば海の幸となろう。

で、信州は蕎麦じゃん。

どこでとんかつを勧めるやつがいるだろうか?

鹿児島か?

なのでとんかつをチョイス。

とんかつはさー、日本の食べ物の中で、かなり美味しいものの部類に入ると思うんだ。

是非彼らに日本のとんかつを体験してもらいたい。

しかもこの辺りの美味しい店を知っている。

御殿場のかつ榮さー。

で、彼らがこの前日通ってきて絶賛だった乙女峠を本日は下る。

ここは下る際に絶景の富士山が拝めるのである。

彼らは昨日は夜だったし、上りということもあり、きっと気づいてなかったと思われる。

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先導する維水志は富士山が顔を出すたびに指さしていたが、後でタンデマーのエレナがその時撮影した富士山の写真を送ってくれたよ。

下り切った信号待ちではわざわざラースが維水志の横に並びにきて、「パーフェクトだ」と興奮気味に言っていたので良かった。

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着いた。

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ラースは維水志一押しの鹿児島黒豚のとんかつ定食を迷わずチョイス。

一方、エレナはそれが普通のとんかつとどう違うのかと聞いてきた。

そりゃ普通のよりも千円高いからなー。

クオリティが違う、としか言いようがなかったが、散々迷った挙句、結局彼女も黒豚を選択。

三人で仲良く黒豚定食となった。

ここで店員がトン汁とみそ汁が選べる、という難題を吹きかけてきた。

説明しないといかんじゃんか。

トン汁もみそ汁も一緒だよなぁ。

豚肉が入ってるかどーかの違いだけだよなぁ。

思わず「ポークスープ」と言い放ったが、「ポークミソスープ」のほうが良かったかもしれん。

まあいい。

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で、ゴマすりのやり方や2種類あるソースの違い等を説明する。

彼らはお箸は上手に使えるようだ。

隣りのテーブルに同じくアジア系の外国人を引き連れたご老人がいて、お箸の使い方から英語で指導していた。

じいちゃん、やるなー

で、大変美味しそうに食べていたから、たぶんこれで正解だったと思う。

ご飯は残していた。やはりライスと一緒に食べるという習慣がないんだろうねぇ。

あとレモンもかけてなかったな。

レモンって酸っぱすぎるから英語じゃ「役立たず」みたいな意味があるぐらいだし。

まあそんな風に、いろんな文化の違いを知りながら、会話も弾んだ。

好きな日本のアニメの話なんかもした。

ドラゴンボールはやっぱ人気なんだねー。

Netflixがあるからいろんなのが見られるんだってさ。

Attack on Titan「進撃の巨人」がわからんかったが、スマホで画像を見せてくれてわかった。

一方、バイクの話で盛り上がることはほぼなかったなあ。

維水志のロデムについても彼が言及することはなかった。

同じバイクに乗っているとはいえ、彼のはカスタムしまくりなのに対し、維水志のはド・ノーマル車両だしね。

そして申し訳ないことに、お昼をごちそうになることになった。

そんなつもりはなく、お金も出したのだが、ここはどーしてもおごらせてくれ、と言うのでここはお言葉に甘えることにした。

そしてお別れの時がきた。

最後にドイツのお土産までいただいてしまった。

きっと、こーしてお世話になるだろう日本人のために用意してきたのかな。

いい人たちだぁ。

名古屋へ行くには当然東名高速を利用するだろうから、新東名を勧めようと思っていたら、なんと下道で行くんだそうだ。

ドイツのアウトバーンは無料なのに日本は高速料金がめっちゃ高いと聞いているが、そうか?と問われた。

ホント、クソみたいに高い日本の高速料金。ある意味ぼったくりだよなあ。

迷わず黒豚定食を選ぶ豪快さの一方で、無駄なものにはお金を使いたくない、という理にかなった考え方が維水志と似ている。

母国じゃタダなのに、なんでここじゃお金がかかるんだ?ってことだよね。

そーゆーとこ、よくわかるなあ。

で、彼はETCの存在を知っていたが、CBにETCが搭載されているのはわかるとして、ETCカードは自分のものを使用しないといけないわけだが、外国人旅行客用の何かがあるのかしら?

とにかく、下道で6時間かけて名古屋へ行き、そこで一泊するんだそうだ。

そして大阪に数日滞在するとのこと。

国道1号が高速道路みたいだから、と勧めておいたが、グーグルナビがそう指示するだろう。

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ではまたね。道中くれぐれも気を付けて行ってらっしゃい。

いつかまた会える日が来るだろうか?

来年、イギリスに行く予定があるんだけれど、ドイツにも行こうかな。

なんか、行きたくなった。

その前に成田に見送りに行こうかな。

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ラース、エレナ、本当にありがとう!

維水志の人生にまた一輪、美しい花が添えられました。

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