試乗あらし 第三章 その三
将来の相棒候補の一つ、タイガー800XRシリーズを早速試乗してみたくなったんで、トライアンフに電話して予約をした。
ちゃんと営業しているが、明日から休みらしいんで、タイミングが良かった。
だが乗れたのはXCというクロスカントリータイプの車両だった。
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※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
あ、今買う買わないは別として、マジ将来の相棒候補になり得るから、ニューモデルが出る前に乗っておかないといかんのだ。
で、これまた偶然なのだが、この800シリーズはもう生産終了で、売ってんのはディーラーに置いてある分だけなんだそうだ。
え？マジ？
と思ったが、どーやら昨夜ホームページで見た900シリーズってのがその後継車らしい。
全く別のシリーズなのかと思って全然見てなかった。
1200もあんのに、800に加えて900も出すんか、とか思ったが、よく考えりゃ変だよな。
でも、800のほうに「生産終了」とか書いてなかったと思うんだよなー。
800試乗後に気づいたが、そのニューモデルとなる900シリーズがもう展示されていたし、どーやら試乗もできるようだった。
マジか。
ならそっちも乗らせてもらうべきだったかもしれん。
まあでもディーラーとしては、最後に残っている一台を売ってしまいたいのだろう、商談は専ら800シリーズのほうで進むことになった。
いやあ・・・。
その割引がとっても魅力的。
だって、今買うと、パニアとトップケース、さらにはエンジンガードまでサービスしてくれるんだって。
50万近い割引じゃん。
それって、下取りに出す時もかなりプラスになりそうだし・・・・。
う～ん・・・。
買ってしまいたい。
そんなん、すぐ売れてしまいそうである。
純粋に欲しい。
だが、先立つものがない以上、ここは見送るしかあるまい。
それになあ、新型が出てる以上、そっちも気になるっちゃ気になるんだ。
新型って排気量がほぼ900で、トルクも馬力もアップしているし、なんと、車重もちょっと800より減ってるみたいなのだ。
店内にあったのにちょっと跨らせてもらったが、800を試乗した後だけにすぐわかったが、新型のほうがシートがスリムになっている。
そりゃそーだ。
後から出たほうが、いろんな面で洗練されているに決まっている。
けど、ボックス三つがタダで付いてくるなんて、そんなチャンスもうないだろうとも思う。
・・・。
ただ、ただ、残念でならない。
で、まあ肝心の試乗後のインプレだが、やっぱいいね、三気筒！
前モデルの800に乗って仙台まで行ったのは、もうかれこれ8年ぐらい前になるのかしら、エンジンフィールはそんなに変わっていないように思えた。
あの、低速の粘り強さというか、二～四速ぐらいだと、どのギヤで走ってても変わんない、みたいな。
走り出してすぐ、「あ～、これこれ、この優しい、軽快な感じ」って思った。
そしてアドベンチャータイプに乗った時のこの姿勢も楽でいーんだよなー。
ムルティの試乗以来かな。
で、やっぱ大きく変わったと思えたのが、車重。
乗っている時の軽さが段違いだった。
軽い。
降りて、取り回しをする時は、高さがある分、さすがに重さを感じたが、カーブを曲がる時の軽快な感じはNinja1000にはない軽さだと思った。
加速はNinja1000に乗っていると、速くは感じないが、これで十分だと思う。
否、逆にこれぐらいじゃないと。年齢的に体が付いていかなくなっているだろうし。
で、勧められた通り、最初は普通モードで走り、途中で「レスポンスが一番良い」と言われるスポーツモードに変更して走った。
うん。もうちょっとガツンと来る感じが欲しかったが、新型はその辺りも改善されてんだろうな、きっと。
シート高は、クロスカントリータイプだから、もしかしたらNinja1000より若干高めだったかもしれん。
足つきは股下75センチの維水志の両足先が地面に付いている状態。
信号待ちでは片足を地面にべったり降ろして停車していたが、全然怖くなかった。
Ninja1000だと、この時、ハンドルから手を放すことができない。
ちょっと強めの風でもふらついちゃうからである。
ありゃやっぱ高重心だし、19ℓも入るタンクの重さもあるだろう。
満タンときゃ特に重く感じるもの。
デジタルメーターも実に見やすくて良かった。
そしてやっぱタンデムシートが大きくていーわあ。
試さなかったけど、圧巻はシートヒーターだよなー。
それがまた魅力的だよ。
今回の試乗で、タイガー800は将来の候補として筆頭候補になった。
アドベンチャータイプにするなら、だけど。
ムルティよりも、である。
コーナーリングライトがないのがちょっと気になるが、代わりにあるフォグランプでそれの代用となるのだろうか。
そしてディーラーの人たちも感じが良かった。
最初に担当してくれた若者もとっても感じがよかったし。
ディーラーだけの話をすると、国産ディーラーはなあ・・・。
まあ今回は買わないけども、こうして試乗したことで、将来お世話になる可能性がないわけじゃないんだ。
これまでの試乗もそう。
BMWだって、何回ひやかしで行ったかわからんが、もしかしたら近い将来ホントに購入することがあるかもしれん。
将来の相棒候補
アドベンチャータイプ筆頭：タイガー800XRシリーズ（もしくは900シリーズ）
ネイキドタイプ筆頭：R1200R（もしくはR1250R）
カウルタイプ筆頭：今のところなし
で、例によって自分のバイクに乗って帰るわけだが、やっぱ自分が今乗っているやつが一番しっくり来るのだった。
心なしか、なんか以前より乗りやすい感じに思えたのは気のせいか。
交差点を曲がる時の恐怖が少し、というかだいぶ減ったような気がする。
そんなことを考えながら帰り道を下道で帰った。
やったぞ、維水志！
ついに「ブログ更新カレンダー埋め一年間」を達成したぞ！
見事、一年366日分の記事を書ききった！
ああ・・・。
これでネタもないのに「記事を書かなきゃ・・・」というプレッシャーに追われることもなくなったのだ。
これからは、ちゃんとネタがある時だけ、のんびりと更新していこうじゃないか。
・・・・。
一体、何のためにやり通したのだろうか？
まあ自己実現のためだな。
完全なる自己満足だ。
ともあれ、自分に「ご苦労様でした」と言ってあげたい。
さて、休みだけど、どこも出かけられないし、1年分ブログ、読み返してみようかな。
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