マイ歌謡編集後記 30
語りつくせぬ歌謡曲の魅力。
本日は維水志の思い出と共に、「85年夏~冬」と題してお届けします。
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三十二作目(85年-2)
俺たちのロカビリーナイト/チェッカーズ
夏ざかりほの字組/Toshi & Naoko
愛人/テレサ・テン
Lucky Chanceをもう一度/C-C-B
BOYのテーマ/菊池桃子
悲しみにさよなら/安全地帯
魔女/小泉今日子
土曜日の恋人/山下達郎
恋におちて/小林明子
ガラスのPALM TREE/杉山清貴&オメガトライブ
ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子
メロディ/サザンオールスターズ
フレンズ/REBECCA
ff(フォルテシモ)/HOUND DOG
SOLITUDE/中森明菜
雨の西麻布/とんねるず
もう逢えないかもしれない/菊池桃子
神様ヘルプ!/チェッカーズ
で、この頃の特徴としては、1曲の長さが長くなっている傾向が挙げられる。
ずっと編集する中、80分のCD一枚に収録できる曲数がたいていは22曲で、中には23曲入れられたのもあったが、この最後の4枚に関しては19曲しか入れられなかった。
つまり、1曲の平均の長さが4分以上になった、ということを示している。
70年代はそれこそ2分台の曲がいくつもあった。
維水志の歌謡集で最短なのが、大場久美子の「大人になれば」で2分11秒、次が桜田淳子の「夏に御用心」で2分30秒、続いてピンクレディの「渚のシンドバッド」で2分33秒である。
2分11秒って・・・。
めっちゃ損した気分になる気がする。
まじめにやってんのかとも思う。
まあそれらは特別としても、70年代だと3分台の曲がメジャーで、4分台があっても4分30秒ぐらいまでで終わるのが普通だった。
5分台の曲はめったになく、維水志の歌謡集の中では、77年のダウンタウンブギウギバンドの「身も心も」、78年の沢田研二「サムライ」「LOVE(抱きしめたい)」、渡辺真知子「ブルースカイブルー」、円広志「夢想花」が5分を超えている。
あの、さだまさしの「雨やどり」さえ4分半だったのだが、「関白宣言」では何を考えたのか、6分近い曲を出したのである。
で、それがヒットして図に乗ったのか、「親父の一番長い日」で12分半もの曲を出すに至る。
が、さすがに常軌を逸しているからか、それに追随する者は維水志の記憶ではいなかっと思う。
一応、歌謡集に入れてしまったんだが、これが収録されているCDには17曲しか入らなかった。
もしかしたら、そのうち他の曲に入れ替えるかもしれん。
で、話を85年に戻すと、もう3分台前半で終わる曲が逆に珍しくなってしまっている。
3分じゃ、表現したいことがしきれくなってきた、ということなんでしょうか。
今はどーなんでしょうねぇ・・・。
まあ総じて、昭和人間の維水志としては、3分半~4分ぐらいの曲が聞きやすく、また歌いやすく感じるな。
そんな昭和人間維水志が今回語るべき曲は、
実はもうホントあんまりないのだ。
今回と、残り2枚に関しては、確かに懐かしいというのもあるが、こうしてまとめて聞くと、逆になんかとっても新鮮に感じてしまう。
そもそも83年ぐらいまでに作ったオリジナルカセットを元に編集してきたのだが、ここらの曲はもうオリジナルが存在していない領域に入っている。
実際、今回の32枚目は、小泉今日子、山下達郎、中森明菜、杉山清貴以外すべて青春歌年鑑シリーズから聞き覚えのある曲だけを引き抜いた形でできている。
ここらあたりから歌謡曲に馴染みがなくなってきたのは、テレビの影響があるだろう。
いくつかあったベストテン番組が下火になりつつあったのはこの頃だ。
トップテンは86年に放送終了だし、ベストテンも司会者が替わったり、何らかの理由で出演しない歌手が目立っていたし、維水志自身たぶんもう興味がなくて観ていなかったと思う。
それでもこの歌謡曲集を86年まで作ったのは、一応聞き覚えのある曲がそこそこあったからである。
実際、就職したのがこの頃で、職業柄、ゴールデン枠の時間帯番組がほぼ観られなくなった。
だからか、87年からは知っている曲が激減するのである。
作成したCDはあと2枚。
けども、この「マイ歌謡編集後記」シリーズは次が最終回となる。
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