修学旅行の思い出
ここで修学旅行のエピソードを一つ。
場所は東北一周。
神奈川の県立高校なのに修学旅行が東北一周ってのは、たぶん結構珍しかったんじゃなかろうか。
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修学旅行。
何故だか覚えていないのだけれど、初日の夕食の後に、ホテルの宴会場に集まって宴会をしたのである。
もちろん、お酒なしの。
校長先生がマイクを持って歌っている写真まであるので、間違いない。
もしかしたら初めからプログラムの中に「宴会」があったのかもしれない。
だって、行く前に歌の準備をしたんだもの。
それか、もう「どこでも宴会モード」の習慣が根付いていたか。
「どこでも宴会モード」とは、何かのイベントがあると、調子に乗りやすいバカちんどもが、周りの「〇〇コール」にはやし立てられて自分の得意とする歌をその場で披露するというものである。
たいていは伴奏も自分の声でやる。
今考えりゃ、酔っ払いと大差ないわけで、酒が入ってなくてあんだけめちゃくちゃなパフォーマンスがやれるってのは、もう調子に乗っている以外の何物でもなかったろう。
修学旅行ともなれば、「どこでも宴会モード」が発生するのは間違いない。
当然、維水志自身もそのバカちんどものメンバーだったんで、歌の準備をしたのかもしれん。
ん~。
どうだったかなあ。
やっぱ修学旅行の初日のこの宴会が「どこでも宴会モード」に発展した、ってのが正解だったかなあ。
いずれにしても、維水志は修学旅行前に歌の練習をした。
それもかなり真剣に。
それが「カリフォルニアコネクション」だったのだ。
ところが、あろうことか、維水志の出番の前に、歌われてしまったのである。
あ、あんなに練習したのに・・・。
けどまあ、今考えりゃそれで良かったのだ。
維水志がまじめにカリフォルニアコネクションを歌ったところで何の面白みもないのだし。
どーしようか考えているうちに維水志コールが始まってしまった。
「い~みなしっ!い~みなしっ!・・・」
しょーがないんで、愛のメモリーをある程度歌い、いきなり途中から、
アニソン!!
しかも、12チャンでやってた外国アニメの主題歌である。
知っているやつは少なかったろう。
「ラムヂーちゃん」ってやつ。
「ラムヂー、ラムヂーカワイ子ちゃん♪」っていう・・・。
変身オオカミってのが、羊のラムヂーちゃんを捕まえようとするが毎回失敗するという、単純なアニメ。
それを踊り付きで歌った。
仲間のイチとタロウがバックダンサーを務めたのだった。
おかげで大うけだった。
カリフォルニアコネクションだったらウケなかったろう。
こうして「いきなり宴会モード」が確立したのである。
その後、維水志コールが出たら、維水志は迷わずラムヂーちゃんを歌うのだ。
このように、パフォーマーにはそれぞれ持ち歌がある。
イチは「アイムセクシー」、タコセは「JODAN JODAN」、じっちゃんとグロ滝のコンビは「あずさ2号」、根性サルは「与作」とか・・・。
この後の修学旅行中はそれこそホント、どこでもコールが始まるのだった。
啄木記念館でも、竜飛岬でも、十和田湖畔でも、帰りの台風で停車してしまった新幹線の中でも。
周りの人からすればえれぇ迷惑な話である。
修学旅行後も、文化祭の後夜祭から卒業パーティに至るまで、ずーーーっとこの習慣は続いたのだった。
カリフォルニアコネクションを聞くと、これらの光景が蘇ってくる。
そして恋愛面でも思い出がある。
維水志には夏休みに告ってオーケーの返事をもらった彼女がこの時点でいたのだ。
けども、奥入瀬渓流で一緒に写真を撮った時も、今一つこう、浮かない感じだった。
夜、男子数名で彼女がいる女子部屋へ侵入し、トランプゲームをやっている時も・・・。
なにか、付き合っている、という事実を認めたくないような感じがありありと見て取れたのだった。
で、修学旅行が終わったら、案の定、破局となったのである。
原因は、その子のことを好きな男子がいるらしいんだけども、維水志とその子が付き合っているのを見たら、きっとその男子が心を痛めるから、という理由だった。
まったく意味が分からない。
オーケーの返事をもらって舞い上がり、ぬか喜びとなった維水志の心のほうが、何倍痛むだろうか?
そのポイントに考えは行かないんだろうか?
まあとにかく、そんな感じで、これまで恋愛に関しては何一つうまくいかなかったのである。
その彼女が松山千春が好きでねぇ・・・。
夏休みに、北海道までコンサートに行ってたさー。
おかげで松山千春がめっちゃ嫌いになったさー。
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