Ninjaよ!私は帰ってきた!!

バイクが紡ぐ彩り生活!

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試乗ザ・アーカイブ~ゴルフTSI編①

日本車がダメなら外車ならどうだ?

外車で日本人にもっとも身近な存在といえば、そう!

フォルクスワーゲンだ!

大学4年のときバイトメンバーに中古販売業者のイヌがいて、そいつにそそのかされてバカなオレはローンを組んで初めて中古車を購入したのだった。

それがゴルフだった。

Vw_golf.jpg

色は白でまさにこんな型でマニュアルのディーゼル車だった。

思えばこいつがきっかけでバイクを卒業することになったのだ。バイトへの通勤もVT250Fからゴルフへと移行したのだった。

ディーゼルの微妙な振動とその音がなんとも言えず味のあるクルマだった。

ドイツ車伝統の路面に吸い付くように走り、路面の凹凸を上手に拾う足回りはさすがだった。当時の日本車には真似できない技術だったのだろう。

さらに特筆すべきはその塗装。何年経っても色あせない塗装技術もまた「さすがドイツ車だなあ・・」と唸らせるのに十分だった。

ウィンカーとワイパーを間違えないようになるまで随分と時間が必要だった。特に運転中慌てれば慌てるほどワイパー作動率が高くなったものだ。

アホな自分は若気の至りでたいして差がでるわけもないのに無謀な車線変更を繰り返し他の大人な方々に迷惑をかけまくっていたのだった。たぶん馬力なんかは相当低かったのだろうけど、混み合う都内をスルスルと通り抜けて走るには持って来いのクルマだった。

どこかのひがみ野郎にリアガラスを石で割られてから暫くビニールシートをはって走行していたが、見かねたおやじが仕事関係の知り合いに頼んでガラスではなくアクリル板を入れてまともな姿に戻ったのだった。

そんなゴルフもそのうち親父の仕事兼用となり(親父のコロナマークⅡを自爆事故で廃車にしてしまったのはオレなので仕方ないが)、そのうち動かなくなってしまい、こちらもまた廃車とあいなったのだった。

そんな苦い思い出のあるクルマだが四半世紀後、どのような変貌を遂げているのか見て見たい気持ちになった。

だが、それよりも当時から気になっていたのが、同じフォルクスワーゲンの「シロッコ」だ。

名前がアニメ、Zガンダムの悪役キャラと同じなのが気に入ったのか、めったに走っている姿を見ることがなかったからか自分にとってはとても希少価値のある存在に思えていた。

Scirocco2.jpg

走りもゴルフよりスポーティなセッティングになっているみたいだし、ならばゴルフよりシロッコを見に行こうではないか、と思い立ったのである。