前回の続き。
そして辞めることを伝えた当日は新しいスキルを学ぶ予定の日だった。この時点であと何日かシフトが入っていたが、スキルを覚えてもどーせ辞めてしまうのでは意味がない、ということで出勤したその日で勤務終了となった。
しかも出勤して30分足らずでの退勤だった。その日は例の店長が出勤しないということもあり、これで二度と「あれ」とは口をきく必要がなくなった、というラッキーにも恵まれた。
辞めるとなると、一瞬たりとてその場にはいたくなかったから、すぐに帰れたのもまた良かった。精神的に疲労していたのでとても安堵できた。
まあ先方には入ったばっかで退職の手続やシフト変更等諸々の迷惑はかけたが、繁盛記にそれなりの戦力として働いたんで十分じゃね?といういことで気持ちを切り替えた。
この失敗で何よりも学んだことと言えば、貴重な時間を有意義に使うためにも、やはりバイトこそ家から近い勤務先にするべき、ということだろう。
そんな当たり前のことが学べたし、その他諸々良い経験になった。
しっかし、2024年の元日が朝からここのバイトだっただなんて、これからの一年を象徴するような出来事となってしまった。
ということで即次のバイト探しへ。
もう次は決めていた。
一番家から近い某ファミレスである。
実は前回のリクルートの際も候補に挙がっていたのだ。
ファミレスと言えば、自営業を始めた当初、やはり生計の不足を補うためにジョナサンで働いたのが、もう20年近く前のことである。
ハンバーガーチェーン店の単純な作業とは違い、メニューも豊富で覚えることが現バイトと比べて比じゃないないことは経験済みたが、もう四の五の言ってられんのだった。
で、応募して即面接。
ところが、先方が募集している人員の勤務時間が維水志の思惑と違っていた。
早朝である。
しかも5時半からだとおっしゃる。
え?
そんなん募集要項に書いてあったかしら?
ご、5時半?
いくら家から近いと言っても、4時台に起きなければ間に合わんだろう。
前日、本業を終えて帰宅し食事後就寝するのがだいたい11時30分だとすると、睡眠時間は5時間程度になる。
本業始業前に昼寝ができたとしても、それはいくらなんでも早すぎるだろう。
う~ん、う~ん、どーしよう?どーしよう?
この場で決めないと採用のチャンスが消えてしまうかもしれない。
しかも5時半~9時までは時給が高いんだという・・・。
えーーーーーい!
慣れればどーにかなるだろうて!
「5時半からでもだいじょうぶです」
と、一応そう答えて面接は終わった。
「では検討して明後日に連絡をします」
とのことだった。
が、もうその当日の夜に店長から電話があり、即採用となったのだった。
後でわかったが、どーやら朝の人員が足りていないみたいだった。
向こうにしてみれば、維水志の応募はまさにドンピシャなタイミングだったろう。
そうして1月の末には勤務開始となった。
なので、1月の給与は旧バイト、辞めたバイト、新バイトの三か所からの給与が手元に入った。
しかも旧バイトのほとんどは有給によるものだったから、勤務時間の割にはそれなりに給与がもらえて有難かった。
こうなれば、新バイト先で社保に入れてもらえるようにするためコンスタントにシフトに入らないといかん一方で、旧バイトでは社保に入っている以上、1週間に厳密に20時間以上とはいかないまでもそれなりにシフトに入らないといけない。
結果、2月後半からはほぼ休みのない日が2か月半続く羽目となった。
もうね、地獄だったね。
このほぼ3か月の間、バイトなし本業なしの完全休養日が3日ぐらいしかなかった。
我ながらよく耐えられたと思う。
だがまあ、そのおかげで5月には旧バイトからの継続で無事に社保に入れることができた。
そして今に至る。
現在は旧バイト週2回、新バイト週4回で、祝祭日は新バイト優先、医者、美容院など所要が入ったり、本業に休みが取れて丸一日休みたければ旧バイトのシフトを入れないようにしている。
これでも平日一日だけ完全休養の日があるので、精神衛生上問題なく生活している。
完全休養日は、気分転換にマイハニーとタンデムでツーリングに出かけたりする余裕もできた。
そうこうしているうちに本業も忙しくなってきた。
おかげで収入もコロナ前までとは言わないまでもそこそこ安定するようになった。
もうそこまでバイトしなくても良いのかもしれないが、これからまた何があるかわからんし、朝の時間を有意義に使えるという点で、バイトを始めて良かったと思うし、暫くは続けようと思っている。
新バイトの仕事状況についてはまた別の機会に詳しく語ろうと思う。
まあこうしてブログを再開する気持ちも芽生えてきた、と言える。