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試乗あらし 拾弐之章 異次元の世界ZX-14R

※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。

 

Ninja1000の感動の余韻に浸る間もなく続けてZX-14Rを試乗することに。

 

もしかして贅沢だったかも。別の機会にすればよかったかな。

 

実は今日はNinja1000とベルシス1000の試乗会と銘打ってあるようにZX-14Rは試乗車に含まれていないのである。

 

でもお店の車体があるのでそれを乗せてもらうことができたのだった。

 

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店員さんがあのでかいZX-14Rを店舗内からいとも簡単に押し引いて出してきた。

 

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は、迫力のボディ・・・・。こんなん乗れるのかしら?

 

 

車体の説明に入る。

 

雑誌等でだいたいはわかっていたが実際にいじってみるのは初めてだ。

 

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まずはフルモード(F)(200馬力)とローモード(L)、それとトラコン介入度3段階の操作の仕方だが、左側のボタン1つで簡単に操作ができる。

 

「今回はローモードにさせていただきます」、とのことだった。トラコンも最大介入度の3という、超優しいモードでの走行となる。

 

 

(「させていただきます」ってことは「変えちゃダメ」ってことじゃないよね。後でちょっとだけフルモードに変えちゃおうかな~)

 

と、いけない気持ちが顔を出す。

 

ついでに「トラコン2にするとどうなります?」と聞いたら、抽象的な説明でよくわからなかったんで、さすがにこっちはすべったりウィリーしたりしたら大変なので3のままでいじくるのはやめておくことにした。

 

ちなみにこのトラコン3、お店の人の話しでは、雨の日の横断歩道とかのペイントの上でも一気に力を間引いて普通に走れるというすぐれものらしい。

 

 

じゃあ、ということで、まずはまたがる。

 

 

ひゃあ、

 

前傾姿勢や。

 

だが、以前に乗ったS1000RRほどではない。

 

これなら慣れればどうにかなる程度のような気がする。それにこのバイクがこうじゃなかったらたぶん乗れないと思った。

 

後ろに吹き飛ばされちまうだろう。

 

きっとギリギリ許容の余裕を持たせた前傾姿勢なんだろうな。

 

 

車体を起こす。

 

これもまた思ったほどの重さを感じない。「うんこらしょ!」っと力を入れるほどではなかった。下半身の力で簡単に車体がまっすぐになる。低重心なのね。

 

足つきも、さすがに股は広がるからか、Ninja1000より低い設定なはずなのだが、先ほどと同じような感じだった。

 

前傾姿勢であること以外は圧迫感や重さを感じない。

 

東京モーターショーでまたがった時にゃ不安を感じたものだったが、それだけ維水志が大型バイクに慣れた、ということだろうか。

 

 

で、今度はトラコン3なので、発進に神経を使わないでも済む代わりにABSはついていないのだった。

 

今回は車間距離に、より注意を払うことにしよう。

 

 

発進!

 

走り出すと、定員さんや雑誌からの情報の通り、軽い。

 

だが、この腹の下に軽自動車2台を足しても余りあるエンジンが搭載されているのだ、と思うとちょっと引き気味になった。

 

国道246号に合流する前にしっかり一時停止。

 

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ミラーの後方視界はNinja1000のそれより良好である。死角がなさそうだ。

 

後方にトラックが迫ってきているが、このバイクなら問題なかろう。

 

出るっ!

 

 

・・・・・・・。

 

なんか・・・・

 

普通だぞ?

 

そりゃもちろん怒涛の大型バイク加速なんだけど、「1400ですけど、なにか?」とバイクが言っている気がするほどフツーなのだ。

 

 

目指すは先ほどと同じで森の里エリアである。

 

ただし違う道を使って行こうとしたら道が混雑していて街中走行を強いられた。

 

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やはり交差点が曲がりにくい。ハンドルの絞りがこうだもんね。

 

これはハンドルを使って曲がるバイクではない。

 

ハンドルを使おうとしたら肘がタンクに当たって怖かった。

 

おそらくはバンクさせながら曲がるのだろうけど、さすがにこの車体を、しかも試乗で思い切りバンクさせるのは怖くてできずに、結構大回りになってしまうのだった。

 

きっと慣れれば克服できるのだろうけど、今の自分の技量では無理である。

 

 

