絶対に滑らない！山寺
さて、本日は山形の中でも随一と言ってよい景勝の地、山寺を訪ねます。
山形から仙台行きの快速電車で山寺駅到着。
駅だけですでに情緒あふれるなあ。改札も切符を箱に入れるだけだし。
↑はるか上のほうに見える「五大堂」という景観のすばらしいお堂を目指す。
寺方面へ向かって歩き出すと、駅前のお土産屋さんの人が出てきて地図をくれた。
「千段ありますけど、がんばっていってらっしゃいませ」
と励ましてくれた。
・・・って、せ、千段！？w(￣Д￣;)w
いったいどんだけ時間がかかんだろ？
でも、がんばれば、↓
・・・のような素晴らしい景色が冬バージョンで拝めるのだ。ひるむわけにはいかない。
こんな感じの写真が「まっぷる」にも載っていて、是非とも写真を撮りたかった。
かつて単身ライダーさんのブログでも山寺が紹介されていて、それを見たときも「絶対ここに行きたい！」と思ったものだ。
それが今日実現する。
気合を入れて歩いていくと・・・
けっこう・・・雪深いでんな。
ちょっと心配したけど、ああ、観光地だもん、ちゃんと雪かきしてくれてんよね。と安心した。
入り口。拝観料300円を支払う。
すると、
「足元不安な場合は長靴の貸し出しをしてますのでよろしかったらご利用ください」
とか言っている。
おいおい、階段が見えんで。
おいおい、段になってへんで。
たまーに段になってると思ったら氷でツルッツルだのだった。
※ちなみにわたしの靴はRSタイチの防水ライディングシューズでございます。
そして上りながら考えた。
「こりゃ上るのはまだいーが、帰りはだいじょぶなんか？」
絶対に滑るわけにはいかない！
いやあ・・・。
日本の観光地でこーゆーの珍しぐねが？
これって絶対危険な状態だから、普通は拝観禁止にしちゃうはずなんだが・・・。
アメリカなんかだと「自分の責任で」ってことで入るのはまるで自由になる。
逆に言うと日本でこれは貴重だよね。
半ばアスレチックのような気分で楽しくなってくるのだった。
見事な氷柱。
お地蔵さんがうまっとるやんけ。
絵になるのお。
こんなん見ると、ここは夏に来るべきところなのでは？とちょっと思った。
仁王門である。
ここまですでに40分近くを費やしていた。ここを通過してわかったが頂上はもうすぐそこだ。
奥の院。ほぼ全部閉鎖中。
単身ライダーさんのブログにもあったショットと似ている。見事な雪帽子。
天井に見えるのがめざす五大堂である。
実はこの手前に開山堂というのがあって、その真横にここに至る階段があるのだが埋もれてて気がつかなかった。
手綱につかまりながら上るなんて・・・。
でも・・・・
来たあーーーー！
まっぷるとほぼ同じショットーーー！
冬バージョン。
やっほー！( o￣▽)o＜
ヒューっ！（≧∇≦）ъ
イエーイ！(ﾉﾟ∇ﾟ)ﾉ⌒☆
山寺駅が見える。
いやあ・・・。疲れた・・・。
けど来た甲斐があったというものだ。
その後、下りではマイハニーがスキー場での「尻すべり」に続いて、五大堂から開山堂を「尻すべり」していた。
つまり、雪で階段ではなくなってるところを尻餅ついてそのまますべって下ってしまったのだが・・・。
見事な滑りっぷりで悪いけど大声で笑ってしまった。
きっとお山じゅうにわたしの笑いが響いたことだと思う。
それほどおもしろかった。
もちろんケガがなかったからだけど。
一方、わたしは手すりつかまって後ろ向きに足を滑らせながら下りたりしてガキんちょみたいに結構楽しんだのだった。
ふもとのそば屋で昼食となった。
初芋煮！
牛肉のだしが結構効いてんのね。オレ的には昨夜の味噌味のほうが好きかも。
玉こんにゃくとからしの相性が最高だわ。
手打ちのおそばでとてもおいしかった。
食事を終えて、落ち着いたら
なんだかからだの節々が痛い。
スキーの筋肉痛が今になって現れたのだった。
銀山温泉に浸かってもみほぐそう。
↑「こんな悪条件の中よくもまあ・・・無茶しまんなー。」「階段のない山寺に上ってみたい」などなど、いろいろと思われたかたは、是非押してくだされ～(ノ^∇^)ノ
