教習9・10時限目 シュミレーター
教習9時限目はてっきり波状路をやるもんだと思っていたら違った。
始めに、安全に走行できるかを確認するため教習所内を一人で自由に走らされる。
教官は坂道のてっぺんでこちらを監視している。
この「自由」というのがなかなか難しい。見極めのコースを走るのは禁止だから自分で考えながら走らないといけない。
幸い、その時間は教習車がたくさん走っていたので、その後につかないようにするとコースを考えないで済んだ。
途中でS字やクランク、スラロームとかもやっていいと伝えられたが最初から知ってればもっと無駄なく走れただろう。確認すべきだった。
後半は今までやったところで苦手なところを反復練習させてくれた。
もちろんスラロームである。
いろいろとアドバイスをもらってわかったことは「アクセルを気にしすぎる」ということだった。本来バイクを立てるためにアクセルを使うのだが、自分の場合そのタイミングとふかす量がよくなくてどうしても最後は詰まり気味になってしまうのだった。
そこでアクセルを使わずにやってみろ、ということで3速でやることに。
だが、エンストが怖くて返ってアクセルを気にしてしまうのだった。
なんにしろ、コース取りが重要なのはよくわかったので次回に活かしたい。
シュミレーターを除けば規定はあと2時限しかないが、だいじょぶなのだろうか?
で、その日に一度帰宅し再び登校してシュミレーターとなった。
私のほかにも同じく中年と思しき人がいて二人で代わり番こにやることに。
またこれがゲーム感覚でおもしろいんだけど思うように曲がれないのがイラつくのだった。
おまけに「ここから一通」という標識をただの「一通」と間違えて左にしか曲がれないと思い込んでいたら、指示は「右折してください」だった。気づかずに毎回左折しようとするので「コースアウトしました」を3回も繰り返してしまった。
担当教官も適当で基本「勝手にやってろ」スタンスだから3回目にしてやっと「そこ右折じゃんよ」と指摘したのだった。
「転倒しました」とか「衝突しました」とか平常なトーンで言われるのも調子が狂う。
そして交代して3回目ぐらいだったか、気分が悪くなってきた。
画面は動いてるのに自分は動いていないという不自然な現象を脳が処理しきれなくなったのか、
「う~、これ以上はムリ~」となったところで終了した。
きっと乗り物酔いってあんな感じなんだろう、初めての経験である。
学生時代、遠足とかでよく乗り物酔いする同級生がいた。しかし自分はまるでそれがなかったので共感はできなかったものだ。
が、これが乗り物酔いならキツいなー、これ(; ̄д ̄)・・・。
”ろーげー”を吐きそうになるのもわかる気がした。
最後に「うち(教習所)の二輪卒検合格率は何パーセントぐらいだと思う?」と「オレ、いくつに見える」的な不毛の質問をされ、しょーがないんで「7割ぐらいっすか?」と答えると、
「6割5部ぐらいかな。だから10人受ければ3、4人は落ちる」
と脅しをかけられたのだった。
原因は「自滅」だという。二輪だけにスラロームにひっかかったり一本橋で落ちたりで中止になっちゃうのだそうだ。
まあそうだろうけど、それを言われてもなあ・・・。
同じ10時限目でシュミレーター教習を受けている隣のおじさんはすでに波状路を経験しているという。
オレ、まだなんですけど・・・。
あと1時限乗ったら見極めなんですけど・・・。
なんとかなりそうな気もするが卒検間近だけに早めに経験しておきたかった。
いよいよ大詰めだ。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
「あと2時限で終わりなんてあっという間だ」「乗り物酔いしたことないんか」などなど、いろいろと感想もおありでしょうが、クリックひとつ是非とも恵んでくだされ~o(〃'▽'〃)o