珠玉のイントロ
関ジャム、という音楽番組があって、たまに興味深い内容をやっていることがある。
要は、その道のプロが、様々な楽曲をいろんな角度から分析して解説する、といった内容。
その評価は賛否両論で、「感性で聞いてんのに、そんな風に科学的に分析されても困る」といったような批判もあるようだが、維水志的には「なるほどー」と思える新事実がわかって結構楽しめるのである。
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で、2月の終わりごろだったか、「あの名曲のイントロはどうやってできたの？すごいイントロ特集」という回を見た。
そしたら、共感できる曲がかなりあって、「あー、やっぱ名曲は、多くの人の感性にうったえてくるものなんだなあ」と思った。
具体的には、
渡辺美里『My Revolution』、山下達郎『SPARKLE』、井上陽水『東へ西へ』、Mr.Children『名もなき詩』、山口百恵『秋桜』、Led Zeppelin『Rock and Roll』、EAGLES『HOTEL CALIFORNIA』、スピッツ『ロビンソン』
なんかがそうだった。
まあミスチルとロビンソン以外は、年代的に言っても維水志にはずっぱしハマってたってこともあるが、レッドツェッペリンのロックンロールが出た時にゃ、「おーーーー！そこ来るかぁ！？」と思わず叫ぶほど意外な感じがした。
が、いろんなプロが挙げた、しかも数少ない珠玉のイントロ集の中に、こうして共感できちゃう作品がいくつもあるなんて、維水志の感性もそんなに人と変わらんのかも、と思った。
達郎の「スパークル」のギターのカッティングのコード解説とかとても面白かった。
この曲のようにギターソロが印象的なものだけがいいのかというと、ドラムソロで始まる「ロックンロール」の例もあるから、一概にギターで始まるイントロだけが優位というわけではない、というのもわかった。
実際、ピアノ等、他の楽器の音で始まる印象的なものもいっぱいあるし、長さも、めっちゃ長いのから超短いパターンのものもある。
つまり、どーゆーパターンのイントロだと一般ウケがいいのか、というのは定義できないのかもしれない。
で、番組内のトークで、70年代後半から80年代なんかはイントロにすげー凝っていた時代なんだ、みたいな話もあったが、「そうだったんだ・・・。だからその辺りに好きなのが多いのか」と妙に納得できた。
そんで要するに、「こりゃブログネタに使えんじゃね？」と思って、さっそく「維水志の好きなイントロ曲シリーズ」みたいな記事を書こうと思って、先日完成した歌謡曲集をイントロだけ、75年ぐらいからさっと流して聞いて、「お、これいーね」と思うものをリストにしてみた。
けどもすぐに、
「ダメだ、こりゃ」
とわかった。
だって、めっちゃ多いんだもの。
多すぎる。
多すぎて77年ぐらいまでチェックしたら、もうそこで膨大な数になってしまった。
太田裕美やらキャンディーズなんて、そのほぼすべてをリストに挙げなければならないほどいーんだ。イントロが。
で、洋楽やらまで含めたらもうキリがない。
まとめられん。
そして専門的な知識が薄いもんだから、書くことが「ギターソロがいい」とかぐらいしかないだろう。
結局、「記事として成り立たない」、ということが容易に想像できたので、即、諦めた。
そーいや、昔、クイズ・ドレミファドンだったっけか、日曜のお昼にやってたイントロ当てクイズみたいな番組があったけれども、維水志は、真剣に視聴参加回答者に応募しようかと思うほど得意だのを思い出した。
「スーパーイントロドン」、とかになると、ホント、コンマ数秒ぐらいしか音が鳴らないわけだけども、それでもわかる曲はわかるってのが凄いことだと思ったったし、あれはある意味、特殊技能だったんじゃなかろうか。
一番難しいのはドラムの音だった。
例えばドラムの一音を文字で言うと、「ドン！」だとして、その「ド」までも行かない、「ト」の字の右側の斜めの線までないぐらいの音しか鳴らないのに、正解がわかっちゃう回答者が末恐ろしいと思ったが、時には自分にもわかることもあったほどだ。
まさに歌謡曲全盛時代。
その番組が流行ったのも、昭和までだったろうか。
最近の曲、否、21世紀に入ってからの曲でイントロクイズをやられても、たぶんわかるのはアニソンぐらいだろう。
そして歌謡曲以外にも、イントロが好きな曲はたくさんあるんだ。
あと、イントロだけじゃなくて、間奏も凄いな、と思うのもいっぱいある。
そーさな、記事にするなら歌謡曲以外、ってことならなんとかまとめられるかもしれない。
ま、それを書くかどうかはまた今度考えよう。
ところで、75年以降、85年ぐらいまでの歌謡曲でイントロクイズをやったら、きっと今でもすぐに認識できる自信はある。
ただし！
自信を持って言えるが、
曲名がすぐ出て来ない！
嫌だねぇ。
「歳は取りたくない」なんてセリフを吐く歳になっちまったんか。
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