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維水志バンド史 その四

これまでの「維水志バンド史」シリーズでは、その名の通り、維水志のバンド活動の遍歴を語った。

が、この回からは、演奏した曲や好きだったバンドの曲などについて広く語りたい。

一回目の今日は、「四人囃子」について。

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四人囃子のデビューは73年だかそれぐらい。

アルバム「一触即発」がリリースされたのは74年。維水志12歳。

邦楽ロックなんて、全然メジャーじゃなかったはずなのだけれど、仲間たちはその存在をどうやって知ったのだろうか。

高校一年のときに組んだバンドのリーダーが、「これを演奏するから耳コピしといて」と渡されたカセットテープに入っていたのが「一触即発」だった。

こ、こんな長い曲(12分ぐらい)をやるの?

ってのも驚いたが、なんつっても、その曲自体のインパクトが凄かった。

出だしの、ストリングスの音がだんだんデカくなってって、それがマックスになった時に一斉に他の楽器が入ってくる。

そりゃあもうガチャガチャ感が激しいんだ。

歌詞を聞くと、そのほとんどが意味不明なんだけども、たぶんこりゃ環境汚染のことについて言ってんじゃなかろうか、ということは何となく伝わってくる。少なくとも維水志にはそう思えた。

「あの青い空がやぶけたら きっとあの海がせりあがって そうなったら地は走り 風はおちてしまう・・・」

「そうなったら もうおしまいだ だって オレはキンピカの時計を持って喜ばなけりゃならないんだ・・・」

っていう・・・。

環境汚染だよね。違うのかな。

まあ歌が入るのは、激しい曲が始まってそれがいったん落ち着いてからなんだが、それまでの曲調でイメージできるのが、

「環境によろしくないガスをまき散らして破壊兵器を制作するような工場が激しく稼働している」

みたいな絵なのである。

維水志にはそれしかイメージできん。

で、曲調が、

ハード⇒ソフト⇒ちょっとハード⇒ソフト⇒ハード・・・、

って感じで幾度も変わるのである。

途中、ブレイクもあって、それを合わせんのがコピーバンドの腕の見せ所だったろう。

歌が終わってからはもうひたすらギターが泣きまくるんだが、それがもう圧巻。

それが途中でギター1からギター2に入れ替わるんだけども、ヘッドフォンで聞いていると左から右へ(あるいは逆)音が流れて入れ替わるのがまたいーんだ。

何度聞いても痺れる。

高二の時のバンドはツインギターだったから、この入れ替わりの部分が再現できたが、めっちゃかっこよかった。

あいつら、結構ウマかったんだと思う。

文化祭のステージに立つ度に演奏した記憶があるが、長いんで、アレンジして途中をカットすることが多かった。

で、そのようにベース以外はそれぞれの楽器に見せ場がある。

ベースソロ的な見せ場はないのだけど、その演奏法はめっちゃ難しかった。

特に出だしのハードパートとブレイクのところだな。

本来、オリジナルはピックで演奏しているんだと思うのだけれど、維水志はツーフィンガーにこだわった。

実際、バンドのリーダーは「ピックで弾けよ」って言ってきたのだけれども、維水志は、ベーシストとして、この曲こそツーフィンガーで演奏することに醍醐味があるのだと思ってたから、その命令を無視した。

ハードパートでは指がちぎれんじゃねーか?ってぐらい激しく動かさないといかん。

なので練習によって持久力を付けないともたないのである。

授業中だろうが何だろうが、腰のあたりで常に右手の人差し指と中指を交互に動かす訓練をしていたものだ。

この曲のおかげで指の持久力が身についたと言ってよい。

まあピックじゃ演奏できない、ってのもある。

だって、ベースの弦って太いんで、だんだんピックが持っている手からズレてきちゃうんだ。

指先が汗ばんでくると尚更そうなる。

この曲に出会えたことで、維水志はベーシストとしてだいぶ成長できたと言える。

「一触即発」

改めて素晴らしい曲だと思う。

あら、四人囃子の話なんだけど、一曲語っただけで長くなってしまった。

明日はその続きだな。

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