借り換えとは無情なものである
住宅を購入してまだ2年も経たないが、ひょんなことから早くも住宅ローンを借り換えることになった。
自営業者にしては、もともと割と低い変動金利で住宅ローンを組めたのだが、それよりもたった0.4パーセント下がるだけでも月々の支払いが若干だが減り、トータル的に見るとさらにもっとお得になるということが判明した。
まあたぶん支払期間がまだまだ長いから、というのもあるのだろう。
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きっかけはマイカーローンである。
そう。
大型バイクを購入する場合、現金一括は無理なので当然ながらローンを組む必要があるわけで。
マイカーローンと言うよりも、オートローンというのが本当のところである。
それでいろんなサイトで金利が安いオートローンを探したのだが、いわゆる大手銀行や都市銀行は相変わらず自営業者には振り向いてくれないようで、維水志にはまったく縁がないのだった。
ネット銀行や損保ぷーたらとてそれは同じで、家が担保になるからか、借りれらることは借りられそうなのだけれども、いわゆる金利の優遇条件がほぼ当てはまらない。
従って、金利の幅がピンからキリまである中で、一番高い数値からちょっと低いぐらいの値にしかならない。
それだと、バイクのディーラーのローンでも今は2.9%ぐらいのがあるのに、それと大して変わらなくなってしまうのだった。
優遇を受ける条件としては、どこも「当行で住宅ローンを組まれている方」というのが圧倒的に多い。
その他、まず使うことがないだろう「カードローンの申し込み」や、バイクにゃ縁のない「エコカー購入」だったり、「公共料金の引落」だったりする。
そのうちいくつかは該当するのだけれど、優遇を受けられる条件をフルに満たすことはほぼ不可能なのだった。
だったらネット上で一番低い利率をゲットできないにしても、自分が住宅ローンを組んでいる地元の信金でマイカーローンの相談をするのが手っ取り早いだろうと考えた。
信金は自営業者に優しいし。
で、最初はそうした。
そして実際にGW前、積立をする等の条件を満たすことで、維水志が借りる予定年数では最高優遇の2.15%を受けられることになっていた。
さらには2.9%で組んでいるクルマローンの残債も一緒にしてしまうことになっていた。
ところが、である。
そのつもりでいよいよ話を進めて行こうかという矢先、あろうことか、システムが変わって住宅ローンを組んでいる者が当然受けられずはずのプライオリティがなくなったのだと言う。
しかもそれを事前に連絡をくれるわけでもない。
アポイントを取ったにもかかわらず、その時点で知らせずにこっちが出向いて行った先でそれを言うってのはどーゆーこと?
「維水志さ~ん。大変なことをお知らせするのを忘れてましたよ~」
だあ?
あんたらねぇ・・・・。
とにかく住宅ローンで優遇ポイントが得られないなら、他の部分でポイントを稼がなければいけなくなったのだが、それがさらなるカードローン申込や積立が必要で、それをしたとしても、MAX優遇2.15には届かずに2.35止まりなんだそうだ。
クソである。
まあ2.15でも2.35でも月々数百円しか変わらない程度なんだけども、気分が違うじゃないか。
なんで住宅ローンを組んでんのに優遇が受けられないんだ???
しかも、そんな重要なことをなんで事前に連絡してこない?
もしかして、貸したくないんじゃ・・・。
という理不尽さと不信感を覚えたのだった。
とは言え、他のところで聞いても大して変わらんのだったら、こんな理不尽な扱いを受けならがも結局はここに頼るしか夢の大型バイクを手に入れる術はないのだった。
そんでまあダメ元で、同じく地元エリアを中心とする別の信金に足を運んでみたのだった。
そしたら・・・・、である。
人間、やっぱ諦めちゃいかんわな。
話が思わぬ方向へ展開していくのである。
始めは「あー、思ってた通りだ。無駄足を踏んだ」と思った。
オートローン金利1.95-2.95%幅でも維水志が受けられる優遇金利は0.6ポイントで、最高でも2.35となり現取引信金と変わらないのだった。
渋々諦めて帰ろうとしたら、
「住宅ローンの借り換えをしていただければ条件も変わりますよ」
と、おっしゃる。
そして借り換えをした場合の住宅ローンの支払いがどのように変わるかなどのシミュレーションはただでやってくれる、というのだった。
ほう。
そりゃまた興味ありまんな。
それは儲かりまっか?
