マイ歌謡編集後記 08
語りつくせぬ歌謡曲の魅力。
本日は維水志の思い出と共に、「78年秋~冬」と題してお届けします。
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オリジナルカセットに収録しなかったであろう曲がピンク。
十作目(78年-03)
みずいろの雨/八神純子
ブルー/渡辺真知子
ブルースカイブルー/西城秀樹
透明人間/ピンク・レディー
LOVE(抱きしめたい)/沢田研二
季節の中で/松山千春
グッド・ラック/野口五郎
女ともだち/高田みづえ
Do it Bang Bang/榊原郁恵
失恋記念日/石野真子
与作/北島三郎
チャンピオン/アリス
HERO(ヒーローになる時,それは今)/甲斐バンド
夢一夜/南こうせつ
高校生活にもだいぶ慣れ、毎日がバラ色の頃。
バンド活動がメインだったろう。
恋愛も、そーさな、好きな人はいれども、彼女は相変わらずできなかった。
それこそ遠足前後に、仲間と恋バナを頻繁にするようになってきた。
共学の公立高校にありがちな、
「維水志は誰が好きなんだよ~?」
という質問。
これに、安易に答えたりすると、お節介な連中が勝手に事を起こし始めたりするのである。
実際、そのころ「誰それがいい」とは特に思っていなかったが、たまたま座席が隣だった女子が優しい子だったんで、あえて名をあげるなら、その子かな、と思って口走ってしまったら、後で祭り上げられて大変なことになった。
いい恥さらしである。
それを学んでからは、面白半分で今度はこっちが加害者になったこともあったが。
で、その子はクラスの中ではかなりマイナーだった。
誰も目を付けそうもない子をあえて選んでいるという、維水志のマイナー嗜好は相変わらずだったのだが、1年の終わりごろ、あろうことか、メジャーな女子に惚れてしまったのだった。
まあちょっと優しくしてもらったから勘違いしたんだと思う。
舞い上がった。
で、その子に何の罪もないのだけれど、たぶん、断る、ということができない優しい子だったんだと思う。
維水志のアプローチに曖昧な返答しかしなかったもんだから、えれぇ勘違いをしてしまった。
「もしかしたら、付き合えるかも?」、と。
で、その子と同じ中学出身の仲間から、「実は彼女には彼氏がいる」、と聞いた時は裏切られた気分になった。
否、完全に裏切り者扱いを決め込んだのだった。
そう。逆恨みでしかない。
怖い、怖いねぇ。こーゆー一方的な恋愛。
典型的なモテないだっさださな野郎。
ザンネンだ。
そりゃあもうザンネンでしかなかった。維水志の恋愛。
そんなザンネンな時代に語るべき曲は・・・、
そうさな、あんまり実生活とリンクする曲はこの中にはなかったかもしれん。
「みずいろの雨」
好き。声がいい。
「青葉城恋歌」
最高。
宮城がこの頃はかなり遠い存在に思えた。
翌年、修学旅行が東北一周になるとは夢にも思わなかったが。
でも青葉城には行かなかった、と思う。
「ガンダーラ」
あのドラマが流行ったのはこの時期なのね。
外人が混ざってる、不思議なバンド、という印象。
視聴覚室で演奏した1曲。
その下手さに、今だったら「ネットで大炎上」、といったところだったろう。
ベースラインは簡単だった。
「チャンピオン」
後の修学旅行で、「にゃま岸」と「ぴらのくん」の持ち歌となる。
修学旅行では、どこでもコンサート、みたいのが流行って、指名された者は有無を言わさず歌わないといけない、という無言のルールがあったのだ。
これについては79年の秋あたりでいっぱい語ることにしよう。
ああ・・・。
なんか、ザンネンな性格ってのは・・・。
ホント、ザンネン。
思い出すと今でも心が折れそう。
まあもう終わったことなんでしょーがないが。
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