Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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楽しい時間はあっという間に過ぎる

昨日の続き。

案の定、あっちゅう間に着いてしまった。

横浜の神奈川区から、山手のヤーさんちまで30分かからんのだ。

やっぱどっちも横浜だよな。

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結局、徒歩&電車&タクシーの家主が到着するまで20分以上待たされた。

バイクは速い。

で、ヤーさんが数年前に改築した自宅のドアを開け、「ただいまー」と言うと、中から、「お帰りなさーい」という、明るい女性の声が聞こえてくるではないか。

え?だれ?

確か、数年前に離婚して、今は独り者だったはずだよな。

ええ?今度は知らぬ間に再婚してたりすんのかいな?

まったく、わからんなー。

が、まだ籍は入れていないようで、当の本人は「彼女だよ」と言っている。

あら、そーなんですか。

まあいろいろと突っ込みたいことはあるが、まずは手洗いとうがいをしっかりしないといけない。

今回、会のためにわざわざ帯広からやってきたごーしの話によると、機内はガラッガラだったらしい。

そりゃそーだ。外出禁止令が出たんじゃなかったっけか。

もうパンデミック状態だな。

で、準備が整って、彼女のいるダイニングルームへ行く。

ヤーさんに紹介してもらう。

やあ、どーも、初めまして。維水志と申します。

ヤーさんをよろしくお願いします。

そーいや、維水志はお呼ばれの人数に入ってなかったんじゃないかしら?

と言ったのだけれど、問題ないらしい。

たぶん、ごーしの奥さんのが参加予定だったから、きっとその代わりだな。

で、彼女が出してくれる料理に舌鼓を打ちながら、いつもの昔話に花が咲く。

もちろん、ところどころに、ヤーさんと彼女さんの出会い等に話を振ったけれども。

我々仲間が三人以上集まったら、他にだれがいようと、そりゃあもう高校時代の話がメインになってしまうのである。

彼女さんには申し訳ないが、8割がたそっちの話だったろう。

特にヤーさんとごーしは小学校時代からの家族ぐるみの付き合いなもんだから、そんなとこまで話は遡る。

そんでまあ8割がた、しゃべってんのはごーしだったな。

ごーしがトイレに行くとちょっと静かになるのだ。

それにしてもよくしゃべるなー。

ちょうど3年前、ごーし夫婦が仕事の都合で北海道移住を決めた際、ここで送迎会をした。

ここもまだ改築前だった。

あれから仲間のイチとヤーさんはそれぞれ2回彼のいる帯広に遊びに行ったんだって。

羨ましい。

で、そのたんびにごーしがいろんなところを案内してあげたらしく、その自慢話もいっぱい聞かされた。

いいなあ。純粋に羨ましい。

中でも池田町のワイン城近くで行われるBBQイベントは是非とも参加したいと思ったものだ。

あんな話を聞いていると、できるなら老後は北海道で暮らしたいと思ってしまう。

今回、一番盛り上がったのは高校の体育の授業の話だった。

ウチの高校、尋常ではないぐらい体育の授業が厳しかったのは、体育教師が日体大卒で固められていたからだ、という、そんな他愛もない話である。

なんたって普通じゃない体育二時間続き授業ってのがあったのだ。

三千のタイムを計るのに、近くの川の土手のサイクリングコースを往復12キロ走らされるのである。

水泳も400メートル連続で泳げないと補習を余儀なくされる。

さらに鉄棒は、普通の新体操の鉄棒のごとく、蹴あがりから腹を鉄棒につけないでなんとか跳びで着地、みたいのまでさせられる。

そんなん普通、高校の体育の授業でやるんか?

で、そうかと思うと、3年生の最後には女子と社交ダンスをやるという、軟弱な一面もあるのだった。

とにかく異常。

で、維水志は本番で蹴あがりができなかったとか、ごーしは本番一発だけが見事に決まったとか、そんなどーでもいーようなことなのだけれど、めっちゃ盛り上がるのである。

彼らといると、何か、その時代に戻ってしまったかのような気分になるのだ。

あれはいつも不思議。

時が止まってしまっているかのような錯覚に陥る。

でも、やっぱ確実に時間は経っているんだ、と思わせるのが、それぞれ記憶が歪んでいる点だろう。

だれそれの出身中学校が間違ってるとか。

まあそんなんで、時が経つのがあっという間だった。

い、いかん、雨が降り出す前においとましないといかんのだ。

と、何度か思い出すのだけれど、話が全然席を立つ気にさせてくれない。

ようやく重い腰をあげられたのが、22時手前だった。

こりゃ完全に雨にやられるな、と思ったら、もうすでに降っていやがったのだ。

あ~あ、この前、チェーンに注油したばかりなのに・・・・。

けど、この時間のほうがなんぼか価値かあるかわからんので構わん。

雨の中、みんなに見送られて横浜から神奈川の西の端まで帰ったのだった。

雨が一向に弱まる気配がないので、そこは東名のお世話になることにした。

首都高は使わなくとも、環状二号があるのでほとんどが高速走行で助かった。

1時間かからずに無事に帰宅。

上半身と足先は守られたが、ズボンはそうはいかず、パンツまで濡れてしまった。

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三人であの盛り上がり。

やっぱ、あの会は毎年出たいな。

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