浜松リベンジ 空回り地獄
※お断り:見事に空回りしますが、決してわざとではなく、本人は真剣に取り組んでおります。
とんかつ屋に到着したとき、すでにガソリンがエンプティに近かったのでとりあえずスタンドに寄ってから出発することにした。
いつもマイドカードで給油をしているので出光がよかったが、すぐに見つかった。
ここらへんはセルフではないのかな?スタンドの兄ちゃんにガソリンを入れてもらってる間、暇なので聞いてみた。
「ここらあたりでこの時間でも営業しているおいしい店ありますかね?浜松餃子とか」
「この先に『福みつ』という県外からもお客さんが来るくらい有名な餃子のお店がありますよ」
と教えてくれた。
よし、じゃあ教え子の顔を見た後、ここまで戻って来よう。
せっかく浜松まで来たんだ。いまや、栃木を抜いて日本一の餃子の街となった地域でみすみすこれを食べずに帰るなんてことはありえないだろう。
ちょっと嬉しくなった。
簡単に見つかったので、そのまま進む。
ところが10キロ程度だと聞いていたのに「有なんとか」という信号がなかなか現れない。
挙句の果てにいつの間にか国道1号になってしまった!
???????
と、頭にいくつもクエスチョンマークを並べながら「またか」とため息をつく。
例によってたぶんどっかで間違えたんだろうが、今更戻る気力なんか残ってなかった。
ここまで空回りするともうどーでもよくなってしまうのだった。
浜松餃子・・・・・
さようなら。
これでいーんだ。
家に戻ってわかったことだが、この152号線、浜松市街中心から北と東に伸びている道路なのだった。
そんな・・・・・。
それでよりによって選んだのが東だなんて・・・・。
ナビ・・・・、とつぶやきながら涙をこらえた。
そして走っている道路は国道1号のバイパスなのだった。
中途ハンパな高速道路みたいなもんだから道路わきに店があるわけじゃなくひたすらガードレールなのである。
トラックの後姿を眺めながら、ただただ単調に進む。ケツも痛くなってきた。
そんな中、オアシス発見。
道の駅「掛川」
もう日が傾き始めている。明るいうちに小田原から100キロ圏内ぐらいまで戻っておきたいが、とりあえずここでお昼だ。
自然薯のご飯とおそばのセット。
な、なんて健康的な食事なんだ!とんかつ、餃子とは180度違う!
おいしかったし、自然薯なんてなかなか食べる機会がないから得した気分になったのだった。
その後、また有料バイパスを避けて静岡市に突入。
マックでコーヒーブレイクをしながら「関東ゼロ円まっぷ」を眺める。
むーん。どーしてこうも空回りするのだ?
目的を何一つ達してはいないではないか。
くそー。なんか「行って来ました!」的なブログネタになるようなものはないのか?
ん?
おお。これがいい!
これ、いつかテレビで見て食べてみたかったんだ。
よーし。
もう空回りはせんぞ!
やらせはせん、やらせはせんぞー!!
けど、この地図、アバウトだなー。だいじょぶかあ?
頼むよ。最後ぐらい目的を達成させてくれ。
もう日が沈む。ここまで今日はもう随分と走った。300キロ越えなんて初めてだ。
とりあえず目的地近辺までは来たようだ。
ゼロ円まっぷ情報によると市内につけナポリタンを提供する店が43店舗あるという。
ここであてずっぽうに走るのはよそう。コンビニに寄って地図を立ち読みし、市内への道を調べる。
そこで聞けば今度こそ「はずれ」はないだろう。
そしてコンビニへ。
「このあたりでつけナポリタンをいただけるお店はご存知ないですか?」
今回のセブン店員のおばちゃんはものすごい的確な道案内をしてくれた。
やっと。
やっと目的を一つ叶えられそうだ。。゚(゚ノД`゚)゚。ゥ
間もなく、おばちゃんの言うとおり「よしわら」という商店街が見えてきた。
だが、寂れているのか、木曜定休なのか、シャッターが閉まっている店舗がやたら目に付く。
さあ、どこで聞こう。
いた!タクシーの運ちゃんや!
バイクを停め、メットを脱いで尋ねる。
すると、ここでも親切なタクシーの運ちゃんがわざわざ降りてきて教えてくれた。
「この先に一升瓶がいっぱい並んでいるお店があって、そこが出してますよ。あと反対側の通りにもつけナポリタンの旗が出ているお店があります。そっちはだいぶ洋風な感じですね。それぞれの店で味付けが違うんでどれがいいとは言えません」
やったーO(≧∇≦)O
「ありがとーございます!!」
そんなに嬉しそうにお礼を言わなくても・・・、って思われたかな?
とりあえずハザードを出しながらゆっくり進み、洋風の店からチェック。
ふむ。どーも飲み屋のようである。
ユーターンして次に一升瓶が並んでるほう。
ふむ。和だな。和のナポリタンもよいではないか。
うむ。こっちにしよう。
バイクを停める。
ほっ、と一息し、いざお店へ。
はははー、\(^ω^\)( /^ω^)/
もうね、もうね。
笑っちゃうよ。続きが・・・。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「これを珍道中と言わずして何と言う?」「やらせ番組か?」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o