直線に入るたんびに加速するのだが、先ほどと同じで相変わらずフツーに速度が出る。

 

原付だろうがクルマだろうが、信号が青になれば一瞬のうちにそれらははるか後方の視界となってミラーに映るのだった。

 

 

そしてちょっとしたワインディングへ。

 

速度がある程度あればバンクさせるのもそんなに怖くはない。それにトラコン3もある。

 

うー。やっぱ曲がるわ。

 

さすが前傾姿勢だわ。

 

けれど、さほど試せる場もなく撮影ポイントへ到着。

 

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ど迫力の顔。

 

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ど迫力のペンタゴンマフラー。

 

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ちょいワルそうな正面顔。

 

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やっぱり心臓部は超デカいよね。なんつったって中型の車よかエンジンでかいんだもんね。

 

ちょっと腹ボテ気味だけどよくもまあこんだけスタイリッシュにまとめるものだと思う。

 

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足つきはこんな感じ。サイドスタンドは払っていないが車体は起こしてある。

 

やっぱ先ほどのNinja1000と変わらない。むしろこっちのほうが足が浮いてる?

 

比べてみると

 

IMG_8361.jpg

 

あー、14Rは足が後ろに行っちゃってるからか。

 

 

そーいやアジア仕様はセンタースタンドが標準装備なんだっけか?それも整備のときはいーよなあ。

 

 

それとブレーキだが、ものすごく使いやすい。ソフトだけどググッと効く感じ。でもやっぱ安全のためにもABSは欲しい。

 

 

そんな感じで時間もなくなり、店に戻ることにした。

 

 

あと試すとしても最後の246の直線だけだろうな。

 

 

で、246に出る前に・・・。

 

フルパワー(200馬力)に変えちゃったあ。へへ・・・。

 

 

わき道から246に入るとき、ちょっと気を使ったが、ここでもトラコン3の恩恵でなんの問題もなかった。

 

そーいや、ちょっとエンジンの音が変わったような気がする。

 

直線に入り、信号が赤でわりと隙間が大きかったのですり抜けて一番前に出る。

 

へへ・・。これなら最後にダッシュ力を試せるね。

 

 

行くで。

 

 

3 ・ 2 ・ 1! アオ!

 

 

だーーーーーっしゅ!

 

 

すぐにシフト・あーーーーーーっぷ!

 

 

!!!?????

 

 

なにこれ?

 

か、加速がさっきと違うやんけ。

 

チラと慣れないアナログメーターに目をやると・・・・

 

 

ひゃ、

 

ひゃく、にじゅうぅぅぅ~~~~~っ????!!!(゚ロ゚ノ)ノ

 

 

あ、あぶねー、これ、あぶねー。

 

アクセル戻す。ブレーキかける。

 

い、いま、信号が変わって、な、何秒?だった?

 

その後、60数キロまですぐに速度を落とすが、後続車がいつまで経っても見えてこない。

 

 

こ、これが・・・

 

ZX-14R・・・・なのかっ!

 

 

放心状態になりながら、その瞬間をもう一度思い返してみる。

 

これまでにリッターバイクの怒涛の加速で面食らったのはスピードトリプルとトゥオーノである。

 

体が後ろに持っていかれそうな加速感だ。

 

一方、ZX-14Rときたら、そんな感覚が微塵もなかった。

 

前傾姿勢ということもあるのだろうか。

 

いや、それだけじゃない気がする。

 

だってあれでもしスピードメーターに目をやらなかったらもっと大変なことになってたぐらい体に感じるものは普通だったのだ。

 

移りゆく周りの風景が明らかに違うのがわかったんで「ん?」と思って速度計を見たのだったが・・・・。

 

おかげで事なきを得た。やばかった。こ、高速道路じゃないんだからさ。

 

「わ、わざとじゃないんです・・・。バ、バイクが勝手に・・・」

 

お縄になってもこんな身勝手な言い訳は通用しない。

 

 

最後の最後に、このバイクの実力の氷山の一角を見た気がした。

 

 

だけどこれ、フルモードでもトラコン3ならきっと普通に乗れると思う。

 

そしてやる気になったらどこまでもすっ飛んでいってしまうんだ・・・・。

 

車重と前傾姿勢。

 

この2つを克服することができるのなら是非とも一度オーナーになってみたい・・・

 

気がするー。

 

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