夕日の滝

山中湖方面への道全てを通せんぼされてしまったので仕方なく帰ることにした。

途中にある、新東名の工事現場でも見学しにいこうかとも思ったが、面倒くさそうなんで辞めておいた。

そしたらマイハニーが「夕日の滝」を見に行きたい、と言うんでそうすることにした。

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それに割と近いエリアにある、「洒水の滝」というのはもう何年も前に見に行ったことがある。

けどマイハニーも維水志も夕日の滝には行ったことがなかった。

この足柄エリアは静岡に行くときにはいつも通り道なんで、あんまり気にしてなかったからかもしれない。

で、ナビに従ってそちらに向かうと、足柄峠を超えて御殿場に向かう時の道の途中にあるのだった。

そーいや、途中にあるトンネルあたりの横道から車が出てくるのを何度か見たことがあったっけ。

こんなとこにあっただなんて。

で、ちゃんと「夕日の滝」という標識も出ていた。

今まで何度もここを通っていたのに気づかなんだとは。

なんもない、と思っていたところに実は民家も結構いっぱいあるのだった。

途中からやたら道が狭くなり、すれ違えないほどである。

登山口になっているのか、バス停があり、途中まで路線バスが入ってくるようだ。

そこからもう少し上に上がって行ったところに無料の駐車場があった。

で、人気のない、閑散とした場所を想像していたのだが、とんでもなかった。

キャンプ場が併設されているようでやたら人がいた。

学校が夏休みに入って最初の日曜だもんなあ。

子供連れが物凄いいっぱい。

夕日の滝はそんなキャンプエリアを通ってった先にあるのである。

駐車場からは徒歩10分もかからないし、急な坂もない。

遊歩道にはこうして木片が敷いてあり、雨の後だったが、靴がぐちゃぐちゃになることもなかった。

アプローチしやすい。

見えてきた。

ふーん。

へー。

結構、近くから見ることができるじゃんか。

滝つぼもすぐそこにあって、先ほどここまで来る途中に水着の子供たちが戻ってくるのを見かけたから、たぶん降りられるんだろう。

なんて思って見ていたら、そのうちウェットスーツ姿のおばちゃん数名とオヤジ一人がやってきて、どんどん滝つぼへと入って行くのだった。

ええっ！？

と、思ったが、どーやらここで滝行もできるようである。

へえー。

確かにこれぐらいの落差だったら滝に打たれてみたい気がしないでもない。

けど、もうちっと暑い日にしたいものだ。

それにしても思わぬところでいい場所を見つけたものである。

そのうちまたフラッと寄ってもいいかも。

金太郎の力水、だそうだ。

結局、夕日の滝、という割にゃ、遠くに夕日が眺められるような場所でもなかった。

どーしてそういうネーミングなのかは不明。

まあいっか。

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