極寒の常磐道をひた走る
三郷インターから乗って、とりあえず1時間100キロぐらいは頑張ろうと思ったのだが・・・。
めっちゃ寒い!
気温がみるみるうちに下がってついに7℃前後を行き来するようになってる!
ダメだ・・・。
とにかく、暖が取れそうな大きめのSAがあったら迷わずそこへ寄ってカイロを身に付けないと寒くて死んでしまうわ。
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想定できない寒さだった。
で、友部SAというのを発見。
三郷から70キロぐらいだから40分ぐらいがんばったろうか?
パニアからカイロを出して逃げ込むように建物内へ。
フードコートはうどん屋だけが営業している。
思わずうどんが食べたくなったが、先ほど悪魔のおにぎりを食べたばかりなんでここは無料のお茶で我慢することに。
それでも十分あったまれる。
で、SAなどの高速上の情報満載のハイウェイウォーカーで今後の予定を立てる。
この寒さで1時間連続で走るのは無理とみた。
せいぜい40分が限度だろう。
ならば120キロ巡行で80キロぐらい先のSAが次の休憩地点だろう。
関本PAというのがあるからそこに決定。
カイロを膝と太ももの先のほうへ貼る。
そしておなかのみぞおちあたりと両肩全面にそれぞれ貼った。
だが、走り出す時はカイロがあってもどーにもならんぐらい寒い。
寒さで体がガクブルするのである。
まさに、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル・・・・だよ。
これが不思議なもんで10分ぐらいすると落ち着いてくるのだ。
こーなると、休憩するのはいーが、その後また走り出すのが怖くなるわ。
マザーテレサの話を思い出す。
飢えた子供にパンを与えるが、子供はそれをいっこうに食べようとしない。
マザーテレサが理由を尋ねると、「これを食べた後、次の空腹に耐えるのが怖い」とその子供が言う。
本当の空腹とはこーゆーことを言うのだ、という有名な話を。
で、関本PAに到着。
ここはなに?バイク用の駐車場は車専用になってるわけ?
節操ねーなー、千葉ナンバーと水戸ナンバーはよぉ。
まあ「空いてるからいーよね」スタンスで停めてんだろうけども、バイクを停めるスペースはせめて一台分は空けておくべきだよね。
まったくクソな連中だよ。
恥を知れ、恥を。
で、ここでは建物内に入るかどーか迷ったが、先ほどの走り出しの寒さの恐怖を知ったのでやめておいた。
顔が寒くてたまらんので、ナップスで買った頭まで覆ってくれるマスクを付けることに。
頭の部分の生地は薄いのだが、頬に当たる部分は分厚い。
従ってメットを被るとやたらキツイのだった。
もうタコの口みたいになっちゃうぐらいである。
時刻は間もなく6時である。
すこーし空が明るんで来ている。
次の休憩地点は距離ではなく、時刻が6時半ぐらいになった時に寄れるSA・PAにすることに決めた。
家を出てからちょうど4時間ぐらい経過した地点、ってことだ。
建物構内に入らなかったが、やっぱ走り出しは((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルである。
ようやく夜が明け、6時半を回ったところで四倉PAというのがあったのでそこで長めの休憩をとることに。
ついでにここで朝食にしようじゃないか。
やっぱここは汁物に限る。
天ぷら蕎麦、420円。
これがPAの相場だよねぇ。
おいしそうなコロッケがあったんで追加しちゃったが、揚げ物ダブルは朝からちょっとキツかった。
ここで単身さんに途中経過を知らせるメールを送る。
まあ寝てるんだろうけども。
30分ぐらい休んだ。
維水志がSA・PAで30分以上休憩するなんてめったにないことである。
相馬インターまでは残すところ100キロ足らずだ。
給油する必要があるかもしれないので相馬インターすぐ手前の南相馬鹿島SAという、やたら長い名前のSAを最後の休憩地としよう。80キロぐらいだ。
7時過ぎに四倉PAを出立。
陽が出たのになかなか気温が10度以上にならぬ。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
8時ちょっと前、南相馬鹿島SAに到着。
つ、着いた・・・。
家を出てから実に5時間半である。
ここへ来てようやく気温も10℃を超えてきた。
写真を撮る余裕も出てきた。
はて、給油だがどーしようか?
Ninja1000のメータによると、先ほど南相馬鹿島SAに着く前に確認した際には残り50キロぐらいになっていたか。
この、航続距離を示す数値は割と正確で信じられるのだ。
だとすると後20キロぐらいはいけそうである。
相馬インター出口までは後8キロほど。
だったら何も割高のSAのスタンドで給油する必要もなかろう。
念のため、相馬インター近くのガソリンスタンドの位置を検索しておこうか。
うむ。
インター降りてから数キロ程度圏内にいくつかあるようだ。
で、あればガス欠の心配もなかろうて。
もう一度ここで単身さんにメールを送っておこうか。
「だいたい10時前には仙台に着きます」、と。
ささ、極寒との闘いだった、常磐道ともこれでお別れだな。
しゅったーーーーっつ!
この後、お約束のハプニングが訪れるのを、この時点の維水志はまだ知らない。
つづく。
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