美味しい話だと思ったので、早速必要書類を一式揃えて再訪すると、ぱっと見だが、これなら間違いなく借り換えた方がメリットが出そうだとおっしゃる。
住宅ローンを組めば、オートローンも若干ではあるが、2.35よりさらに優遇を受けられるようになるのだ。
しかもそこに車のローン分も一緒にしてくれる、という点も現取引先と同じということは、両方合わせるとさらに金利面で特になる、ということじゃないか。
ただ借り換えるとなれば、手数料等ま~た余計な資金が必要になることが懸念されたのだが、それでも冒頭で記したように、たった0.4%金利が低いだけでも随分と恩恵を得られるという説明を受けた。
今回、借り換えをするにあたって、数あるメリットの中で特に維水志の心を捕らえたのは、「将来、変動金利が上がるとしても、どこの信金も皆同じ利率で上がる」、ということだった。
だったら元が低い方がいいに決まってる。
そして気になる手数料に関しても、朗報を聞くことができた。
手数料の中でも一番高い保証料だが、維水志の場合、まだローンを組んで2年以内なので、現行ローンの保証料が概算でも6割以上は戻ってくるらしい。
土地と建物で2本ローンを組んでいる現行2本分の保証料6割が戻ってくるのはでかい。
今回、新たな信金さんで1本にまとめてもらえるなら、そこで発生する保証料分をも賄えるほどである。
つまり保証料に関しては前に組んだローンの分がほぼチャラになり、無駄にならないってことだ。
その他諸々の手数料も数十万あるわけだが、それをローンに上乗せして借り直しても、今より確実に負担が減ることもわかった。
また、手数料以外にも、戸籍謄本、住民票、印鑑証明、収入証明書など書類の費用、融資の際の振込手数料、出資金等、ジャブのように殴打を続けられると徐々に大きな負担になってくる費用もあることはある。
だがこれらも問題ない。
というのも概算したところ、月々の住宅ローンの支払いが減るのと、低い金利でオートローンを組める分、数か月でこれらの元が簡単に取れるからだ。
手間が面倒なだけであるが、なに、少しでも支払いが少なくなるなら造作もないことである。
そんじゃ、もうこっちの信金さんに寝返りを打つしかなかろうて。
確かに今の信金にゃ世話になった。
彼らのお陰で今の維水志邸があるわけだし。
だが、それはそれだ。
当初、家のローンを組む際に、実際にはもう一つ融資をしてくれる都市銀行が他に候補としてあり、絶対に今の信金じゃなきゃいけなかったわけでもない。
その都市銀行を選ばなかったのは、自己資金があるにも関わらず、諸々の手数料のほぼすべてが金利に上乗せされる分、月々の支払いが多くなるのが嫌だったからに過ぎない。
なので別に現取引先の信金に恩義を感じる必要もないのである。
それに加えて、住宅ローンを組んでいる者に対してこの冷遇、適当な態度だ。
顧客にとって代替手段があるならば、簡単に心変わりをさせてしまう要因がいっぱいあったのである。
無情?
「そんなことはない」
と、胸を張って言える。
あ~あ、こうやって顧客を失うわけかあ。
やっぱ、対応ってのはちゃんとすべきだよねー。
釣った魚にゃエサをやらない、ってのはホント、ダメだわ。
そんなわけで新たに取引銀行を替えることになったのだ。
そして新たに審査を受けなければいけないので、この1か月、いろいろと書類を揃えんのに奔走させられた。
借り換えるなら即実行しないと諸々の数値が変わってしまうんで面倒らしい。
この辺り、時間が自由に使える自営業者の強みである。
特に維水志の場合は午前中に動けるというのは大きなメリットだな。
で、順風満帆に進み、全ての準備は滞りなく整ったのだった。
そして借り換え完了!
オートローンもオッケー!
借り換えの話を聞いてから、実際に融資実行までの期間がほぼ1か月である。
そしてなんと嬉しいことに、車のローンと併せたお陰でエコカーポイントが加算され(バイクのローンなのに)、金利幅最高の1.95%で貸してもらえる、というオマケ付きだ。
こりゃおそらくは維水志の状況下で叩き出せる最良の数値だろう。
何から何までいいこと尽くしだー。
新たな信金さん、優しくしてくれて、どうもありがとうございます(*´▽`*)
これからも、よろしくお願いいたしまーす。
付け加えるのであれば、ここの信金さんの担当してくれた方はとっても真摯な方であった。
とにかく何事にも慎重で大雑把なことは何一つ言わない。
それでも言うとなれば、「そういう可能性も無きにしも非ず」というスタンスでしか言わない。
ゆえにこちらとしても信頼がおけるのだ。
まあこれから先、コンタクトを取るとしたら、オートローンを一括返済するときぐらいだろうと思うが、こちらに替えて本当に良かったと思う。
後はロデムが来るその日を待つだけだ。
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