マイ歌謡編集後記 15
語りつくせぬ歌謡曲の魅力。
本日は維水志の思い出と共に、「80年冬」と題してお届けします。
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演歌以外はすべてオリジナルカセットに収録されていたかも。
十七作目(80年-03)
ハッとして!Good/田原俊彦
さよならの向う側/山口百恵
やさしさ紙芝居/水谷豊
ふたりの夜明け/五木ひろし
パープルタウン/八神純子
酒場でDABADA/沢田研二
恋の綱わたり/中村晃子
人生(たび)の空から/松山千春
異邦人/久保田早紀
シャ・ラ・ラ/サザンオールスターズ
なみだ涙のカフェテラス/ジューシー・フルーツ
セクシーナイト/三原順子
ヤング・ボーイ/河合奈保子
第二章・くちづけ/柏原よしえ
処女航海/クリスタルキング
赤いアンブレラ/もんた&ブラザーズ
高校生活も残りあと僅か。
良識のある、計画性を持った仲間たちは受験に向けて集中し準備を進める中、維水志は高校最後の文化祭で燃え尽きたのだった。
もうそっから先はよく覚えてない。
たぶん、12月ぐらいからおざなりの受験勉強を始めたのかもしれない。
そーいや、勉強会とか言って人んちに集まって勉強している連中もいたっけ。
今考えりゃそれが普通だよな~。
数Ⅲ就職クラスだった維水志も、物理で零点を取った時点でさすがに自分には理系は無理だと悟っていて、文転を余儀なくされていたのだった。
だが、国語も古典も、社会もそれが日本史だろうが世界史だろうが、すべて成績は10段階で3なのだから、文転もへったくれもないのだった。
古典に至っては高二時に留年になりかねない赤点2がついに成績表に灯った。
すなわち、5段階で言えば「1」である。
見かねた担任が、留年阻止に少しでも根回しになるように古典担当の先生に年賀状を出した方が良い、という呆れた提案をしてくれたのだが、彼がそれをしなければ他に取り付く島もないと判断するほど維水志の学力がダメだったのである。
もちろんそれに従い、さすがに留年はヤバいと思って3学期はちったぁがんばって気合の60点ぐらいを取ったおかげで留年の危機は逃れたものの、とてもじゃないが受験生とは呼べない高校三年生なのだった。
そんな維水志が頼るべきは、親に無理やり通わされていた英語塾で培った英語力である。
だがまあ受験に特化していない個人塾で習った英語などたかが知れていて、成績は言わずもがな、3に毛が生えた程度のギリ4であった。
まあ受験がどーゆーものなのか、まるで知らないのだから仕方がない。
維水志同様にバカばっかやってて学力がどーにもならん連中は、資料室にある情報誌を片手に、地方でもいいから入れる可能性がある大学を探しまくっていた。
今ならスマホで検索しまくるところだよ。
それで維水志といつも成績のビリ争いをしていた仲間のスズは、意中の彼女にふられた勢いもあって「俺は北海道に行く!」と声高らかに宣言するのだった。
信じられないが、北海道のなんとか工業大学なら、スズみたいなドベの成績でも入れるんだそうだ。
そんなでたらめな仲間うちでも、現役で北大に受かる天才的な頭脳を持った同級生もいるってんだから不思議なものである。
それはともかく、スズはこの決断により後に栄光の現役合格を手にするのだった。
一方、維水志は、英語だけで受験できそうな埼玉のとある大学を何とか見つけ出した。
そして受験勉強=単語の暗記、という、とんでもない勘違いをしつつも、仲間につられて単語の暗記をし始めるのだった。
そんなんじゃ受験結果は火を見るよりも明らかだったであろう維水志が今回語るべき曲は、
「青い珊瑚礁」
こっから伝説が始まるんや。
実際、この時点でウチのクラスにもファンがたくさんいたし。
この頃はまさかその後にリリースされるアルバムをほぼ全部聞くほど好きになるとは思わなかった。
人物は別に、なんだけど、曲はホント好きなのだ。
この曲で、聖子ちゃんとチョコのコマーシャルに出てたよな、確か。
なんか、すげー懐かしい。ファンがヤキモキして大騒ぎになったんだ。
ファンの間では、だけど。
こうして見ると、キャンディーズが引退してから、随分と時間が長かったんだなー。
割とすぐかと思ってたんだけど。
まあ年月にすると2年ちょっとぐらいなのかあ。
そしてこれまたタイムリーだけど、最近息子がやたらテレビに出てるではないか。
しかも母親の歌をカバーしてるとは・・・。
役40年前、そんなん、誰が予想した?
「やさしさ紙芝居」
これもテレビの主題歌だった。
最初のだる~い感じの、まるでやる気がなさそうなセリフがいいんだ。
「パープルタウン」
あれ?急造バンドで演奏したのってこの曲だったっけか?
それとも水色の雨だったか?
パープルタウンだとしたら、もう受験ギリギリまでそんなことやってたんか・・・。
今更ながら呆れるわ。
「異邦人」
この時期に流行った曲だったのかあ。
もうちっと後かと思ったが。
「シャ・ラ・ラ」
こっから「チャコの海岸物語」まで暫く姿を見ることはなくなるのである。
実際、休養だったんだっけか。
「あなた色のマノン」
「涼風」の爽やか路線から再びデビュー曲の「赤と黒」に迫る官能的な路線へ。
あとで「タッチ」がヒットするのを見てもわかるように、完全に爽やか路線が合ってたんだと思う。
「赤いアンブレラ」
めっちゃ暗い歌。
だけど聞き入ってしまうのが不思議。
ああ、もう17作もできたのかあ。
実際、現在CD化してあるのは24作目までなのだ。
予定では34までとなっている。
ちょうどこれで半分だ。
けど、1枚ずつ熱く語れるのは高校時代までだからなあ。
大学時代なんて、ほとんど想い出がないんだ。
むしろ、そこから暗黒時代が始まるんで、あんまり語りたくないかも。
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