下道10時間ライド 後編
日光を過ぎ、西へと向かう途中、またもや乗用車が団子状態になっていくのだが、ある地点でそれが二手に分かれた。
維水志が向かう方向、つまり西の群馬方面のほうが車両が少ない。ラッキー。
後で地図で確認すると、その道はわたらせ渓谷鉄道沿いの、国道122号線という道だった。
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団子状態も解消され、前を行く車も一台だけとなった。
福島を出発してからもうかれこれ4時間近くが経過していようとしている。
首・肩の痛みは、それまではライディング中にしょっちゅう首をぐるぐる動かしたり肩を回したりしてほぐしていたのだけども、もう麻痺してしまったのか慣れたのか、あんまり動かさなくてもだいじょぶになった。
ちょっとこう、左に少~し傾けたポジションが首に負担がかかりにくいのか、しっくりくる感じだった。
気づけば団子状態が復活していた。
この状態になると車を一台抜かしたところでどーにもならんから団子の一部と化す。
退屈さがマックスになりかけたころ、「団子状態から抜け出せ」、とグーグルナビからの指示。
やったあ!
しかも、例によってまた結構なワインディングロードへと導かれた。
退屈しのぎにはちょうど良いのである。
こんな感じ。それなりのクネクネ。
ここを抜けたらコンビニ休憩だな。
と、思ってたのだが、街中へ出たはずなのに、なかなかコンビニが見つからん。
それもそのはず。街の景色がまだ下方に見えるし。
街はまだ先なのね。
だがこれまた時間的にちょうど良いころで、先ほどの土産屋から90分経過したところにコンビニ発見。
偶然だがまたファミマである。
ここで休憩だ。
70キロ程進んだ。時刻は18時を過ぎたところ。
だいぶ日も傾いてきたのに、さすが群馬の街中、ここが暑さマックスだったと思う。
店内にイートインスペースがあったので、ここはファミマのアイスラテを座って飲むことに。
す、涼し過ぎる。
ここらでナビの目的地に自宅の住所を入れてみる。
おお。さすがにここまで来れば国道4号経由ではなくなった。
代わりに自宅までの行路は真南にまーっすぐ行った感じになっている。
しかも余すところ150キロ程度である。
こりゃあ山梨を回るパターンよりも全然距離が少ないぞ。
100キロも少ない。
だがそれでもまだ懸念していた埼玉~八王子経由なのだった。
が、よく見ると渋滞が発生しているエリアが全然ないじゃんか。
グーグルナビの目的地までの所要時間は渋滞がある場合、赤字やオレンジ色で表示されるんだが、この時点で表示は渋滞なしを示す緑色なのだった。
そりゃあもう時間が時間だしなー。
今こんな感じってことはこれから夕飯を食べてる間に時間が遅くなればもっと空くってことだよね。
要は渋滞が避けられればいいのである。
150キロのうち、八王子バイパスや129号、246号の夜間なんてのは全然ストレスフリーで走れる道だ。
だとするならば、ここは埼玉県内を通らせてもらうのが正解と言えるだろう。
これから夕飯を食べて帰っても間違いなく日付が変わる前に帰れそう。
決まり。
うむ。ではここらあたりで夕飯にしようではないか。
群馬、と言えば、シャンゴ。
パスタが安価で食べられるのだ。
マイハニーと本店に一度だけ行ったことがある。
これから南下するエリアにないかしら?
と思って検索すると、ずっぱし進行途中に店舗を発見。
いーぞー。
あと、そろそろ給油も考えないといけない走行距離になってきたようだ。
コンビニを出、15キロほど離れたシャンゴに30分で到着。
着いたあ。
いいなあ。地元に欲しい。
19時前だからか、まだ客が少ないようだ。
さーて、何にしようかな。
前回はシャンゴ風という、カツにミートソースがかかっているやつにしたのだ。
維水志には若干甘めに感じられて、量も多かったので途中で飽きたという記憶がある。
コース料理も魅力だが千円以上すんのかあ。
ここは失われた塩分を多めに補給すべく、ボンゴレにしよう!
しかもSでよか。単品で。
Sでも麺が150gって、どーゆーこと?
千円以内で済むなんてとっても嬉しいわ。
オーダーする際、店員に「単品でよろしいでしょうか?」と、怪訝な顔で聞かれたが、神奈川在住の維水志にはそれで十分である。
ひゃあ、めっちゃうまそー。
実際、美味い。
ガーリックの風味もバターの風味もしっかりしてるし、なんつってもアサリの出汁がしーっかり効いている。
アサリが多いのがさすが!
これがさー、都会の五右衛門だっけ?だとアサリがきっと5個ぐらいしか入ってないんだわ。
きっと群馬の人は「金返せ!」っていうに違いないほどこれと比べるとショボいはずである。
スープが上手くてほぼ飲み干した。
で、ここでお土産にミートソースが買えないかと思って聞いてみると、冷凍したものが購入できるそう。
やあ、いいお土産ができたぞ。
じゃあそれを二人前お願いしまーす。
え?一人前三百いくらですか?
ええ?そ、そんなにお安い?
う、嬉し過ぎる。
欲しい。地元に欲しい。
何故地元にはないんだ?
まあいーさ。
時刻は19時半。
かなりゆったりと休憩できた。
残すは136キロとなっている。
4で割ると34キロだ。
3回ずつ休憩入れながらのんびり帰ってもいーわけだ。
おお、こんな感じだったら、下道で福島から帰るのも全然アリじゃないかあ。
ああ、初めてハプニングもなく、雨に打たれることもなく、福島から穏やかな気持ちで帰宅できるー\(^o^)/。
そうそう。仕込み記事で書いた、雨の心配だが、今回はまったく雨にやられることがなかった。
もはや奇跡!
その後、暫く街が続くからいつでも給油ができると思いきや、ガソリンスタンドがほとんどなくて焦るのだった。
あっても夜遅くて営業が終わってたりするし・・・。
Ninja1000の残りの航続距離は計算すると、トリップメーターが410キロあたりが限界値なのだが、もう400キロに到達しようとしている。
そ、そんなことあるーーーーっ(/ω\)
ホント焦ったが、400キロちょっと過ぎたあたりでガソリンスタンドを発見。
事なきを得た。
千円分だけ給油。そんだけありゃ自宅まで帰れる。
うん。めっちゃ焦った。
そんなんだからさー、一気に60キロも走ったわさ。
つまり、そんだけの間、営業しているスタンドがなかったってことなのよ。
お、恐るべし、埼玉。
あ、でも途中どっかで花火大会やってたなー。
街灯がほとんどないんで、その分余計に綺麗だったよ。
残り75キロとなったが、これが不思議なもので残りが少なくなると何かのスイッチが入ってしまうのである。
運転が荒い、荒い。
これは反省しないといけない。
バカなもので、それで自己嫌悪に陥るのである。自業自得なのに。
なので正解は、この75キロの間に一回休憩を入れることだったろう。
最後にいつものスタンドで満タンにしてから帰宅することに。
23時半到着予定が20分も早い23時10分の帰宅であった。
福島からの所要時間、10時間弱。
2日間の走行距離、800キロぐらい。
うん。
次回も下道。
朝早いなら、往路も下道で行けるかも。
ああ、あれからもう1週間以上経過してるだなんて、
信じられん。
やっぱ倶楽部活動はいいな。
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