たぶんもう来られない
カワプラ東京にバイクの点検に来た時には、蒲田のとんかつ丸一でランチをするのが決まりだった。
次にカワプラ東京に来ることはなさそうなので、このとんかつを味わうのもたぶん最後である。
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カワプラ東京で受付を済ませた後、点検が終わるまで鎌田駅まで徒歩で行って時間を潰すのが常である。
この日は予約した時間が10時だったため、とんかつ丸一の11時開店にはちょうど良い時間だった。
10時半に受付が終わり、一本道をゆったりと歩きながら蒲田駅方面へ向かう。
開店前には列に並べると思っていたが、例によって道がわからなくなった。
さすがに3回目だから覚えているだろうと思ったのに、たどり着けず、結局グーグルナビのお世話になる羽目に。
10分前には到着したが、すでに列ができていて第一陣には入り込めなかった。
そうなると皆さん一斉に食事が始まるわけだから、第二陣に順番が回ってくるのは最低でも30分は覚悟せねばなるまい。
それにしても相変わらずすごい人気だなあ。
一体、ひと月の売り上げはいくらぐらいになるんだろうか?
やあ、もうキミに会えることはないかもしれん。
そして相変わらず美味い。
こーやって安心して美味いもんが食えるってのは東京ならではだよなぁ。
なんでも丸一グループみたいのがあるとかないとか。
諏訪湖エリアに同じ名前のとんかつ屋が2件もあるのを知っている。
次にこれと同等の味を求めるなら諏訪まで行かないといかんだろう。
否、東京のほうが間違いなく近いんだけれど、とんかつを食べるためだけに東京に行くことは絶対にないわけで。
対して、ツーリングで諏訪湖エリアに行く機会のほうが圧倒的に多いに決まっている。
例のツーリングプランミニで静岡~山梨をぐるぐる回る機会があれば、ランチをしに絶対に行こうではないか。
超満足。
で、食後の時間潰しはこれまたブックオフで、と決まっている。
適当に立ち読みする。
下っ端アルバイト店員が上司に説教を食らっていた。
漫画読むよりそっちを聞いているほうが面白かった。
耳をダンボにしてその説教を聞いていると、どーやら大目玉を食らっているのは、基本動作のできないクズバイト野郎であることが分かった。
まあ世の中使えない連中ってのはどこにでもいるものだ、と改めて実感した次第である。
点検に要する時間は2時間から3時間。
この時点でまだ90分ぐらいしか経過していないんで、どっかカフェでも行くことにした。
そしたらジョナサンがブックオフのすぐ前にあったんで即そちらへ飛び込む。
ちょうど昼時だが維水志はもうランチが済んでいるのでデザートタイム。
例のごとく、黒ゴマ白玉ソフトとドリンクバーのセットである。
街並みを見下ろす席でのんびりと時間を過ごす。
分煙の割に、入口手前はめっちゃタバコ臭い席だったんで、奥の席へ替えてもらった。
食事時なのに4人掛けの席に通されてちょっと気まずかったが仕方あるまい。
ドリンクバーの3回目のお代わりをして席に着いたとたん、点検終了を知らせる電話が入った。
ドリンクバーがあるから時間を潰すのはカフェよりファミレスのほうがいいな、と思った。
さらば、鎌田。
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