12回目のトライで
前回の続き。
そーゆーわけで、できれば年明け早々働き始められたら良いと思ってリクルート活動を始めたのだった。
最初は駅などで無料配布しているタウンワークを持ち帰って仕事を探したものである。リーディンググラスをかけて。
字、字が小さい・・・。読みにくい。
ここでようやくテレビでいっぱいコマーシャルやっている求人サイトのことを思い出したのだった。
このようにいったんアナログ回線を通らないとデジタルに移行できんのがデジタル移民たるゆえんである。
速攻で自宅でタウンワークとIndeedなるアプリをダウンロードする。
条件も多岐にわたっていて、設定するのに一苦労である。
すると、面倒くさいぐらい一日に何回もお勧めの仕事を知らせるメールが送られてくるのだった。
「申し込み忘れた仕事はないですか?間もなく掲載が終了するお仕事があります」
とか、そりゃあもうひつこいったらないのである。
仕事が決まったら即アプリを削除しようと思った。
そうなんだけど、維水志の個人的な感想を言わせてもらうと、条件設定の便利さはタウンワークに軍配が上がる。
そっちは勤務希望地を駅で検索できるからだ。一方Indeedのほうは(維水志が気づかなかった可能性が高いが)希望勤務地中心都市から半径何キロ以内、みたいな設定のせいで行きたくない方面の情報がいっぱい入ってきてしまうのが面倒だった。
まあそんなんで、その二つだけでも求人情報は十分だったと言える。
で、驚いたのが、もうそのアプリから簡単に求人できちゃう、ということだ。
Indeedのほうは簡易的な履歴書まで登録できたりする。
が、募集の中には今や「履歴書不要」みたいのもあったりするから「え?そーなの?」とこれまた浦島太郎状態なのだった。
なんたってバイトするのなんて、10何年かぶりぐらいなもんで・・・。
そうは言っても基本は履歴書が必要なのだが、毎度毎度手書きってぇのはさすがに辟易としたので、これもネットで何とかならんかと思い、探したら便利なサイトがあった。
ウェブ上で履歴書作成可能でもちろん自宅でプリントアウトまでできるのである。
ただ転職関連のサイトのため、これまた不要なメールが嫌というほどきやがるのが予測できたので、普段使ってないメールアドレスで登録した。
これでいくらでも履歴書を求められても面倒はないぜ!と思ったら、結局お世話になったのは1回だけなのだった。それまで手書きのを2回だったことを考えると損した気分である。
かくして準備は整った。
さあて、じゃあとりあえずどこらへんからトライしてみっかな・・・。
時給は少なくとも1200円以上じゃないといかん。
そうして探してみると、これがなかなかないのだった。
「若い人が活躍中!」とか書いてある募集は、「じじいは雇わないんで」と間接的に言われているようなものなので応募しても受かるのはまず無理だろうし。
時間帯もネックだった。
維水志の本業も夕方から一応はあるため、勤務時間はせいぜい午後3時ぐらいまでじゃないとダメなのだ。
朝は、そーさな、がんばって6時ぐらいからだったら何とかなるかもしれん。
夜間はムリ。
きっと日中の脳みそが回らなくなることが予想されるからである。
本業は頭を使う仕事なので、数ある条件の中で「夜勤」だけは×印とした。
そんな条件で、割とあったのが、場所柄、旅館やホテルのバイトである。
業務内容は「清掃その他」となっているが、まあ概ね掃除だろうな。
清掃業務かあ・・・。
清掃業務かあ・・・・。
もうちょっと歳をとってからでもできるけどなぁ・・・。
でも時給いいしなあ・・・。
ということでまずは「高級旅館」に応募をしてみたのだった。
つづく。
やっぱ一つの記事が長くなるのも変えられないようである。