昭和ノスタルジア
しっかしこんなに悪天候が続くことって今まであったのかね?
たまーにお天道様を拝めることがあるが、それでもいつ雨が降ってもおかしくないような雨雲の間から顔をちょいと顔を出す程度なもんで、とてもじゃないがバイクで出かける気にはなれない。
そんなんがもう一体何日続いているのだろうか?
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さすがにもうネタが見つからない。
見つからないけど、カレンダー埋めにチャレンジする以上、ネタを絞り出さないといかん。
あ、ちなみに「カレンダー埋め」、というのは、更新を毎日やってブログ上のカレンダー全ての日に更新印を付けることを言うのだ。
ブログを始めて約9年、今までにもこの難題に何回か挑んだのだが、成功したのはたったの1回だけ。
2015年9月から2016年8月まで。
それをやって何か意味があるのか?と問われれば、即答しよう。
答えはノーである。
単なる自己満足でしかない。
で、今年は暇だから、また成功するかな、と思って。
だが実際はリアルタイム更新ではないことが多い。
後から記事を付け加えている。
維水志のブログの特徴として一つの記事の文字数が結構多くなるため、毎日その日のうちに記事を完成させるのが難しいのである。
ネタを毎日考えるのも大変なのだ。
だから、4コマ漫画を毎日新聞に載せるとか、連載漫画を毎週の締め切りに間に合わせるとか、ホント、尋常じゃない苦労があるのだろうなと思う。
さて、本題に入ろう。
そんな中、やっと絞り出したネタを書くとしよう。
題して「昭和ノスタルジア」。
内容は、エロ本を手に入れるのに、昔はいかに苦労をしたか、という話である。
いやあ、もう先日は夢までネタにしたのだ。もう恐れるものは何もないのさー。
とにかく今みたいにネットで何でも見られる時代ってのはちょっと考えもんだと思う。
何でも簡単に見られない時代は、なかなか見られない貴重な画像を、どーやったら人知れず手にすることができるか、ない知恵を絞り出さないといかんから思考がかなり鍛えられたと言える。
今は、逆に見たくないもんをいかに見ないようにするかの工夫がいるかもしれんが、そんなんブラウザの設定をちょちょっといじくりゃどーにでもなるだろうからそんなに知恵は要らないはず。
本題に入ろう。
維水志がそういったことに興味を持ち始めたのはたぶん中1ぐらいの時だったと思う。
生まれは横浜だが小学生時代は相模原で過ごした。
当時は相模原なんてホント素朴な田舎でしかなかった。
小学校を卒業と同時に都会の横浜に引っ越してきて、環境は大きく変わった。
中学生になったからか、横浜が都会だからかはわからんが、クラスのマセガキ率が相当高くなった影響があったと言える。
実際、後々の経験から言うと、横浜エリアの学生のほうが相模原エリアのそれより学年が一つ上に見えたものだから、やっぱ横浜が都会だったから、というのが正解だろう。
それはともかく、そのころはエロ本を手に入れるなどという、大それた野望は抱きさえもしなかった。
むしろ、夜の時間帯にやっているちょっとエッチな番組をどうやったら親に気づかれずに見れるか、ということに躍起になっていた。
具体的にはイレブンPMという番組だったと思うのだが、見られるチャンスが訪れるのはそう多くなかった。
他にもプレイガールとか、ウィークエンダーの再現フィルムといったものもあったが、それらは親が起きているようなまだ早い時間帯だったので見るのはハードルが高すぎて到底ムリだった。
そして、なんたってテレビは基本一家に一台の時代、しかもあるのはリビングルームだ。
親が寝静まって、もう居間には来ない、というのが確信できる時だけなのである。
しかも狭い家だ。
襖の向こうには親が寝ている状態。
少しの油断も許されないのである。
また、親が就寝する時間帯に、息子が起きて居間に居座り続けるには何らかの理由が必要だった。
「やらなきゃいけない宿題がある」とかである。
さらに、イレブンPMといえども、毎日エッチなプログラムが組まれていたわけじゃなかったと記憶している。
今では考えられないことだが、当時は新聞の番組欄に、青少年の心を鷲掴みにしてしまうであろうエロいタイトルが堂々と載っていたので、それを目にしてしまったら、今宵は何としても見逃せない回だぞ、という衝動を抑えるのが大変だった。
そうした数々の神タイトルを無念な気持ちで幾度となく見過ごしてしまいながらも、その時は必ずやってくるのだった。
だが千載一遇のチャンスをものにするには、本当に慎重に事を運ばないといけない。
テレビを見ていることを気づかれないようにするのがそりゃもう大変だった。
なんたって昔のテレビのスイッチときたら、今みたいにリモコンじゃないわけで。
スイッチをプチっと前に引っ張り出すタイプだったと思うが、その「プチっ」という音を聞かれてはいけないのである。
しかもその後、「ブ~ン・・・」という、ブラウン管の音なのかわからんが不気味な音が静寂な空間に鳴り響くのである。
「プチっ、ブ~ン・・・」の連続音はさすがに危険。
せめて最初の「プチっ」だけでも何とかしないといけない。
対策として維水志が取った作戦は、予めスイッチは引っ張っておき、テレビのコンセントを抜いておくことだった。
コンセントを入れる音ならかなり抑えることができるのだ。
そしてもちろん音対策として、イヤホンジャックも挿入しておくのは忘れない。
そんな苦労があっても、なんとかイレブンPMを見ることに成功したのは数えるほどしかなかったろう。
それで内容が期待してたほどでなかったり、エロい場面がほとんどなかったりした時の失望と言ったらなかった。
どうでもいい、釣り特集とかやってんと、大橋巨泉をぶんなぐってやりたい衝動にかられたものだ。
そんな、希少な割に当たりはずれが多い機会に頼るより、もっと素晴らしい策がいっぱいある、と気づかせてくれたのが、エロ本の存在だったのである。
<つづく>
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