時は遡り・・・箱根観光
そんなわけで箱根で一泊することになった。
で、母ちゃんのリクエストは硫黄泉が出る宿、ということだったのだけれど、そーすっと数が絞られてしまうのだった。
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ところがこれがないんだ。
でまあ、中堅価格帯のところを選んだのだが、これがまた値段也なのだった。
一応、それなりの料理は出たが、箱根であの値段ではあれが限界なのだろうということはわかった。
あれでもきっとがんばってんだと思う。
けど肝心の温泉がなあ・・・。
とーーーっても残念な感じだった。
硫黄泉の匂いも微かにしかしない。
きっともうあんまり出ないんじゃなかろうか。
そしてクソな子連れ親子がいたもんでさらに気分を害されたのだった。
どれぐらいクソなのかというと、ひどすぎて語るのも憚れるぐらいのレベルである。
それでも簡単に言うと、「ここは公共の宿で、てめーらの実家じゃねーんだってーの」ってことがわからんぐらい、ね。
実際、翌日のチェックアウトの際、宿のHPに「支払いは現金のみでお願いします」と書いてあるにもかかわらず、「カードで払いたいんだけど」とか言ってるわけ。
そん時の宿の人の困り顔ったらないわ。
だって、実際その件でこの宿のレビューに文句たれてるやからがいたのである。
維水志はここを予約する際にそれを読んで「これこそ逆ギレってやつだべ」と思ったものだが、実際にそんなやつを目の前で目撃するとは思わなかったわ。
きっとこいつも後でレビューでくそみそ書くんだろうて。
ホント、クソはどこにでもいるんだなあ・・・。
このように値段也ってことは、客層もまた比例してレベルが下がる、というのも覚悟せねばならんのだ。
予約する際、平日にもかかわらずウェブ上では「あと一部屋」となっていたからきっとそれなりに人気の宿なのだろうと思ったが、ふたを開けてみたら客は維水志親子とそのクソ家族ぐらいしか見当たらんかった。
きっと常に「あと一部屋」状態なんだろうということが想像できた。
箱根に泊まるなら一人二万以上は出さないとあかん、ということも学んだ。
これだからさー、宿に中途半端なお金をかけるのは嫌なのさ。
その点、今年の金沢旅行は良かった。
宿はビジネスホテル。
その分、夕食は美味しい居酒屋へ行って好きなもんをたんまりといただく、というスタイル。
銀山温泉のように、全体的にレベルが高い宿がそろっているならいざ知らず、当たり外れが多いエリアでは宿選びは慎重にならざるを得ない。
母ちゃんが硫黄泉にこだわらなければ、あの値段でももう少しましな宿があったかもしれんが・・・。
まあいーや。
これも勉強の一つ。
翌朝、「おそばを食べて帰りたい」というリクエストに答えることにしたが、9時過ぎにチェックアウトしてしまったのでお昼時まではまだ随分と時間があった。
そこでここは得意の御殿場へ行くことにした。
湯元の蕎麦屋に行くことにしていたので、御殿場へ行くということは来た道を折り返してくることを意味していたが、まあそれぐらいの距離はどーってことはない。
最近はパンをよく食べるというので、母ちゃんを維水志自慢?のクッカへご招待することに。
10時開店という、パン屋にしては珍しく遅いオープンのクッカ。
早く着きすぎてしまうので、どっか富士山が綺麗に見えるところはないかと探したら、いーとこをめっけた。
はしゃぐ維水志母。
ここに至るまで、乙女峠の下りは物凄く立派な富士山を拝めるわけだが、富士山が顔を出すたびに喜んでいるのを見てたから連れてきて良かった。
維水志はそれこそ毎週のようにこの富士山を見る機会があるわけだが、横浜住まいだとなかなかこうはいかないだろうし。
それにしてもここはいーな。
今度バイクで来て撮影しようっと。
その後、有名な湯元の蕎麦屋へ。
ここは本店ではなく、支店だ。
店内からはこんな景色が拝める。
ちょっと接客に難があったが、まあ味は確かだ。
儲かってりゃ接客なんてのはどーでもいーんだろうて。
箱根なんてのはきっと大概がそんなレベルなのさ。
そんで箱根と言ったら定番の超でかいお土産店、鈴廣かまぼこに立ち寄ることに。
母ちゃん、土産を買いまくってたなあ。
これはウチ用に買ってくれたもの。
鈴廣のお弁当、金目鯛の炙りめし!
この後、母ちゃんを横浜の実家まで送った後、帰宅してからいただいたが、
なにこれ?
なんて美味さ?
こいつあ、これだけを買いにまた来ないといかんじゃないか。
ってか、職場から数キロ程度のところにあるんだし、しょっちゅう食べようと思えば食べられるわけか。
それにしても美味しかったあ。
3900円の浅草老舗うな重の百倍美味いで。
この旅の一番はこれだったかも。
まあそんなんで一泊二日の母ちゃんとの旅は終わった。
この二日で約350キロ、この翌日のマイハニーとの長野日帰り温泉旅行で約550キロ、で、宮城ツーで約1100キロ走ったのだった。
合計の移動距離、二千キロ、という、超中身の濃い8連休であった。
だが「遡り・・・」シリーズはまだ終わらない。
まだまだ時は遡れるのさー。
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