試乗あらし 七・八之章 FAZER8 / XJ6
※「試乗あらし」シリーズは、あくまでも素人の主観ですのであしからず。
タイトルからして「あれ?2台いっぺん?ああ、あまり気に入らなかったんだな・・・」と思われた方、多いと思います。
いえ、そうではなくて、「わからなかった」というのが正直なところなんです。
加速がいいのは当たり前。
そこに感動があるか?と問われれば、トゥオーノやスピードトリプルの怒涛の加速を味わった後では、「薄い」と言うしかない。
試したいのは、足つき・車重を含めての乗り心地や、800や600という排気量で必要十分なのかどうか、ワインディングのしやすさや高速安定性なわけで・・・・。
「それは試乗とは言わない」とディーラーのおっちゃん、口(くち)太郎が言う。さらに、
「ほんのちょっと街中を走っただけでそのバイクを過小評価されてしまうのはこちらとしても不本意である。うちがレンタルをやっているのはそのためでもある。そのバイクを知りたいのならレンタルしてとことん乗って欲しい」
というようなことも。
まったくその通りだ。口太郎のおっちゃん。
だがな、おっちゃん、それをDUCATIは無料でやってるんだぜ。
BMWだって店舗によっては3千円かかるけどほぼ一日乗らせてくれるところもあるのだ。さらに来週には大観山で大掛かりな試乗会を行うのだぞ。
「試乗させてもらっててそこまで言うか」
言うね。消費者だからね。
もうちっと企業努力をしなさいよ、と。
無料で、とまでは言うまい。
レンタルもやってんだったらせめて「ヤマハ製バイクに限りレンタル半額キャンペーン、さらにご成約で○○円お値引き」ぐらいやってもいーんじゃないかい?
まあ外車と違って国産車はそこまでやんなくても売れるってことなんだらうね。そうだらうね。
しかし、かりにも「試乗キャラバン」と広告で謳っておいて客寄せしておきながら平地を走るだけってのはあまりにもしょぼい。
こちとらお友達まで誘ったのに・・・・。
(GASHOBさんはいい人で「とても楽しかった」っておっしゃってくださったから良かったけど・・・)
しまいにゃ、おっちゃん、「実はこのキャラバン、新発売のスクーター(名前忘れた)を体感してもらいたいために昨日今日とやってるんですが、それに乗りに来たお客さんは一人もいないんですよね」
だ、そうだ。
それって・・・・。
まあ維水志本人も街中試乗のしょぼさは十分納得してやってるんだけど、ちょっと一言言っておきたかったのである。
さて、そんな感じでのインプレですので、口太郎のおっちゃんの言うとおりあまり当てにはなりません。
読まれる方はそのあたりを考慮してお読みください。
1回目は維水志がFAZER8でGASHOB氏がXJ6。2回目はお互いに乗り換えて試乗した。
FAZER8に乗るGASHOBさん。
XJ6に乗る維水志。二人で行くと写真を撮ってもらえるのもいいね。
シート高は8が815で6が785だそうだ。
6のほうは影丸より低いのだが4気筒だけあって幅があるためかそうは思えなった。
なので足つきはちと高めなのだが車体が軽いためか、そんなに気にならなかった。
ちなみに8は2センチほど低いローシートが選べるらしいですよ、単身さん。
2台の車格は大差なく、またがった感じ「(一方と比べて)硬いな」と思ったのがXJ6のほうだった。
ハンドル幅もXJ6のほうががFAZER8より内側に絞ってあることからもXJ6のほうが走り重視でFAZER8は乗り心地重視なのかもしれない。後者はサスもやわらかく感じたし。
リアのサス設定可能なのがFAZER8、前後とも動かせるのはその上のFZ1シリーズだという。
FAZER8のカラー、マットブラックは迫力と気品あるスタイルに感じた。口太郎のおっちゃんが言うにはアルミフレームが売りだそうだ。
こちらXJ6はフルカウルバージョンもある。これはハーフカウル。
アップハンドルでフルカウルというと、Ninja650とこのモデルぐらいしかないんじゃないか。
そういう意味でもこれで十分なら選択肢の中に入ってくるというものだ。そのあたりを口太郎のおっちゃんに聞いてみると、
昔、馬力規制がかかってたときはナナハンで77馬力だった。そこから考えてもXJ6の600で78馬力というのは必要十分なのだ、という。
そりゃそうかもしれないが、ムルティで余裕のタンデム高速走行を経験した維水志にとってはいまいち納得のいかない話しなのだった。
やはり高速走行をしないと話しが堂々巡りである。
メーター周りは両車ともほとんど同じである。ちなみにミラーはNinja400Rのそれと比べて見やすい。
あと気になったのはFAZER8は左足後ろあたりが熱かった。それと車種によるのかもしれないが、クラッチのつなぎ方が難しい。発進するのに2回エンストした。
そして走りだが、8のほうは低速でややギクシャクする感じがし、6のほうはひたすら乗りやすいのだった。6の車重211キロはNinja400Rの203キロと大して変わらず大型に乗ってる気がしない。(それで馬力は影丸より34も高いのだが)
ストリートトリプルのときもそうだったけど街中だけのインプレではその走りやすさからどうしても排気量が小さいほうに軍配が上がってしまうのは仕方がない。
ABSの効き目も試そうとしたのだけれど、出発前に口太郎のおっちゃんが「後輪中心じゃないと危ないです」という忠告を受けたので辞めておいた。自分的には後輪中心のほうが慣れているのだが、そんな中途ハンパなABSじゃ試乗では怖くて試せん。(kazuさん、ごめんなさい)
国産4気筒。
クエスチョンマークだらけで試乗を終えた。
たぶんものすごく乗りやすいからなんだろう、印象が薄かった。
何も感じないほどに上手に作り上げられているバイクなんだと思った。
制限時間が来てしまったGASHOBさんを見送り維水志は口太郎のおっちゃんと商談だ。
見積り、と言ってもほとんどHPで紹介されている費用と変わらなかったので割愛する。
お得な情報としては金利が3.5%というのがあり、信販会社に申し込みすると2.9%というのが使えるらしい。何回までだったかは定かではないが確か36回までだったと思う。(注:興味のある方は直接YSPにお問い合わせください)
そして免許応援キャンペーンで8万円。ただしこれは免許を取る前に申し込まないといけない。
ここでも口太郎のおっちゃんは、「惜しいなあ・・・。もっと早く申し込んでれば・・」を繰り返す。
・・・・・・。
売りたいんだったらなんとかしなさいよ!
ちなみに同じ免許応援キャンペーンをやっているDUCATIのは免許取得後1年以内なら有効である。
まあこのあたりも企業努力の差が大いに出ているね。
ヤマハ・・・。
むーん・・・。
さて、今日の2台をレンタルバイクで借りるかどうか。
うーん。
800ccクラスの高速性能を試すならタイガー800を借りるかなあ。
↑最後まで読んで頂きありがたき幸せでごんす(@^0^@)
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