暗闇の設営
さて、キャンプ場まで66キロを残し最後の休憩地ファミマを出立した我々だが、まだまだ距離がある中だんだんと日が暮れていくのであった。
完全に日没となったころ、給油のために一度停車。
まだあと20キロほど残っている。
寒いし、肩こりがひどくてただただ辛いのだった。
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ようやくとゴールが見え始めたころ、国道から県道に入ったところで「ダム湖入り口」の標識を発見。
だがグーグルナビによると距離はまだ10キロ以上ある。
「え?なんで?」
確か、キャンプ場の名前は「白川ダム湖畔オートキャンプ場」だったはずだが・・・。
で、県道に入ると、街灯すらなく、頼りはバイクのヘッドライトだけ。
途中、タヌキだかテンだかわからん小動物が道路を横切ったりする、とっても暗い道となり不安が煽られる。
こんな時、Ninja1000のヘッドライトの明るさはありがたい。
「あってんの?この道で?」
間違っていたらまたこの距離を戻らないといけない。
Ninja1000のヘッドライトをハイビームにすると超明るくなるので、県道に入ってすぐの時は後続の二人と距離を開けずに走行していたが、先行きにヤバさを感じ始めてからは維水志だけ先行することにした。
ただ一つ、グリップヒーターの温かみだけがこのまま前に進む勇気を与えてくれる。
残り1キロを切って、やっと目的地の標識を発見。
だが「こ、こんな夜遅くに受け入れてもらえるのかしら?」という不安は抱えたままである。
後の二人を待ってから先に進む。
ようやくキャンプ場の受付をしている民宿?に到着だ。
ほぼ18時である。
結論から言うと受け入れてもらえたのだが、受付に行くと、「え?今から設営ですか?」と驚かれた。
炭はあるが、薪はないそうだ。
オートサイトのどこでも好きなところを使ってよい、ということだった。
ちょっと割り引いてもらって三人で4500円、炭650円、風呂一人400円だそうだ。
風呂は21時まで入れるというから、こりゃもうダッシュで設営して即、風呂に入るっきゃないだろう!
で、そのオートサイトへ行くのでさえ、暗くてほぼなんも見えない。
最初、明かりのあるほうへ進むがそっちはフリーサイトだった。
こ、これからホントに設営すんのけ?
他のキャンパーには申し訳ないが、バイク3台のエンジンをかけたままサイトをライトで照らしながら作業を進めることに。
まあ、離れてるからだいじょぶ・・・かな?
もしかしたら隊長が断りに行ってくれてたかも。
その隊長が、「ヘッドライトがなーい」と叫んでいる。
単身さんがランタンを貸してあげている。
霧が深く、シートの上に置いたものはたちまち露が付いて濡れていく。
維水志もだいぶテントを張るのに慣れてきたようで、皆にそんなに遅れることなく設営完了。
じゃあとっとと風呂に入って疲れを癒し、宴に入りましょうや。
公道を走ることがないので、メットもせずに再びバイク3台で風呂のある宿泊棟のほうへ。
受付で400円を支払い、あっという間に真っ裸になって風呂へ。
ああ・・・。
極楽とはこのことか。
風呂に入ることによって一日の疲れが全部吹っ飛ぶのだ。
き、気持ちよすぎる。
さあて、冷え切った体もあったまったし、懲りもだいぶ和らいだ。
さあ宴会だ!
朧月夜?
いい雰囲気じゃんかあ。
時刻は20時を少し回ったところ。
なんだぁ、まだまだ夜は長いじゃんかあ。
飲むぞ~!
まずは火をつけて、と。
火、ってのはいいなあ、とつくづく感じる。
じゃ、カンパーイ!
へへ、すっかり暗くなっちゃったねー。
単身さんは去年山形ツーで好評だった「KAZOOで焼く冷凍餃子」を準備する。
維水志はこれ。持参した「お焼きとん漬け」を準備。
隊長に借りた切れの良いナイフを使って適当な幅に切ったら、
アルミホイルに包んで直火焼きすればよいだけなのだ。
KAZOOの餃子と共に準備完了!
一方、隊長のラムしゃぶ!
これ、2014年の北海道ツーの釧路以来で、とっても楽しみにしてたんだ。
こいつは鍋の火が煮立つのを待てばいいだけだ。
〆には即席ラーメンが控えているぞ!
続々と出来上がって来るぞー。
相変わらずKAZOOで焼いた餃子は皮がパリッとして美味いねー。
だがやっぱ味の素餃子のほうがいいね。
維水志のとん漬けも完成!
量が多いんで二つに分けたが、二回目のほうがちょうどよく火が入ったようだ。
皆さんにもなかなかの評判で良かった。
一つ目は野菜の火の通りが今一つだったもんで、そこは責任払い、ということで維水志がかなり処理した。
ラームしゃぶぅ~!
・・・。
う~む。
酒が回ってきてあんまり食べられない・・・。
なんか、「寝落ちの瞬間」みたいな写真を撮られたような気がする。
ダメだあ~。
アルコールが抜けるまで1時間ぐらいかかりそうだ。
疲れている時にアルコールが入るといつもこんな感じになってしまう。
缶ビールたった一本でこれだ。
次回からアルコール度数が低いお酒にしよう。
それにしても食べられない原因はアルコールだけじゃない気がする。
低糖質ダイエットを始めてもうすぐ一年になるが、明らかに食べる量は減っている。
そこにきて、料理が出来上がる前に調子に乗ってあられをパクついていたのもいかんのだろう。
だって、久しぶりのおせんべいが美味くてたまらなかったのよ。
だが気づけばとん漬けもラムシャブも綺麗に片付いた。
きっと単身さんが頑張ってくれたに違いない。
そして隊長のボルテージも最高点に達しつつあった。
そして酔っぱらった隊長の新たな一面が垣間見れた。
名付けて、
「駄々っ子」バージョン。
「嫌だあ」とか「〇〇がない~」とか「〇〇してぇ~」と、とにかく駄々をこねるのである。
このバージョンは翌日の宴でも見られることになる。
そして気付けば時刻は夜中の1時20分過ぎ。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくのはいつものこと。
思ったよりも寒くないのはしっかり準備しておいたワークマン防寒着のお陰だろう。
こりゃぐっすりと眠れそうだ。
明日の朝はのんびりと撤収だそうだし、きっと疲れも取れてさらに楽しい一日になるだろう。
ではおやすみなさい!
また明日!
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